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【呉音】🔗🔉

【呉音】 ゴオン 呉の地方で行われた発音。また言語。呉の地方の音楽。字音の一つ。

【呉都】🔗🔉

【呉都】 ゴト 呉の都。春秋時代には姑蘇コソ(今の蘇州)、三国時代には、建業(今の南京)をいった。

【呉詠】🔗🔉

【呉詠】 ゴエイ 呉の地方の歌。「詩罷聞呉詠=詩罷ミテ呉詠ヲ聞ク」〔→杜甫

【呉越】🔗🔉

【呉越】 ゴエツ 呉の地方と、越の地方。春秋時代の呉国と越国。呉王夫差と越王勾践コウセンとが長く争った故事から、仲の悪いかたきどうしのこと。五代十国の一つ。節度使であった銭鏐センリュウが、杭州コウシュウを中心としてたてた国。九〇七〜九七八

【呉越之富】🔗🔉

【呉越之富】 ゴエツノトミ 呉と越とをあわせたほどの富。巨大な富のこと。〔→史記

【呉越同舟】🔗🔉

【呉越同舟】 ゴエツドウシュウ〈故事〉仲の悪い者どうしがいっしょにいること。▽「孫子」の九地篇の「夫呉人与越人相悪也、当其同舟而済遇風其相救也如左右手=ソレ呉人ト越人トハアヒ悪ム、ソノ舟ヲ同ジウシテ済ルニ当タリ風ニ遇ヘバ、ソノアヒ救フヤ左右ノ手ノゴトシ」から。

【呉楚】🔗🔉

【呉楚】 ゴソ 呉国と楚ソ国。今の江蘇コウソ省のうち長江以南の地(=呉)と今の湖南・湖北の両省(=楚)とをいう。ただし、唐詩などではもう少し広く、長江南岸をさすのに使われる。

【呉楚七国】🔗🔉

【呉楚七国】 ゴソシチコク 前漢の景帝のとき、連合して漢にそむいた呉・楚ソ・趙チョウ・膠西コウセイ・膠東コウトウ・[シ]川シセン・済南セイナンの七国。すべて漢の高祖が封じた諸王の国。

【呉越春秋】🔗🔉

【呉越春秋】 ゴエツシュンジュウ〈書物〉一〇巻。後漢の趙曄チョウヨウ(山陰、現在の浙江セッコウ省の出身)の著。成立年代不明。古代、中国の南部で、つねにはげしい抗争をくりかえした呉越両国の興亡の歴史を記す。ただ史実として、しばしば『左氏伝』『国語』『史記』と食い違う点があり、フィクションが多いので、歴史書とはいえないといわれている。

漢字源 ページ 759