ech・o /ko ｜ k/→ n. (pl. 〜es) 1a 反響, こだま. b [時に pl.] 残存効果. 2 (自説などに対する世論の)反響, 反映, 共鳴 (response). ・arouse an echo 反響を起こす. ・This returned no echo. これは何らの反響もなかった. 3 (他人の意見・考えなどの)繰返し, 模倣 (imitation); なごり (vestige). ・an echo from Plato プラトンの模倣. ・a feeble echo of splendors 壮麗さのかすかななごり. 4 (他人の言葉・説などをわが物顔に)繰り返す人, (無定見な)模倣者. ・Apes are echoes of men. 類人猿は人まねをする. 5a 詩において前行の末尾の音節を次行で反復すること. b その詩. 6 (レコード音楽の)エコー[音楽]効果. 7 [E-] 《擬人》 山彦 (cf. Echo). 8 【音楽】 a エコー《ある楽句を静かに繰り返すこと》. b ＝echo organ. c ＝echo stop. 9 【通信】 a 電磁波の反射, エコー《放送電波・レーダー電波などが大気層・障害物・対象物などに当たって反射すること, またレーダーでは反射の結果現れる像》. b エコー《文字 e を表す通信コード》. 10 【トランプ】 エコー: a ＝high-low signal. b (whist などで)パートナーの合図に応えて特定の札(特に切札)を出すこと. 11 [E-] エコー衛星《米国が打ち上げた気球型通信実験用衛星の一つで, 1 号は 1960 年 8 月に打ち上げられた》. 12 【電算】 エコー《入力文字がホストコンピューターから返されたりして端末画面に表示されたもの》. to the cho 反響するほど, 高らかに. ・applaud [cheer] to the echo 反響するほど喝采する[ほめそやす] (cf. Shak., Macbeth 5. 3. 53). wke the choes (1) こだまを呼び起こす. (2) 騒ぎを起こす. vi. 1 〈場所などが〉反響する, こだまする, 響き渡る (reverberate). ・make the valley echo with one's voice 声を谷間にこだまさせる. 2 〈音などが〉こだまとなって[のように]はね返る, 鳴り渡る. ・The voice echoed through the hall. その声は会堂に鳴り響いた. 3 【トランプ】 エコーを送る. vt. 1 〈場所などが〉〈音響を〉はね返す, 反響させる. ・The hall echoes even faint sounds. 会堂はかすかな音でも反響させる. 2 〈感情・説など〉に反響[共鳴]を示す, 反映する; 〈人の言葉・意見を〉おうむ返しに繰り返す, そっくりまねる. ・echo a person's sentiment 人の感情に共鳴する. ・The condition of art is echoed in politics and the economy. そういう芸術の情況は政治経済にも反映している. ・John echoed his older brother. ジョンは兄の言葉をそっくりまねた. 3 【電算】 (キーボード入力を受けて) 〈文字を〉スクリーンに表示する. 〜・ing adj. 〜・lke adj. 《1340》 ecco (O)F cho L ch Gk kh sound, echo (cf. kh noise) ← IE (s)wgh- to resound

Ech・o /ko ｜ k/ n. 1 【ギリシャ神話】 エコー《空気と土との間に生まれた森の精 (nymph); Narcissus に恋慕したが, 顧みられないので身はやせ細って, ついに声だけが残ったといわれる》. 2 【通信】 エコー《文字 e を表す通信コード》. ME Ekko (↑)

cho bx n. 【電子工学】 エコー箱 (⇒cavity resonator). 1950

cho・crdiogram n. 【医学】 超音波心臓検査図, 心(臓)エコー図. 1975

cho・cardigraphy n. 【医学】 エコー心電図検査(法) 《超音波を利用する》. 1965

cho chmber n. 【ラジオ・テレビ】 エコー室, 残響室, 反響室《演出効果を高めるため人為的に残響・反響を作り出す部屋; reverberation chamber ともいう》. 1937

cho・encphalogram n. 【医学】 超音波脳(造影)図, 脳エコー図. 1956

cho・encphalograph n. 【医学】 超音波脳検査計, 超音波頭部診断計.

cho・encephalgraphy n. 【医学】 (超音波を利用した)エコー脳写.

ch・o・er n. 1 反響するもの. 2 他人の説・言葉などを反復する人, 模倣者. 《1823》: ⇒-er^１

ech・o・ey /koi ｜ ki/ adj. 反響[こだま]のような; 反響しやすい.

ech・o・gram /kogrm ｜ k-/ n. 【海事】 音響測深記録図. 《1936》: ⇒-gram

ech・o・graph /kogrf ｜ kgrf, -grf/ n. 【海事】 自記音響測深機《自動的に水深を記録する音響測深機 (sonic depth finder)》. 《1947》: ⇒-graph

e・cho・ic /kk, k- ｜ k-, k-/ adj. 1 反響(性)の. 2 【言語】 擬音的な (onomatopoeic). 《1880》 ← ECHO＋-IC^１

echic mmory n. 【心理】 音響記憶 (cf. iconic memory).

ech・o・ism /koz ｜ k-/ n. 【言語】 1 反響, 擬音. 2 進行同化《母音などが先行する音に同化する現象》.

ech・o・la・li・a /kolli, -ll- ｜ k-/ n. 1 【心理】 反響言語《精神障害の症状で, 他人の言葉をそのままおうむ返しにまねる行動》. 2 《軽蔑》 【詩学】 詩において意味を犠牲にして音的効果を優先した音の配列. 3 【教育心理】 乳幼児のする他者の音声の口まね. ech・o・lal・ic /kollk ｜ k-←/ adj. 《1885》 ← NL 〜 ← L ch 'ECHO'＋-lalia (← Gk lala a talking, chat ← lalen to chat, talk): ⇒-ia^１

cho・less adj. 反響のない. 《1728》: ⇒-less

cho・loction n. 1 【電子工学】 電磁波反射法《電磁波の反響に要する時間と方向によって物体の所在を決定する一般的方法》. 2 【動物】 エコーロケーション, 反響定位《コウモリ・イルカなどが音または音波によって物体の存在を測定する能力》. 1944

cho machne n. 【電気】 エコーマシン《人工的に反響をつける装置; 録音再生技術を応用する》.

cho rgan n. エコーオルガン《パイプオルガンでエコー効果を出す機構》.

cho plte n. エコー[反響]板《録音・放送用に反響・残響効果音を作り出す電気装置》.

ech・o・prax・i・a /koprksi ｜ k-/ n. 【精神医学】 反響動作(症) 《他人の動作を無意味に反復または模倣すること》. 《1905》 ← NL 〜: ⇒echo, praxis, -ia^１

ech・o・prax・is /koprkss ｜ kprkss/ n. 【精神医学】 ＝echopraxia. 1904

cho rom n. ＝echo chamber. 1933

cho sunder n. 【海事】 ＝sonic depth finder. 1927

cho sunding n. 【海事】 音響測深. 1923

cho stp n. (パイプオルガンの)反響音栓.

cho vrse n. ＝echo 5 b.

cho・vrus, CHO vrus n. 【医学】 エコーウイルス《ヒトの腸管内で増殖している一群のピコルナウイルスの一種; 髄膜炎の原因ともなる》. 《1950》 《略》 ← e(nteric) c(ytopathogenic) h(uman) o(rphan) virus

cho wrd n. 【言語】 擬音語. 1922