【秋霜】 シュウソウ 秋におりる霜。「繁華将茂、秋霜悴之＝繁華マサニ茂ラントス、秋霜コレヲ悴ラス」〔→曹植〕刑罰のきびしいこと、志のかたいことなどのたとえ。白髪のたとえ。

【秋霜烈日】 シュウソウレッジツ〈故事〉秋の冷たい霜と、夏の強烈な日光。刑罰・志操などのきびしいことのたとえ。

【秋斂】 シュウレン 秋になって農作物をとり入れること。秋に、農民から租税や農作物などをとりたてること。▽「斂」は、よせ集める、しぼる。

【秋蝉】 シュウセン 秋に鳴くせみ。『秋蜩シュウチョウ』「嬋娟両鬢秋蝉翼＝嬋娟タル両鬢ハ秋蝉ノ翼」〔→白居易〕

【秋霽】 シュウセイ 秋、降る雨がやんで晴れわたること。

【秕】 9画　禾部　 区点=6730　16進=633E　シフトJIS=E25D 《音読み》　ヒ〈b〉 《訓読み》　しいな（しひな） 《意味》 ｛名｝しいな（シヒナ）。よく実がはいらない穀物。くっついて並んでいるだけで成熟していない穀物。〈同義語〉→粃。 ｛形｝実質がともなわない。粗悪である。 ヒス｛動・形｝けがれる。けがす。けがれたさま。 《解字》 会意兼形声。「禾（作物）＋音符比（くっついてならぶ）」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【秕政】 ヒセイ 悪い政治。人民を苦しめる政治。悪政。〔→後漢書〕

【秕糠】 ヒコウ しいなと、ぬか。転じて、細かな物。また、役にたたない物、粗悪な物のたとえ。

【秒】 9画　禾部　［三年］ 区点=4135　16進=4943　シフトJIS=9562 《常用音訓》ビョウ 《音読み》　ビョウ（ベウ）／ミョウ（メウ）〈mio〉 《訓読み》　のぎ 《意味》 ｛名・形｝のぎ。細い稲の穂の先。また、非常に小さい物。また、小さいさま。 ｛単位｝時間・角度・経緯度をはかる単位。一秒は一分の六十分の一。▽非常に小さい単位の意。 《解字》 会意。「禾（いね）＋少（小さい、細い）」。 《単語家族》 眇ビョウ（細目）苗（小さいなえ）妙（年の小さい女）などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語