【吝】 7画　口部　 区点=5071　16進=5267　シフトJIS=99E5 《音読み》　リン〈ln〉 《訓読み》　おしむ（をしむ）／やぶさか（やぶさかなり） 《意味》 リンナリ｛動・形｝おしむ（ヲシム）。やぶさか（ヤブサカナリ）。ものおしみする。金銭に対して思い切りが悪い。けちである。〈同義語〉→悋。「吝嗇リンショク」「使驕且吝＝驕リテカツ吝ナラ使メバ」〔→論語〕 ｛形｝度量が狭くさっぱりしないさま。「鄙吝ヒリン」 ｛形｝くよくよして思い切りが悪いさま。▽「不吝フリン」とは、くよくよせず思い切りよく承認すること。「やぶさかならず」と訓読することがある。「吝情リンジョウ」 〔国〕「吝気リンキ」とは、やきもち。〈同義語〉悋気。「女房の吝気」 《解字》 会意。「文＋口」。文は修飾を意味する。口さきを飾っていいわけし、金品を手放さない意を示す。憐レン（思い切りわるく、心を悩ます）ときわめて近い。 《類義》 →惜 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【吝情】 リンジョウ くよくよとおしむ心・気持ち。『吝心リンシン』

【吝愛】 リンアイ 思い切りが悪くおしむ。『吝惜リンセキ』

【吝嗇】 リンショク ＝悋嗇。ものおしみすること。けち。

【咏】 8画　口部　 区点=5073　16進=5269　シフトJIS=99E7 《音読み》　エイ（イ）／ヨウ（ャウ）〈yng〉 《意味》 ｛物｝声を長く引いて嘆息する。「咏嘆エイタン」 エイズ｛動・名｝声を長く引いて歌う。また、その歌。〈同義語〉→詠。「咏歌エイカ」 ｛名｝楽府ガフ（民間の歌謡）の一体。また、唐詩では即興的につくった詩を雑咏という。 《解字》 会意兼形声。「口＋音符永（ながい）」。 《単語家族》 泳エイ（ながく水に浮かぶ）詠エイと同系。 《熟語》 →下付・中付語