【輸力】 シュリョク・チカラヲイタス 力をすっかりとり出してそそぐ。つとめはげむこと。「願得展功勤、輸力於明君＝願ハクハ功勤ヲ展ブルヲ得テ、力ヲ明君ニ輸サン」〔→曹植〕

【輸写】 シュシャ 心中をすっかりうちあける。「皆輸写心腹＝ミナ心腹ヲ輸写ス」〔→漢書〕

【輸出】 ユシュツ・シュシュツ 輸入に対して、外国に国内の生産物を売って送り出すこと。

【輸平】 シュヘイ 不和を改めて平和にする。▽一説に、平和をだいなしにする。〔→公羊〕

【輸攻墨守】 シュコウボクシュ〈故事〉技術者の公輸班コウシュハンが雲梯ウンテイをつくって城を攻め、墨子がその城をかたく守る。攻めるほうも守るほうも秘術をつくすことのたとえ。▽「墨子」公輸篇から。

【輸実】 シュジツ まごころをつくす。〈類義語〉輸誠。「輸実之臣シュジツノシン」

【輸租】 シュソ 租税をおさめる。

【輸誠】 シュセイ・ユセイ・マコトヲイタス まごころをつくす。『輸心シュシン・輸実シュジツ』降伏する。帰順する。

【輸籌】 シュチュウ まける。▽「籌」は、かずとり。

【輸贏】 ユエイ・シュエイ まけることと勝つこと。勝敗。

【轅】 17画　車部　 区点=7755　16進=6D57　シフトJIS=E776 《音読み》　エン（ン）／オン（ヲン）〈yun〉 《訓読み》　ながえ 《意味》 ｛名｝ながえ。ゆるい曲線をした、馬車のかじぼう。主として、大きな車についていう。車の箱の下から差し出した二本の棒。その先端に横木をつけ、くびきで、牛や馬につなぐ。 ｛名｝馬や牛がひく車。「軒轅ケンエン」 《解字》 会意兼形声。「車＋音符袁エン（＝遠。とおまわり、ゆるい曲線をえがく）」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語