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【虚空】🔗🔉

【虚空】 キョクウ・コクウ 大空のこと。人がいなくてさびしげな所。倉や家になにもないこと。〔仏〕空間。〔仏〕物の実体をはなれた境地。空界。

【虚空蔵】🔗🔉

【虚空蔵】 コクウゾウ・コクゾウ〔仏〕虚空蔵菩薩コクゾウボサツのこと。知恵・慈悲がこの上なく広大であるとされる。▽虚空(大空)を蔵クラとしているの意。密教では、「如意金剛ニョイコンゴウ」「無尽金剛」ともいう。

【虚実】🔗🔉

【虚実】 キョジツ うそと、まこと。ないことと、あること。事の真相。

【虚邪】🔗🔉

【虚邪】 キョジャ ゆったりとおとなしく、優雅なさま。▽「邪」は、雅。また、一説に、「虚徐」のと同じ意味で、キョジョと読むとも。〔→詩経いつわりやよこしま。精気のたりない所が外界のひずみをうけて病気をおこす。虚の状態からおこる体調の異常。

【虚受】🔗🔉

【虚受】 キョジュ 自分の能力では、やりとげることのできない重要な官職を受ける。私心を去って、人のことばを聞き入れる。

【虚往実帰】🔗🔉

【虚往実帰】 キョニシテユキジツニシテカエル 心をからにして先入観をなくしていけば、物の理を悟り得て帰ることができるということ。〔→荘子

【虚栄】🔗🔉

【虚栄】 キョエイ 実質の伴わない名誉。うわべばかりはでに飾ること。みえ。『虚美キョビ・虚飾キョショク』

【虚室】🔗🔉

【虚室】 キョシツ 人のいないへや。何もないへや。『虚堂キョドウ』「戸庭無塵雑、虚室有余間=戸庭塵雑無ク、虚室余間有リ」〔→陶潜

【虚室生白】🔗🔉

【虚室生白】 キョシツハクヲショウズ〈故事〉開け放した何もないへやには、日光がさしこんで明るくなる。心をからにして何も考えなければ、おのずから物事の真理を悟ることができるということ。〔→荘子

【虚発】🔗🔉

【虚発】 キョハツ 矢などをむだに放つ。矢などが的中しないこと。「弓不虚発=弓ハ虚発セズ」〔→司馬相如弓の弦だけ鳴らして矢を放たないこと。「臣為王引弓、虚発而下鳥=臣ハ王ノ為ニ弓ヲ引キ、虚発シテ鳥ヲ下サン」〔→国策

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