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【明】🔗🔉

【明】 8画 日部 [二年] 区点=4432 16進=4C40 シフトJIS=96BE 《常用音訓》ミョウ/メイ/あ…かす/あか…らむ/あ…かり/あか…るい/あか…るむ/あき…らか/あ…く/あ…くる/あ…ける 《音読み》 メイ/ミョウ(ミャウ)/ミン〈mng〉 《訓読み》 あかるむ/あからむ/あくる/あかす/あきらか(あきらかなり)/あかるい(あかるし)/あきらかにする(あきらかにす)/あける(あく)/あけ/あかり/あく 《名付け》 あか・あかり・あかる・あき・あきら・あきらけい・あけ・きよし・くに・てる・とおる・とし・のり・はる・ひろ・みつ・よし 《意味》 {形}あきらか(アキラカナリ)。あかるい(アカルシ)。光がさしてあかるい。よく物が見える。はっきりして疑う余地がない。〈対語〉→暗→昏コン。「明暗」「明白」「月明星稀=月明ラカニ星稀ナリ」〔→曹操〕「人倫、明於上=人倫、上ニ明ラカナリ」〔→孟子〕「人之性悪明矣=人ノ性悪ナルコト明ラカナリ」〔→荀子{形}あきらか(アキラカナリ)。物事にあかるい。道理がよくわかっているさま。〈対語〉→昏コン→愚(おろか)。「明君」「雖愚必明=愚ト雖モ必ズ明ラカナリ」〔→中庸{動}あきらかにする(アキラカニス)。はっきりさせる。「在明明徳=明徳ヲ明ラカニスルニ在リ」〔→大学{名}ものを見分ける力。さとい目の働き。「失明」「離婁之明=離婁ノ明」〔→孟子{名}曇りない知恵。「蔽明=明ヲ蔽フ」 {動・名}あける(アク)。あけ。夜あけ。夜があけること。「未明ミメイ(まだあけやらぬころ)」「旦明タンメイ(朝)」「遅明チメイ(夜明け)」「欲明天=明ケント欲スル天」〔→白居易{名}あかり。光線。ともしび。「取明=明ヲ取ル」 {名}この世。〈対語〉→幽(あの世)。「幽明、異所(生者死者、別世隔)=幽明、所ヲ異ニス(生者と死者と、別の世に隔たる)」 {助}尊敬の意をあらわすためにつける接頭辞。「明公(あなた)」「明府(お宅、あなた)」 {形}あけて次。「明日」「明春」 {名}何もかも見通している神。「神明」「明器(死者にそえて埋葬する器物)」 {名}王朝名。元ゲンを滅ぼして朱元璋シュゲンショウがたてた。一三六八〜一六四四年の間、十七代、二七七年続いたが、満州族の清シンに滅ぼされた。 〔国〕あけ。期間が終わること。また、その時期。「彼岸明け」あく。すき間ができる。 《解字》 会意。「日+月」ではなくて、もと「冏ケイ(まど)+月」で、あかり取りの窓から、月光が差しこんで物が見えることを示す。あかるいこと。また、人に見えないものを見分ける力を明という。 《単語家族》 望モウ・ボウ(見えないものをのぞむ)萌モウ・ボウ(見えなかった芽が外に出て、見える)などと同系。 《異字同訓》 あく/あける。 明く/明ける「背の明いた服。目明き千人。夜が明ける」空く/空ける「席が空く。空き箱。家を空ける。時間を空ける」開く/開ける「幕が開く。開いた口がふさがらない。店を開ける。窓を開ける」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物 →主要人名

漢字源 ページ 2047 での単語。