【雑居】 ザッキョ 異質のものが入りまじっている。一つの家にいくつかの家族が住む。

【雑具】 ザツグ いろいろな道具。

【雑事】 ザツジ いろいろな事がら。つまらない事がら。

【雑炊】 ゾウスイ〔国〕野菜などを炊きこんでつくったかゆ。粗末な食事とされる。

【雑念】 ザツネン 一つにまとまらない。さまざまな考え。『雑慮ザツリョ』修行や勉学の妨げになる思い。

【雑佩】 ザッパイ ＝雑珮。腰に帯びる、いろいろな玉でつくられた服飾品。「知子之来之、雑佩以贈之＝子ノコレヲ来クヲ知ラバ、雑佩ヲモッテコレニ贈ラン」〔→詩経〕

【雑砕】 ザッサイ 煩わしくこまごましている。くずれ米。くず米。

【雑俗】 ザツゾク きちんとしていない乱れた風俗。さまざまな風習。

【雑家】 ザッカ 秦シン・漢代の九流の一つ。いろいろな学説を取捨して一つの系統にまとめた学派。一つの学派をたてた学者以外の学者。

【雑記】 ザッキ さまざまな事がらを書きしるす。また、さまざまな事がらを書きしるした記録・文章。いろいろなことを書きしるすときの文章の様式。

【雑書】 ザッショ〔国〕いろいろな事がらを書きしるした書物。系統だってない書物。書物を分類するとき、特定の部門にはいらない書物。

【雑流】 ザツリュウ 九品（九等にわけた役人の位階）の内にはいらない下級の役人。専門外から任用された官。いろいろな流派。官吏以外の職業。

【雑貨】 ザッカ いろいろな貨物や商品。ふだんの生活に使う、こまものやあらもの。

【雑魚】 ザコ いろいろな種類が入りまじった小ざかな。▽ザツギョとも読む。ザコはザッコのなまり。〔国〕価値のない小ざかな。〔国〕つまらない人物。

【雑務】 ザツム 主要な仕事以外の、こまごました仕事。

【雑詠】 ザツエイ 特定の題によらず、折にふれていろいろな事物や季節などをよんだ詩歌。『雑吟ザツギン』