【金牌】 キンパイ 黄金製のふだ。金メダル。

【金絡】 キンラク 黄金でつくったおもがい（馬の頭の上からくつわにかけて飾りにするひも）。「銀鞍金絡到平地、漢東太守来相迎＝銀鞍金絡平地ニ到レバ、漢東ノ太守来タツテアヒ迎フ」〔→李白〕

【金漢】 キンカン 天の川。〈類義語〉銀漢。

【金暉】 キンキ 秋の日の光。金色のかがやき。

【金鼓】 キンコ 軍用の鐘ショウと太鼓。▽進軍するときは太鼓、とまるときには鐘をつかう。「暁戦随金鼓、宵眠抱玉鞍＝暁ノ戦ヒニハ金鼓ニ随ヒ、宵ノ眠リニハ玉鞍ヲ抱ク」〔→李白〕コンク〔仏〕楽器の名。大小二種類あり、寺の門や、仏堂の入り口の所にかけるものは大きく、胸にかけるものは小さい。▽もと、人を集めるときに鳴らす器具。

【金鉤】 キンコウ 金製のかぎ。金製の帯鉤（ベルトのかぎ）。呉の王闔閭コウリョに献じられた名刀の名。

【金盞】 キンサン 黄金製の小さいさかずき。

【金節】 キンセツ 黄金の糸で竜の模様のぬいとりをした袋におさめた節（天子の使者であることを証明する旗）。

【金鉄】 キンテツ 黄金と鉄。鉄でつくった刑具。手かせの類。

【金塘】 キントウ 日に照らされて金色に輝く、美しい堤。

【金瓶】 キンペイ 黄金でつくった酒つぼ。黄金でつくったつるべ。

【金閣】 キンカク 黄金で装飾した、美しいたかどの。美しいたかどの。〔国〕京都の「金閣寺」の略称。

【金管】 キンカン 管を黄金で飾った筆。黄金または、金属でつくった笛。

【金匱】 キンキ ＝金櫃。重要な秘密の書類などを入れる、金属製のはこ。『金函キンカン』「紬史記石室金匱之書＝史ノ記石室金匱ノ書ヲ紬ク」〔→史記〕

【金匱石室】 キンキセキシツ 金属でつくったはこと、石でつくった室。いずれも、書物・書類などを厳重に保管する場所。▽おもに朝廷の書庫をいう。〔→漢書〕