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「別に」は物事・場合・状況などが、ほかのそれとは異なる・特にほかのものとは区別するという意味の「別だ」の連用形が、否定の形式と呼応して副詞の働きをするので、「別に何でも🔗⭐🔉
「別に」は物事・場合・状況などが、ほかのそれとは異なる・特にほかのものとは区別するという意味の「別だ」の連用形が、否定の形式と呼応して副詞の働きをするので、「別に何でもない・別に困らない・別に見たくない」など、ほかの物事・ほかの人の場合・ほかのときの状況などと、大して違わないから平気だ・気にもならないといった内容を表し、平気だという意味しかない「別に・別に何でもない・別にどうもしない」といった場合のほかは、「特に」に置き換わり、特別扱いするまでには至っていないという意味を表す。
「特に見たくない」は「特に〔特別〕見たい+というわけではない」で、特に取り立てて見たいという気持ちはないを意味し、平気だ・自分の勝手だといったニュアンスはない。「別に見🔗⭐🔉
「特に見たくない」は「特に〔特別〕見たい+というわけではない」で、特に取り立てて見たいという気持ちはないを意味し、平気だ・自分の勝手だといったニュアンスはない。「別に見たいわけではない」は「別に+(見たいという)+わけではない」で、見たいという気持ちは、ほかの時と場合・普段と同じで、今回も取り立てて言うほどのことはないを意味して、「特に」とは反対に「普通に」といった感じを強調する。「とくに」「ほか」を参照。
「別段」はやや改まった丁寧な表現。「〜の別に〔ほかに〕これといった名案はない」といった場合の「別に」には置き換わらないが、「別にこれといった名案はない・別に変化はない」🔗⭐🔉
「別段」はやや改まった丁寧な表現。「〜の別に〔ほかに〕これといった名案はない」といった場合の「別に」には置き換わらないが、「別にこれといった名案はない・別に変化はない」など、いつも通り・普段と同じようにといった場合の「別に」には置き換わり、対象を取り立てるという意味の「特に」のもつニュアンスを加える。「別に何でもない」は心配されるようなことはない・平気だを意味するが、「別段」に置き換えると、取り立ててあなたが心配なさるほどのことはない・大丈夫だといった意味になる。「別段(の)変化はない」は騒ぐほどの変化はない、「特に」に置き換えると、特記するほどの変化・特別な変化はないという意味になる。「だいじょうぶ」を参照。
類義使分 ページ 199。