【内宮】 ナイキュウ 周代の後宮。ナイクウ〔国〕伊勢イセの皇大神宮。天照大神アマテラスオオミカミをまつる。〈対語〉外宮ゲクウ。

【内挙】 ナイキョ 身内の者を官に推薦する。

【内訓】 ナイクン 女子に対する教え。『内教ナイキョウ』〈類義語〉女訓。〔国〕役所の長官から部下に下す内密の命令。

【内郤】 ナイゲキ うちわもめ。うちわのけんか。『内隙ナイゲキ』〔→史記〕

【内庫】 ナイコ 宮中にある倉庫。

【内訌】 ナイコウ うちわもめ。『内紛ナイフン』〔→詩経〕

【内陣】 ナイジン 外陣に対して、神社や寺院で、神体や本尊を安置してある所。本殿や本堂のこと。

【内通】 ナイツウ 「内応」と同じ。男女がひそかに通じること。〈類義語〉私通・密通。

【内規】 ナイキ うちわの規約。内々の定め。

【内教】 ナイキョウ 「内訓」と同じ。宮中内で教練すること。〔仏〕仏教徒の立場で、仏教のこと。

【内済】 ナイサイ〔国〕表ざたにしないで相談などをまとめる。内々で話をつける。

【内訟】 ナイショウ 自ら反省して心を責める。自己批判する。

【内情】 ナイジョウ 心のうち。内心。内部の事情。

【内戚】 ナイセキ 父方の親戚。宮中の女官の近親者。

【内偵】 ナイテイ〔国〕相手に気づかれないように、こっそり探ること。

【内密】 ナイミツ 秘密。

【内務】 ナイム 国内の政務。〔→公羊〕宮廷内の事務。〔国〕警察・土木・地方行政などに関する政務。〔国〕もと、軍隊で、日常生活に関する室内での仕事。

【内証】 ナイショウ 内密の証拠。〔仏〕ことばであらわせない仏道の真理を身をもって悟ること。自内証。ナイショ〔国〕「内緒」と同じ。▽ナイショウとも読む。

【内裏】 ダイリ 天子の住む所。禁裏。大内。