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【取】 8画 又部 [三年] 区点=2872 16進=3C68 シフトJIS=8EE6 《常用音訓》シュ/と…る 《音読み》 シュ/ス〈q〉 《訓読み》 とる/めとる 《名付け》 とり・とる 《意味》 {動}とる。指を引き締めて、手中ににぎる。つかんで離さない。〈対語〉→捨{動}とる。自分のものとする。手に入れる。「攻必取=攻ムレバ必ズ取ル」〔→史記{動}とる。選びとる。「採取」「取友=友ヲ取ル」「無所取材=材ヲ取ルトコロ無シ」〔→論語{動}とる。そのことを好んで自分のものとする。「取酔=酔ヲ取ル」「取暖=暖ヲ取ル」 {動}めとる。妻をもらう。〈同義語〉→娶。「君取於呉=君、呉ヨリ取ル」〔→論語〕 《解字》 会意。「耳+又(て)」で、捕虜や敵の耳を戦功のしるしとして、しっかり手に持つことを示す。手の筋肉を引き締めて物を離さない意を含む。 《単語家族》 掫シュ(つかむ)と同系。また、縮(ちぢめる)はその入声ニッショウ(つまり音)に当たる。 《類義》 操は、たぐりよせてつかむ。持は、手にじっと止める。採は、指先でつまみとる。把ハは、手のひらを物に当ててにぎる。握は、外から手をかぶせてにぎる。執は、手にしっかりにぎる。攫は、手の中につかみとる、わしづかみのこと。 《異字同訓》 とる。 取る「手に取る。着物の汚れを取る。資格を取る。メモを取る。連絡を取る。年を取る」採る「血を採る。高校の卒業生を採る。会議で決を採る」執る「筆を執る。事務を執る。式を執り行う」捕る「ねずみを捕る。生け捕る。捕り物」撮る「写真を撮る。映画を撮る」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

取予 シュヨ🔗🔉

【取与】 シュヨ とることと、与えること。『取予シュヨ』

取次 シュジ🔗🔉

【取次】 シュジ 次々に。順番に。「酔把花枝取次吟=酔フテ花枝ヲ把リ取次ニ吟ズ」〔→白居易あわただしい。また、ちょっとの間であるさま。「年光取次須偸賞=年光ハ取次ナリスベカラク偸ミ賞スベシ」〔→梅尭臣トリツギ〔国〕仲介すること。また、その人。

取而不貪 トルモムサボラズ🔗🔉

【取而不貪】 トルモムサボラズ とるべきものはとるが、欲深くほしがらない。「施而不費、取而不貪=施スモ費ヤサズ、取ルモ貪ラズ」〔→左伝

取材 シュザイ🔗🔉

【取材】 シュザイ ザイヲトル材料を集めること。とりえを選びとる。「由也、好勇過我、無所取材=由ヤ、勇ヲ好ムコト我ニ過ギタレド、材ヲ取ルトコロ無シ」〔→論語〕▽この例については、材を裁と同じとして「道理をとりはかる(物事の道理をあれこれ考える)」とする説もある。〔国〕報道の材料を集める。また、作品の題材を得る。

取盈 シュエイ🔗🔉

【取盈】 シュエイ 少しも値引きせずに決まった額をとりたてる。〔→孟子欲望を満たす。

取容 シュヨウ🔗🔉

【取容】 シュヨウ 人の気に入るようにする。

取舎 シュシャ🔗🔉

【取捨】 シュシャ =取舎。とることと捨てること。いるものといらないものをわけること。〔→淮南子〕「取捨選択」

取得 シュトク🔗🔉

【取得】 シュトク(権利や資格などを)自分のものとすること。手に入れること。トリエ〔国〕長所。取り柄。

取給 シュキュウ🔗🔉

【取給】 シュキュウ 供給を受ける。十分で満足する。

取義 シュギ🔗🔉

【取義】 シュギ 人としての道理にかなった行いを選びとる。〔→孟子意味をくみとる。意味を理解すること。

取譬 シュヒ🔗🔉

【取譬】 シュヒ・タトエヲトル 他のことをもってきてたとえる。基準とすべき例とする。「能近取譬=ヨク近ク譬ヲ取ル」〔→論語〕▽この例については、「ヨク近ク取リテ譬フ」と読んで、他人のことを自分の身近にひき比べることとする説もある。

取進止 シンシヲトル🔗🔉

【取進止】 シンシヲトル 唐代以後、上奏文の最後につけることば。▽採用するもしないも、また一身の進退も、すべて御命令、お指図のままにいたしますの意。奉進止シンシヲホウズとも。

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