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【閉門】🔗🔉

【閉門】 ヘイモン モンヲトザス・モンヲトズ門をしめる。〈対語〉開門。「閉門鶏犬不爾留=門ヲ閉ザシ鶏犬ナンジラヲ留メズ」〔→梅尭臣〔国〕江戸時代、武士・僧侶ソウリョに科した刑の一つ。五十日間、または百日間、門を閉じてとじこもらせ、客の出入りも許さないもの。

【閉息】🔗🔉

【閉息】 ヘイソク 息をころす。

【閉塞】🔗🔉

【閉塞】 ヘイソク 閉じふさぐ。閉じて通じないようにすること。閉ざされてふさがる。

【閉関】🔗🔉

【閉関】 ヘイカン・カンヲトザス 関所を閉ざして通行できないようにする。門を閉じて客にあわない。閉じこもって俗世との交際をやめる。「迢逓嵩高下、帰来且閉関=迢逓タリ嵩高ノ下、帰来シテシバラク関ヲ閉ザス」〔→王維

【閉蔵】🔗🔉

【閉蔵】 ヘイゾウ 物をしまいこむ。知られないようにかくす。冬にあたるとされる、陰暦十月・十一月・十二月の三か月のこと。▽生気がとじこもって外に出ない時節の意。

【閉蟄】🔗🔉

【閉蟄】 ヘイチツ 啓蟄ケイチツに対して、冬期になって虫類が土の中にとじこもること。冬ごもり。

【閉鎖】🔗🔉

【閉鎖】 ヘイサ 門などを閉じる。閉じて活動をやめさせること。

【開】🔗🔉

【開】 12画 門部 [三年] 区点=1911 16進=332B シフトJIS=8A4A 《常用音訓》カイ/あ…く/あ…ける/ひら…く/ひら…ける 《音読み》 カイ/カイ/ケ〈ki〉 《訓読み》 あく/あける/ひらく/ひらける(ひらく)/ひらき 《名付け》 さく・はる・はるき・ひら・ひらかす・ひらき・ひらく 《意味》 {動}ひらく。ひらける(ヒラク)。門・出入り口など、閉じたものを広げあける。また、閉じているものがあく。〈対語〉→閉ヘイ→闔コウ。〈類義語〉→啓ケイ。「開口=口ヲ開ク」「開花」「切開」「天門開闔=天ノ門開闔ス」〔→老子{動}ひらく。埋もれたものを掘りおこす。すておかれたものをおこしてひらく。「開発」「開墾」「開辺=辺ヲ開ク」 {動}物事をはじめる。はじまる。「開端=端ヲ開ク」「開始」「開春」 {動}しばったものをときはなす。「開放」「開釈無辜=無辜ヲ開釈ス」〔→書経{動}離れる。また、離れて間があく。「離開」 {動・形}ひらける(ヒラク)。あけすけになる。あけすけであるさま。開放的で明るい。「開朗」「開明」 {動}あけすけに外に出す。ひろげる。「展開」「開列」「開筵=筵ヲ開ク」 {動}ひらく。数学で、乗根を出して示す。「開平(平方根を出す)」 {動}じゃまなものをおしのけてとる。「開除」 {動}〔俗〕動かす。動きはじめる。「開動カイトン」「開車カイチョ(発車)」 {動}〔俗〕湯がわく。湯をわかす。「開水カイシュイ(わいた湯)」 {単位}印刷用紙の全紙の大きさを基準にし、それの何分の一にあたるかによって、紙の大きさをあらわすことば。きり。「四開(全紙の四分の一の大きさ)」 〔国〕ひらき。会や宴会を閉じること。▽「閉」を忌んでいう。「お開きにする」ひらき。あいた隔たり。間隔や差。「十メートルの開き」ひらき。魚の身を切りさいて干したもの。 《解字》 会意。門のかんぬきを両手ではずして、門をあけるさま、または「門+幵(平等に並んだ姿)」で、とびらを左右平等にひらくことを示す。 《単語家族》 凱ガイ(明るくひらけた)と同系。啓ケイとも縁が近い。 《類義》 披ヒは、垂れた物を片よせてひらくこと。闢ヘキは、とびらを左右におしあけること。排ハイは、じゃま物を左右におしのけること。廓カクは、うつろにして空間をあけること。放は、両方にあけはなつ意。啓は、閉じたものをあけること。撥ハツは、くっついたものを分離させること。 《異字同訓》 あく/あける。 →明 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 4686