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【嗤誚】🔗🔉

【嗤誚】 シショウ あざけりなじる。▽「誚」は、それとなく人を批判すること。「少時共嗤誚、晩歳多因循=少時ハ共嗤誚スルモ、晩歳多クハ因循ス」〔→白居易

【嗣】🔗🔉

【嗣】 13画 口部 [常用漢字] 区点=2744 16進=3B4C シフトJIS=8E6B 《常用音訓》シ 《音読み》 シ/ジ〈s〉 《訓読み》 つぐ 《名付け》 さね・つぎ・つぐ・ひで 《意味》 {動}つぐ。なくなった人のあとをつぐ。家系や家業を相続する。「継嗣」「今吾嗣為之十二年=今吾嗣イデコレヲ為スコト十二年ナリ」〔→柳宗元{名}あとつぎ。「後嗣」「太子君嗣也、不可施刑=太子ハ君ノ嗣ナリ、刑ヲ施スベカラズ」〔→史記〕 《解字》 形声。左側は「口+册(たけふだ)」から成り、あとつぎをたてるいきさつを短冊に記し、神前に口で報告することを示す。嗣は、それに音をあらわすだけの司をそえたもの。 《単語家族》 子(こども)と同系。また、司(つかさどる)と同系のことばと考えれば、先人の遺業をつかさどることとも解せられる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【嗣子】🔗🔉

【嗣子】 シシ 親のあとをつぐ子。〔→礼記〕『嗣人シジン』「以利其嗣人=モツテソノ嗣人ヲ利セン」〔→韓愈

【嗣君】🔗🔉

【嗣君】 シクン 君子のあとつぎの子。世つぎの君。〈類義語〉儲君チョクン。『嗣主シシュ』

【嗣音】🔗🔉

【嗣音】 シオン・シイン オンヲツグ音信を絶やさず続ける。▽一説に、音楽を学ぶ。「子寧不嗣音=子ハナンゾ音ヲ嗣ガザルヤ」〔→詩経〕▽「毛伝」では「嗣」を「習」と解し、鄭箋テイセンでは「嗣」を「続」と解している。よい誉れを受けつぐ。りっぱな徳や事業を受けつぐこと。〔→詩経

【嗣後】🔗🔉

【嗣後】 シゴ その後。この後。以後。「嗣後絶不復至=嗣後絶エテマタ至ラズ」

【嗣産】🔗🔉

【嗣産】 シサン 先代の財産を受けつぐ。他人の家をつぐこと。

【嗇】🔗🔉

【嗇】 13画 口部  区点=5207 16進=5427 シフトJIS=9AA5 《音読み》 ショク/シキ/ソク〈s〉 《意味》 {動・名}取りこむ。収穫物を納屋にしまいこむ。また、取り入れた収穫物。〈同義語〉→穡ショク。「嗇夫ショクフ」。 {形・名}物を取りこむだけで、出さないさま。けち。「吝嗇リンショク(取りこむばかりで、出し惜しむこと。けちんぼ)」「治人事天、莫若嗇=人ヲ治メ天ニ事フルハ、嗇ニシクハナシ」〔→老子〕 《解字》 会意。上部は麥(=麦。むぎ)の略体、下部は囲んだ倉のかたちで、畑の収穫物を倉庫にしまいこむことを示す。穡ショク(取り入れた作物)の原字。 《単語家族》 塞ソク(ふさぎこむ)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 852