【破瓜】 ハカ 女子の十六歳。▽瓜の字を二つにわけると八と八になることから。男子の六十四歳。▽八かける八は、六十四であることから。

【破目】 ハメ〔国〕壁の上に板を並べて張りつけた物。壁の板張り。羽目。どうにもならない困った場合。

【破字】 ハジ 古書の仮借字を本字に当てなおしてよみ解釈すること。

【破竹勢】 ハチクノイキオイ〈故事〉竹が一直線に割れるように、物事が勢いよくすすむこと。〔→晋書〕

【破戒】 ハカイ・カイヲヤブル 〔仏〕仏道を修行している者が、戒律をやぶる。仏のいましめをやぶる。犯戒とも。〔国〕きまり・いましめをやぶる。

【破却】 ハキャク 敵をうち破り退けること。やぶりすてる。めちゃめちゃにこわすこと。

【破局】 ハキョク〔国〕物事がまとまらないで、悪い結果に終わること。

【破体】 ハタイ 書体の一つ。晋シンの王献之オウケンシが王羲之オウギシの行書をかえてつくったという行書の変体。ある字の標準ではない字体。破体字。

【破邪顕正】 ハジャケンセイ・ハジャケンショウ〔仏〕悪道、悪い考えをうちやぶって、正道をあらわす。仏教の諸派は、すべてこれを目標とする。『破顕ハケン』

【破的】 ハテキ・マトヲヤブル 的にあてる。転じて、道理にあった話のこと。〔→世説〕

【破門】 ハモン こわれた門。モンヲヤブル門をこわす。〔仏〕その宗派から除名し、信者の資格をうばう。〔国〕師が、でしとの師弟関係を絶つ。

【破屋】 ハオク あれはてこわれた家。あばらや。「吟詩破屋愁鳶蹲＝詩ヲ破屋ニ吟ジテ愁鳶ノゴトク蹲ル」〔→蘇軾〕

【破砕｛摧｝】 ハサイ こなごなにうちくだく。また、やぶれほろびる。

【破胆】 ハタン・キモヲヤブル 非常に驚きおそれる。ぎょっとする。〔→韓非〕