【衰乏】 スイボウ おとろえて、力や物が足りない。

【衰世】 スイセイ おとろえて活気のない世。正しい道理の行われない時代のこと。〔→易経〕

【衰白】 スイハク 年をとって体力がおとろえ、髪の毛が白くなる。

【衰朽】 スイキュウ 年をとっておとろえ弱る。また、そのようなからだ。「肯将衰朽惜残年＝アヘテ衰朽ヲモッテ残年ヲ惜シマンヤ」〔→韓愈〕

【衰弛】 スイシ おとろえて体力・気力がだれる。

【衰年】 スイネン 年をとっておとろえた時期。老年。『衰齢スイレイ』

【衰老】 スイロウ 年とって体力がおとろえること。また、そのような老人。「養衰老、授几杖＝衰老ヲ養ヒ、几杖ヲ授ク」〔→礼記〕

【衰困】 スイコン からだがおとろえ、自由がきかない。

【衰乱】 スイラン 世の中がおとろえて乱れる。

【衰征】 シセイ・セイヲソグ 土地のよしあし、生産力のちがいによって税の軽重をきめ、税をとりたてること。『衰政スイセイ』「相地而衰征則民不移＝地ヲ相テ征ヲ衰ガバ、スナハチ民ハ移ラズ」〔→国語〕

【衰門】 スイモン おとろえて盛んでなくなった家がら。