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【耽耽】🔗🔉

【耽耽】 タンタン おく深いさま。樹木がこんもり茂り重なるさま。執念深く思いこむさま。

【耽湎】🔗🔉

【耽湎】 タンメン・タンベン 物事に熱中し、他のことをかえりみなくなる。

【耽惑】🔗🔉

【耽惑】 タンワク 物事に熱中し心をうばわれる。

【耽溺】🔗🔉

【耽溺】 タンデキ 物事にふけってむちゅうになる。物事に熱中する。

【耽楽】🔗🔉

【耽楽】 タンラク・タノシミニフケル 熱中してたのしむ。〔→書経

【耽読】🔗🔉

【耽読】 タンドク 読みふける。熱中して読む。

【聊】🔗🔉

【聊】 11画 耳部  区点=7056 16進=6658 シフトJIS=E3D6 《音読み》 リョウ(レウ)〈lio〉 《訓読み》 いささか 《意味》 {副}いささか。とりあえず。今しばらく。わりきれないままに。なんとはなしに。〈類義語〉→且ショ。「聊逍以相羊=聊カ逍シテモッテ相羊ス」〔→楚辞リョウス{動}どうにか事が運ぶ。やっとしまつする。「民、不聊生=民、生ヲ聊セズ」 「無聊ブリョウ」とは、事がわりきれず不快なこと。また、気持ちの晴れないこと。「意無聊=意無聊ナリ」〔→楚辞{動・形}耳鳴りがする。また、どうにか耳が通るが、よく聞こえないさま。「聊啾リョウシュウ(かすかに耳が鳴る)」 《解字》 会意兼形声。「耳+音符卯リュウ(つかえる、しこる)」で、耳がつかえて音がよく通らないこと。しばらくつかえて、とどまるの意から。一時のしのぎに(とりあえず)の意となる。▽この音符は、のち卯ボウ・モウと混同された。 《単語家族》 留(つかえる)瘤リュウ(しこる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要書物

【聊浪】🔗🔉

【聊浪】 リョウロウ なんということなくぶらつく。

【聊爾】🔗🔉

【聊爾】 リョウジ かりそめに。ふとした思いつきで。

【聊頼】🔗🔉

【聊頼】 リョウライ わりきってたよりにする。〈同義語〉寥頼。

【聊斎志異】🔗🔉

【聊斎志異】 リョウサイシイ〈書物〉一二巻。清シンの蒲松齢ホショウレイ(1640〜1715)の著。1679年成立。文語体で書かれた怪異小説集。博識と文才をもちながらついに官吏になりえなかった不平不満から、社会の矛盾への憤りをこめて書いたものという。聊斎は作者の書斎名。内容は、ほとんど神仙・狐鬼・精魅セイビ(ものの精、妖怪変化)に関する物語で、とりわけ狐妖と人間とのまじわりを中心に展開する情話が多い。典故を駆使した簡潔な古文で、夢幻の境地をつくりだしており、怪異文学中の白眉である。当時、人々は競ってこの書を伝写したという。日本には、江戸時代に伝えられ、明治以降に流行した。石川鴻斎イシカワコウサイの『花神譚』『夜窓鬼談』をはじめ、小金井きみ子の『革一重』、国木田独歩の『竹青』『王桂菴』『石清虚』『胡四娘』などの翻訳、あるいは本書に取材した作品が多い。

漢字源 ページ 3564