【謫宦】 タッカン 罪や過失のため、その罰として役人が地方へ左遷されること。また、その役人。『謫官タッカン』

【謫徙】 タクシ とがめを受けて、官位をおとされ、地方へ左遷されること。『謫遷タクセン』

【謫堕】 タクダ 退けられておちぶれる。

【謫落】 タクラク 罰せられて辺境の地へ左遷されること。『謫降タクコウ』「一従謫落在柴荊＝一タビ謫落セラレテ柴荊ニ在リシヨリ」〔→菅原道真〕

【謬】 18画　言部　 区点=4121　16進=4935　シフトJIS=9554 《音読み》　ビュウ（ビウ）／ミュウ（ミウ）〈mi〉 《訓読み》　あやまる／あやまり／あざむく 《意味》 ｛動・名・形｝あやまる。あやまり。いいまちがう。たがう。まちがい。もつれて筋道をあやまったさま。〈同義語〉→繆。〈類義語〉→誤。「謬説ビュウセツ」「誤謬ゴビュウ」 ｛動｝あざむく。だます。いつわる。 《解字》 会意兼形声。右側の字（音ビュウ・リュウ）は、高く飛んだ鳥の羽が、ちらちらともつれてみえるさまをあらわす。謬はそれを音符とし、言を加えた字で、ことばがもつれてくいちがうこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【謬舛】 ビュウセン もつれてちぐはぐになり、筋道をまちがえる。

【謬伝】 ビュウデン ＝繆伝。いい伝えなどをまちがって伝える。真相をとりちがえたうわさ。

【謬見】 ビュウケン ＝繆見。あやまった意見。あやまった考え。

【謬言】 ビュウゲン ＝繆言。事実でないことを述べたことば。隠語のこと。『謬語ビュウゴ』

【謬戻】 ビュウレイ ＝繆戻。あやまって道理にもとる。道理とくいちがうこと。

【謬計】 ビュウケイ ＝繆計。あやまったはかりごと。『謬算ビュウサン』

【謬悠】 ビュウユウ ＝繆悠。あやまっていてつかみどころがない。話や説がでたらめで根拠のないこと。「謬悠之説、荒唐之言＝謬悠ノ説、荒唐ノ言」〔→荘子〕