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【鶏犬之声相聞】🔗🔉

【鶏犬之声相聞】 ケイケンノコエアイキコユ〈故事〉にわとりの声と犬の声が、隣どうしに聞こえる。家や村どうしが近い距離にあることのたとえ。また、平和でのどかな郷村のようす。「鄰国相望、鶏犬之声相聞、民至老死不相往来=鄰国アヒ望ミ、鶏犬ノ声アヒ聞コエ、民老死ニ至ルマデアヒ往来セズ」〔→老子

【鶏肋】🔗🔉

【鶏肋】 ケイロク 〈故事〉にわとりのあばら骨。食べるほどの肉はないが、捨てるには惜しい。それほどのねうちはないが、すてがたいもののたとえ。〔→魏志にわとりのあばら骨のように、からだのひよわなことのたとえ。

【鶏盲】🔗🔉

【鶏盲】 ケイモウ とりめ。夜盲症。〈類義語〉雀盲ジャクモウ。

【鶏林】🔗🔉

【鶏林】 ケイリン 新羅シンラの古名。のち、朝鮮全体のこと。

【鶏冠】🔗🔉

【鶏冠】 ケイカン にわとりのとさか。『鶏頭ケイトウ草の名。けいとう。▽花が、にわとりのとさかに似ていることから。にわとりの毛で飾った冠。

【鶏晨】🔗🔉

【鶏晨】 ケイシン にわとりが夜明けを知らせる。夜明けのこと。

【鶏距】🔗🔉

【鶏距】 ケイキョ にわとりのけずめ。『鶏跖ケイセキ・鶏蹠ケイセキ』

【鶏黍】🔗🔉

【鶏黍】 ケイショ〈故事〉にわとりを殺してあつものをつくり、黍キビめしをたく。客を心からもてなすこと。▽「論語」微子篇の「止子路宿、殺鶏為黍而食之=子路ヲ止メテ宿セシム、鶏ヲ殺シ黍ヲ為リテコレニ食ハシム」から。

【鶏棲】🔗🔉

【鶏棲】 ケイセイ にわとりのねぐら。『鶏栖ケイセイ・鶏塒ケイジ』

【鶏群一鶴】🔗🔉

【鶏群一鶴】 ケイグンノイッカク にわとりの群れの中にいる、一羽の鶴ツル。おおぜいの平凡な人々の中で、ひとりだけすぐれている人。『鶏群孤鶴ケイグンノコカク』

【鶏鳴】🔗🔉

【鶏鳴】 ケイメイ にわとりの鳴き声。夜明け。

【鶏鳴狗盗】🔗🔉

【鶏鳴狗盗】 ケイメイクトウ・ケイメイコウトウ〈故事〉にわとりの鳴きまねをしてにせの夜明けを知らせ、狗(いぬ)のまねをしてこそこそ人の物を盗む。中国の戦国時代、斉セイの孟嘗君モウショウクンが、にわとりの鳴き声の上手な男と、犬のまねをする盗人を食客としておいたおかげで難をまぬかれた故事。転じて、つまらない技能の持ち主。〔→史記

漢字源 ページ 5124