【不淑】 フシュク よくない。人の死や、国の滅亡をいたむことば。

【不第】 フダイ 試験に失敗する。落第。

【不断】 フダン タエズとだえることがない。タエズ物事がいつまでも続くこと。決断力が鈍く、なかなか決心しないこと。「優柔不断」〔国〕日常のことであること。また、いつも。〈同義語〉普断・普段。

【不逞】 フテイ ルールを守らず、わがままにふるまうこと。また、その人。不満に思い満足しないこと。

【不動明王】 フドウミョウオウ『不動尊フドウソン』〔仏〕五大明王の一。大日如来ダイニチニョライの命令によって、悪魔や煩悩ボンノウを滅ぼすためにあらわれた明王。その像は、怒りの相をし大火炎の中にすわり剣となわを持っている。

【不動尊】 フドウソン 〔仏〕「不動明王」のこと。〔俗〕銭のこと。

【不得要領】 フトクヨウリョウ・ヨウリョウヲエズ 要領をえない。話などがあいまいでよくわからないこと。

【不偏不党】 フヘンフトウ・ヘンセズトウセズ どちらにも味方せずに中立を保つこと。〈類義語〉無偏無党。

【不問】 フモン 過失などを問いたださず、とがめずにおく。

【不覚】 フカク さとらない。目がさめない。感覚がないこと。「前後不覚」〔国〕油断しておきた失敗。

【不堪】 フカン たえがたい。はなはだしい。〔国〕芸事などのわざが未熟でへたなこと。また、その人。

【不遇】 フグウ・アワズ すぐれた才能・能力を持っていながら、運が悪くて世間に認められないこと。また、そのためによい待遇を受けないこと。

【不辜】 フコ 罪のない人。「殺不辜者誰也則人也＝不辜ノ者ヲ殺スハ誰ゾヤ則チ人ナリ」〔→墨子〕

【不貲】 フシ 。ハカラレズ物などがたくさんあって数えきれない。財産が非常に多いこと。

【不随】 フズイ 手足などが思う通りにならないこと。