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【不善】🔗🔉

【不善】 フゼン 正しくないこと。「小人間居為不善=小人間居シテ不善ヲ為ス」〔→大学

【与不善人居如入鮑魚之肆】🔗🔉

【与不善人居如入鮑魚之肆】 フゼンニントオルハホウギョノシニイルガゴトシ〈故事〉悪い人といっしょにいるのは、ちょうど魚のひものを売る店にはいったときと同じようなもので、自然にその悪臭が身についてしまう。悪い人と交際すれば、しらずしらずのうちにその悪に同化してしまうことのたとえ。〔→家語

【不測】🔗🔉

【不測】 フソク 思いがけない事がら。「惶駭不測=不測ニ惶駭ス」〔→枕中記ハカラレズ前もって予測できないこと。「入不測之彊秦=不測ノ彊秦ニ入ル」〔→史記

【不腆】🔗🔉

【不腆】 フテン 贈り物などが粗末でわずかなこと。〔→左伝よくない。▽「腆」は、厚・善の意。

【不道】🔗🔉

【不道】 フドウ 道理にそむくこと。はからずも。思いがけなく。罪名の一つ。罪のない一家の三人以上を殺したり、人を殺してばらばらにしたりしたときにあたる罪。

【不備】🔗🔉

【不備】 フビ ソナワラズじゅうぶんに備わっていなくてよくない。「不一」と同じ。

【不禄】🔗🔉

【不禄】 フロク 士の身分の者が死ぬこと。▽主人からいただく禄を受けないの意。〔→礼記主君である諸侯の死を他国に知らせるとき、謙そんして諸侯の死を士分の死としていうことば。「重之以寡君之不禄=コレニ重ヌルニ寡君ノ不禄ヲ以テス」〔→国語

【不惑】🔗🔉

【不惑】 フワク マドワズせまいわくにとらわれない。〈故事〉四十歳のこと。▽「論語」の為政篇の「四十而不惑=四十ニシテ惑ハズ」による。

【不義】🔗🔉

【不義】 フギ 正しい道理や筋道にはずれていること。〔国〕男女間の道理にはずれた関係のこと。

【不虞】🔗🔉

【不虞】 フグ・オモンパカラズ 思いがけない。予期しない。また、そのこと。「有不虞之誉=虞ラザルノ誉レ有リ」〔→孟子

【不群】🔗🔉

【不群】 フグン 普通の人よりは非常にすぐれていること。

【不穀】🔗🔉

【不穀】 フコク 王や諸侯が自分のことを謙そんしていう自称のことば。▽よくないの意。また、不フと穀コクの音をあわせると、ボク(僕)という、自分のことを謙そんしていうことばと同音になることからとも。「豈不穀是為=アニ不穀ガ是レ為ナランヤ」〔→左伝

漢字源 ページ 68