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【風】🔗🔉

【風】 9画 風部 [二年] 区点=4187 16進=4977 シフトJIS=9597 《常用音訓》フ/フウ/かざ/かぜ 《音読み》 フウ/フ/ホウ〈fng〉 《訓読み》 かざ/かぜ 《名付け》 かざ・かぜ 《意味》 {名}かぜ。ゆれ動く空気の流れ。「清風」「八風(季節ごとのかぜ)」「風土」「風雨淒淒セイセイ」〔→詩経{名}ゆれる世の中の動き。ゆれ動いて変化する動き。「世風」「風潮」 {名}姿や人がらから発して人心を動かすもの。「風姿」「風格」 {名}そこはかとなくただようおもむき。けしき。ほのかなあじわい。「風光」「風格」 {名}ゆかしいおもむき。上品な遊び。道楽。「流風余韻」「風雅」 {名}大気の動き、気温・気圧などの急変によっておこる病気。「風疾」「風者百病之長邪=風ハ百病ノ長ナリ」〔→黄帝内経{名・形}ショックによって気のふれる病気。頭が変になったさま。〈同義語〉→瘋。「風顛フウテン(=瘋顛)」 {名}歌ごえ。民謡ふうの歌。転じて、おくにぶり。ある地方のならわし。▽「詩経」では風・雅・頌ショウの三種に詩をわけ、各地の民謡を風という。「国風」「風俗」 フウス{動}かぜに吹かれる。かぜにあてる。 フウス{動}かぜが物を動かすように、ことばで人の心をゆり動かす。それとなく人を教える。感化する。▽去声に読む。〈同義語〉→諷。「風刺=(諷刺)」「風教(教えや人格で他人を動かしてかえること)」 フウス{動}動物が発情する。さかりがつく。▽春・秋の風や大気の変化によって生理も変動することから。「馬牛其風=馬牛ソレ風ス」〔→書経〕 《解字》 会意兼形声。風の字は大鳥の姿、鳳の字は大鳥が羽ばたいてゆれ動くさまを示す。鳳(おおとり)と風の原字はまったく同じ。中国ではおおとりをかぜの使い(風師)と考えた。風はのち「虫(動物の代表)+音符凡ハン・ボン」。凡は広く張った帆の象形。はためきゆれる帆のようにゆれ動いて、動物に刺激を与えるかぜをあらわす。 《単語家族》 帆(=帆。かぜをうけてはためくほ)嵐ラン(山かぜ)鵬ホウ(おおとり)鳳ホウ(おおとり)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物

漢字源 ページ 4944