【戍】 6画　戈部　 区点=5691　16進=587B　シフトJIS=9CF9 《音読み》　ジュ／シュ／ス〈sh〉 《訓読み》　まもる 《意味》 ｛動｝まもる。武器を持って、国境をまもる。「衛戍エイジュ」「帰来頭白還戍辺＝帰リ来タレバ頭白クシテ、マタ辺ヲ戍ル」〔→杜甫〕 ｛名｝守備兵の陣屋。〈類義語〉→屯トン。 《解字》 会意。「人＋戈（ほこ）」で、兵士が武器を持って警備にたつこと。じっと屯所にたって守備すること。▽戌ジュツは、別字。 《単語家族》 逗トウ（じっとたつ）樹（じっとたつ木）と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【戍人】 ジュジン 国境地帯を守る兵士。「諸辺急警労戍人＝諸辺ハ急警モテ戍人ヲ労ス」〔→白居易〕

【戍甲】 ジュコウ 国境を守る武装した兵士。▽「甲」は、よろいを着た兵士。

【戍守】 ジュシュ 国境を守る。また、その兵士。『戍衛ジュエイ』

【戍客】 ジュカク・ジュキャク 国境を守る兵士。『戍兵ジュヘイ・戍卒ジュソツ』「戍客望辺色、思帰多苦顔＝戍客辺色ヲ望ミ、帰ルヲ思ヒテ苦顔多シ」〔→李白〕

【戍煙】 ジュエン 国境守備所でたく煙。

【戍徭】 ジュヨウ 国境を守るための徭役ヨウエキ。また、その徭役として使われる兵士。『戍役ジュエキ』

【戍楼】 ジュロウ 国境守備隊の見張りやぐら。「平野風埃接戍楼＝平野ノ風埃戍楼ニ接ス」〔→元好問〕