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【閲】🔗🔉

【閲】 15画 門部 [常用漢字] 区点=1760 16進=315C シフトJIS=897B 《常用音訓》エツ 《音読み》 エツ/エチ〈yu〉 《訓読み》 けみする(けみす)/みる/いれる(いる) 《名付け》 かど・み 《意味》 エツス{動}けみする(ケミス)。目ざす物をぬき出すために調べる。いちいちあたって、よしあしをみる。▽訓の「けみす」は、検(ケム→ケン)の音に「す」をつけ活用させたもの。〈類義語〉→検。「検閲」「簡閲(みてえらぶ)」「閲兵車也=兵車ヲ閲スルナリ」〔→穀梁エツス{動}みる。いちいちあたって、内容・数などをたしかめる。ていねいによむ。「閲読」「帰還閲書史=帰リ還ツテ書史ヲ閲ル」〔→韓愈エツス{動}けみする(ケミス)。ひとこまひとこまと時を経る。経過する。ひとつひとつの経験をつむ。「経閲(経歴)」「閲歴」「閲五年=五年ヲ閲ス」 {名}家の誇りを書いて門の右側の柱にかけた札。また、その柱。転じて、誇り高いえらばれた家がら。▽左側の柱と札を閥といった。「閲閥(名門)」 {動}いれる(イル)。あたってみて許す。許容する。「我躬不閲=我ガ躬スラ閲レラレズ」〔→詩経〕 《解字》 会意兼形声。兌ダは「八印(左右にはぎとる)+兄(人の姿)」の会意文字で、衣を脱がせて中の人体をぬき出すさま。脱の原字。虞は「門+音符兌」で、門の所で身体検査をして、容疑者をぬき出すことをあらわす。いちいち調べて怪しい者をぬきとる意を含む。→兌 《単語家族》 蛻タイ(せみが皮をぬぎとる)税ゼイ(収入をぬきとる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【閲月】🔗🔉

【閲月】 エツゲツ・ツキヲケミス 月日がたつ。ひと月たつ。

【閲兵】🔗🔉

【閲兵】 エッペイ・ヘイヲエッス 軍隊で、兵隊・武器などをいちいちみて、調べあらためる。『閲武エツブ・ブヲエッス』

漢字源 ページ 4708