【自任】 ジニン・ミズカラニンズ 自分からすすんでひきうける。〔→孟子〕自分自身で、りっぱにやれると自信をもつ。

【自伐】 ジバツ ミズカラウツ自分で自分をうつ。「国必自伐、而後人伐之＝国必ズ自ラ伐チテ、シカル後人コレヲ伐ツ」〔→孟子〕ミズカラホコル自分で自分の長所をほこる。「不自伐、故有功＝自ラ伐ラズ、故ニ功有リ」〔→老子〕

【自我】 ジガ 自分。われ。万物に対立するものとして意識された自己。

【自戒】 ジカイ 自分で自分を戒めて慎む。

【自決】 ジケツ 自分で死ぬ。『自害ジガイ』水の力で自然に堤防がくずれて、水が流れ出す。自分で自分の態度をきめる。「民族自決」

【自助】 ジジョ 他人の力をたのまず、自分の力で努力する。

【自序】 ジジョ 自分の著書に、自分がはしがきをかくこと。また、そのはしがきの文章。自分で自分の平生のことをかくこと。

【自身】 ジシン 自分そのもの。また、その人そのもの。

【自足】 ジソク ミズカラタル自分で自分の状態に満足する。自分に必要なものを自分で調えること。「自給自足」

【自投】 ジトウ 自分から水の中に身をなげる。水中に飛びこんで自殺すること。投身自殺。

【自余】 ジヨ そのほか。〈同義語〉爾余。

【自来】 ジライ 自然にやってくる。物事の由来。来歴。それ以来。それから。〈同義語〉爾来。

【自画自賛】 ジガジサン〔国〕自分のかいた絵に、自分でそれに添えることば（＝賛）をかく。自分で自分をほめること。

【自劾】 ジガイ 自分で自分の罪状をつきつめる。

【自供】 ジキョウ 自分で自分のしたことを申しのべる。また、その事がら。

【自効】 ジコウ 自分から誠実な態度で対する。〔→漢書〕ありったけの努力をする。

【自刻】 ジコク 自分を苦しめて励ます。

【自若】 ジジャク 物事に驚かず、落ち着いていること。もとのままで、少しの変化・進歩のないこと。「孟子曰、自若也＝孟子曰ハク、自若タリ」〔→列女〕