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【白蓮教】🔗🔉

【白蓮教】 ビャクレンキョウ 明ミン代末期・清シン代初期の宗教的秘密結社。元ゲン代におこり、仏教を利用した祈祷キトウ・治病などで勢力を広げていった。清になって、しばしば反乱をおこしたが弾圧された。義和団はこの分派。

【白頭】🔗🔉

【白頭】 ハクトウ しらがあたま。「白頭掻更短=白頭掻ケバ更ニ短シ」〔→杜甫

【白頭翁】🔗🔉

【白頭翁】 ハクトウオウ 白髪の老人。むくどりの別名。おきなぐさ(野草の一種)の別名。

【白頭如新】🔗🔉

【白頭如新】 ハクトウシンノゴトシ・ハクトウアラタナルガゴトシ〈故事〉互いにしらが頭の老人になるまでつきあっても、心が通いあわなければ、はじめて知り合ったも同然である。〔→史記転じて、友達どうしがお互いに心のうちを理解しなかったことをあやまることば。

【白檀】🔗🔉

【白檀】 ハクダン・ビャクダン 熱帯産の香木の一種。

【白簡】🔗🔉

【白簡】 ハッカン 役人の不正を弾劾する上奏書。他人の手紙の敬称。お手紙。

【白璧】🔗🔉

【白璧】 ハクヘキ 白色の璧(ドーナツ型の平らな玉)。「青銭白璧買無端=青銭白璧買フニ端無シ」〔→李賀

【白璧微瑕】🔗🔉

【白璧微瑕】 ハクヘキノビカ〈故事〉白色の玉にあるわずかなきず。りっぱなものにわずかな欠点があることのたとえ。〔→昭明太子

【白蘋】🔗🔉

【白蘋】 ハクヒン 白い花の咲く浮き草。「楊花雪落覆白蘋=楊花ハ雪ノゴトク落チテ白蘋ヲ覆フ」〔→杜甫

【白露】🔗🔉

【白露】 ハクロ 露の美称。しらつゆ。「始出厳霜結、今来白露晞=始メ出デシトキ厳霜結ビ、今来タレバ白露晞ク」〔→曹植二十四気の一つ。処暑と秋分の間。陽暦で九月八、九日ごろ。茶の一種。

【白鴎】🔗🔉

【白鴎】 ハクオウ 羽の白いかもめ。「此心吾与白鴎盟=此ノ心吾白鴎ト盟ス」〔→黄庭堅

【白鷺洲】🔗🔉

【白鷺洲】 ハクロシュウ 南京ナンキンの南西の長江にある中州。

【白氏文集】🔗🔉

【白氏文集】 ハクシモンジュウ〈書物〉七一巻。中唐の白居易ハクキョイ(772〜846)の詩文集。『白氏長慶集』ともいう。前・後・続後集からなり、前集は824年、後集は42年、続後集は45年成立。いま伝えられる『白氏文集』(あるいは『白氏長慶集』)は、前集は他の人が編集し、後集・続後集は白居易が編集した。白居易の詩は平易明白なことで知られており、唐代において盛んに読まれた。日本にも早くから伝わり、『枕草子』に、「ふみは文集モンジュウ、文選モンゼン、はかせの申文モウシブミ」とあるように、『文集』の名で広く愛読された。とくに、「長恨歌チョウゴンカ」「琵琶行ビワコウ」「売炭翁」「岳陽楼に題す」などの作品は親しまれている。詩の内容が当時の社会情況や制度を克明にうつしているので、唐の社会・経済史の史料としても重要な価値がある。

漢字源 ページ 3006