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【剰】🔗🔉

【剰】 11画 リ部 [常用漢字] 区点=3074 16進=3E6A シフトJIS=8FE8 【剩】旧字人名に使える旧字 12画 リ部 区点=4984 16進=5174 シフトJIS=9994 《常用音訓》ジョウ 《音読み》 ジョウ/ショウ〈shng〉 《訓読み》 あまり/あまる/あます/あまっさえ(あまつさへ) 《名付け》 のり・ます 《意味》 {名}あまり。予定の線の上にはみ出した部分。「剰余(あまり)」 {動}あまる。あます。あまりが出る。残る。「所剰無幾=剰ス所幾バクモ無シ」 {副}あまっさえ(アマツサヘ)。そのうえに。おまけに。 《解字》 会意兼形声。乘(=乗)は、人が木の上に登ったさまを示す会意文字で、登昇(のぼる)と同系のことば。剩は「刀+音符乘」。予定分を刀で切りとっても、なおそのうえに残った余分のあることを示す。上に出た分、つまり、あまりのこと。 《類義》 →残 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【剰水残山】🔗🔉

【剰水残山】 ジョウスイザンザン 戦乱のあとの、荒れはてた河川や山。〔→杜甫

【剰金】🔗🔉

【剰金】 ジョウキン あまりの金。つり銭。『剰銭ジョウセン』

【剰員】🔗🔉

【剰員】 ジョウイン 余分な人数。むだな人員。

【剰語】🔗🔉

【剰語】 ジョウゴ 余分なおしゃべり。むだぐち。

【副】🔗🔉

【副】 11画 リ部 [四年] 区点=4191 16進=497B シフトJIS=959B 《常用音訓》フク 《音読み》 フク〈f〉 《訓読み》 そう(そふ)/そえる(そふ)/さく/すけ 《名付け》 すえ・すけ・そえ・つぎ・ます 《意味》 {動}そう(ソフ)。そえる(ソフ)。主となるものにぴったりと寄りそって対をなす。そばにくっついて助ける。「副以桜桃=副フルニ桜桃ヲモッテス」〔燕京歳時記〕 {名}そえ役。控え。▽正使のそえ役を「副使」といい、正本の控えを「副本」という。「令秦舞陽為副=秦舞陽ヲシテ副ト為ラシム」〔→史記{動}さく。二つに切りさく。「剖副」 {単位}寄りあって一組をなす物。▽中国の書画は多く二枚で対をなすので、書副・画副といい、書画を一副、二副と数える。転じて、書画一枚(一面)をも「一副」という。 〔国〕すけ。四等官で、神祇官の第二位。 《解字》 形声。左側の字(音フク)は、腹がふくれ、いっぱい酒のはいるとっくりを描いた象形文字。副は刀にそれを単なる音符としてそえたもので、原義とは関係はない。剖ホウと同じく、もと二つに切りわけることであるが、むしろその二つがぴたりとくっついてペアをなす意に専用される。倍逼ヒョク・ヒツ(ぴたりとくっつく)富(財貨がびっしりつまっている)とも縁が近い。 《類義》 →就 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 536