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 「果たして」は任務などを完全に遂行するという意味を表す「果たす」を副詞にしたものなので、最後には・結局はという意味があり、特に予想に限定して使われる。「約束はしたが、果🔗🔉

 「果たして」は任務などを完全に遂行するという意味を表す「果たす」を副詞にしたものなので、最後には・結局はという意味があり、特に予想に限定して使われる。「約束はしたが、果たしてくるだろうか・この続きはまた来週、果たしてどうなるかお楽しみに・天気予報じゃ晴れといってたが、果たしてそうかなあ」など、予想通りにいくかどうか不安に思う・心配させる場合には、「やはり」に置き換わらない。「あいかわらず」「〜おわる」を参照。 補 足 =

 「案の定」は思案したことが、定めのようにして起こるという意味で、「思った通り・考え通り」の文章語。「やっぱり」は、「とても」が「とっても」になるのと同じで、「やはり」の🔗🔉

 「案の定」は思案したことが、定めのようにして起こるという意味で、「思った通り・考え通り」の文章語。「やっぱり」は、「とても」が「とっても」になるのと同じで、「やはり」の強意表現。「やっぱし・やっぱ」などは「やはり」の俗語的表現。「いがい」「つまり」「はたす」「よそう」を参照。

 「さすが」は「また営業成績一番とはさすがだ・さすがはプロ、素人とはひと味違う・あの監督の作った映画はさすがに面白い・さすがベテラン歌手だけあって、若者向きの歌を歌っても🔗🔉

 「さすが」は「また営業成績一番とはさすがだ・さすがはプロ、素人とはひと味違う・あの監督の作った映画はさすがに面白い・さすがベテラン歌手だけあって、若者向きの歌を歌っても(さすがに)うまい」など、「〜はさすがだ・さすがは〜だ・さすが(に)〜だ・さすが(に)〜だけあって・〜だけあって+さすが(に)」の形で、現在の状況が、世間の評価・評判と一致することを肯定する話し手の判断を表す。「〜はさすがだ」以外は「やはり」に置き換わるが、単に予想と一致したことを客観的に表すだけになり、感情表現、特に対象のすばらしさ・際だった特徴をほめるといった気持ちが表せなくなる。

 「さすがの先生も、この問題には手を焼いていたよ・暑さに強いあいつでも、今日の天気にはさすがに参ったらしい・今日は一日パソコンに向かっていたので、さすがに疲れた・久しぶり🔗🔉

 「さすがの先生も、この問題には手を焼いていたよ・暑さに強いあいつでも、今日の天気にはさすがに参ったらしい・今日は一日パソコンに向かっていたので、さすがに疲れた・久しぶりに若い人とハイキングに行ったが、さすが年には勝てなくなってしまった・腕白小僧もおじいちゃんの前とあっては、さすがに好き勝手ができないようだ」など、「さすがの〜も・さすが(に)+否定語」の形で、逆接関係になり、世間の評価・評判の高い人でも、ある条件の下では、マイナスの現状を仕方なく認めざるを得ないといった話し手の判断を表す。「さすがの〜も」以外は「やはり」に置き換わるが、やはり予想と一致することを表し、逆接ではなくなり、「あの名高い」といった前提が消えてしまう。

類義使分 ページ 1033