【拮抗】 キッコウ ＝頡頏。からだを伸縮させる。互いに勢力が等しくて張りあうこと。

【頡】 15画　頁部　 区点=8086　16進=7076　シフトJIS=E8F4 《音読み》　ケツ／ゲチ／キツ〈xi〉／カツ／ケチ 《意味》 ケッス｛動｝鳥がきっと羽を緊張させて上に向かって飛ぶ。舞いあがる。〈対語〉→頏コウ（まいおりる）。「燕燕于飛、頡之頏之＝燕燕ハユキ飛ブニ、コレヲ頡シコレヲ頏ス」〔→詩経〕 ｛動｝ぐっと引きしめる。かすめとる。〈同義語〉→拮キツ。「盗頡トウカツ」 《解字》 会意兼形声。「頁（あたま）＋音符吉（しまる、緊張する）」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【頡頏】 ケッコウ 鳥が舞いあがり、また、舞いおりる。ひとくだり上下する。「遇雲頡頏、相鳴而帰＝雲ニ遇ヘバ頡頏スルモ、アヒ鳴キテ帰ル」〔→陶潜〕勢力が互いに上下しあって、はっきりとした差がない。はりあう。人に屈せず、がんとして対抗しつづけること。〈類義語〉拮抗キッコウ。くびすじの強いこと。〈類義語〉強項。「王公大人、有厳志頡頏之行＝王公大人、厳志頡頏ノ行有リ」〔→淮南子〕時には強く、時にはゆるめて、弁舌を自由にあやつること。

【頡滑】 ケッコツ・ケッカツ 入り乱れる。「頡滑有実＝頡滑ニシテ実有リ」〔→荘子〕まがりくねるさま。▽一説に、正しくないことば。「頡滑堅白」〔→荘子〕