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【勧進】🔗🔉

【勧進】 カンシン すすめる。勧誘する。臣下が、帝位につくよう君主にすすめる。カンジン〔仏〕仏教を信仰し仏道にはいるようにすすめる。寺の建物や仏像をつくったり修繕するために、寄付をするようにすすめること。▽寺に寄付することは功徳を積むことになるので、寄付をすすめることは信仰をすすめることにもなる。「勧化」とも。

【勧進帳】🔗🔉

【勧進帳】 カンジンチョウ〔国〕仏寺などを確立する主旨などを記して、寄付を求めるときに用いる帳簿。

【勧善懲悪】🔗🔉

【勧善懲悪】 カンゼンチョウアク〈故事〉よいことをするようにすすめ、悪いことを懲らしめて、やらないようにさせる。〔→漢書〕『勧懲カンチョウ』

【勧業】🔗🔉

【勧業】 カンギョウ・ギョウヲススム 産業・事業をすすめ、励ます。

【勧酬】🔗🔉

【勧酬】 カンシュウ 酒をすすめる。杯のやりとり。▽「酬」は、酒をさすこと。

【勧奨】🔗🔉

【勧奨】 カンショウ すすめ励ます。奨励。

【勧農】🔗🔉

【勧農】 カンノウ・ノウヲススム 農業をすすめ励ます。「勧農使者来行水=勧農ノ使者来タリテ水ヲ行ル」〔→蘇軾

【勧説】🔗🔉

【勧説】 カンゼイ 説きすすめる。▽勧告よりも一般的なニュアンスがある。

【勧誘】🔗🔉

【勧誘】 カンユウ すすめて誘う。

【勧請】🔗🔉

【勧請】 カンジョウ〔仏〕仏の説法を求めること。仏に長くこの世にとどまるように求めること。神仏がおいでになるように願うこと。神仏の霊を、まつってある所から離れた他の場所に移しまつること。

【勢】🔗🔉

【勢】 13画 力部 [五年] 区点=3210 16進=402A シフトJIS=90A8 《常用音訓》セイ/いきお…い 《音読み》 セイ/セ/ゼイ〈sh〉 《訓読み》 いきおい(いきほひ) 《名付け》 なり 《意味》 {名}いきおい(イキホヒ)。他人を押さえて従わせる力。制圧する力。「権勢」「不肖之制賢也以勢=不肖ノ賢ヲ制スルヤ勢ヒヲモッテス」〔→韓非{名}いきおい(イキホヒ)。おのずと進んで行く力。「火勢」「水勢」 {名}おのずと進む成り行き。進みぐあい。「情勢」「今両虎共闘、其勢不倶生=今両虎共ニ闘ハバ、ソノ勢ヒ倶ニハ生キズ」〔→史記〕▽日本語ではこの意味から「いきおい」と読み、その結果、おのずとの意に使う。 {名}いきおい(イキホヒ)。ようす。姿。ありさま。「姿勢」「地勢坤=地ノ勢ヒハ坤ナリ」〔→易経{名}男性の生殖器。「去勢(男や雄の生殖器を取り去ること)」 〔国〕軍勢のこと。「敵の勢い」人数。「大勢」 《解字》 会意。上部の字(音ゲイ)は、園芸の芸(=藝)の原字で「木+土+人が両手を伸ばす形」の会意文字。人が木を土に植え、よい形に、整えるさま。勢はそれと力を合わせた字で、力を加えて強制し、他のものを程よい形に整える意を示す。転じて、自分ではどうにもならない、外からの勢いの意となる。 《単語家族》 制御の制と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 579