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置き換え不能。引っ越しの場面。「置く」は比較的小さい物を、仮に机の上などにのせること、「据える」は比較的大きい物に、定位置を与えることで、置き換えると意味が違ってくる。🔗⭐🔉
置き換え不能。引っ越しの場面。「置く」は比較的小さい物を、仮に机の上などにのせること、「据える」は比較的大きい物に、定位置を与えることで、置き換えると意味が違ってくる。「ステレオを居間に置く」は、居間に置いたステレオに、例えば客が来たときの雰囲気作りをさせる、といったニュアンスがあり、「据える」に置き換えると、運んできて場所を決める感じしか出てこない。「灸を据える・腹に据えかねる」は慣用的な使い方。「あつめる」「〜かかる」「さて」「すてる」「とぶ」を参照。
「置く」に目的意識があるので、「学校にスポーツクラブを置く・家に犬と猫を置く・全国にチェーン店を置く」など、定位置の決まらないものも置くことができ、それによってクラブ活🔗⭐🔉
「置く」に目的意識があるので、「学校にスポーツクラブを置く・家に犬と猫を置く・全国にチェーン店を置く」など、定位置の決まらないものも置くことができ、それによってクラブ活動を活発にする・家をにぎやかにしたりネズミを捕らせる・営業を拡大するといったことが、話し手の気持ちの中にこめられている。これらは「据える」に置き換えることができない。「つむ」を参照。
「朝顔に露が置く・鬢に霜が置く」など、文章語の中では自動詞になったり、「うっかり電車にカバンを置いてきた」など、目的のない表現もある。「仕事を置いて休む・箸を置く」など🔗⭐🔉
「朝顔に露が置く・鬢に霜が置く」など、文章語の中では自動詞になったり、「うっかり電車にカバンを置いてきた」など、目的のない表現もある。「仕事を置いて休む・箸を置く」などは目的はあるが「仕事・箸」を中心に考えると、放って置かれる状態を表し、「それはさておき・この話は次までおいておく・あの人をおいて司会のできる人はいない・三日おいて見舞いに行く・4 時間おきに薬を飲む・時間〔間・距離・間隔・隔て〕をおく」などと使う。
補 足 =
「座る」は「据わる」とも書き、もとは「据える」の自動詞だったもので、その場に位置を占めて、動かない固定した状態になるという意味を表し、「赤ちゃんの首がすわる・腹〔腰・肝🔗⭐🔉
「座る」は「据わる」とも書き、もとは「据える」の自動詞だったもので、その場に位置を占めて、動かない固定した状態になるという意味を表し、「赤ちゃんの首がすわる・腹〔腰・肝・目・覚悟・度胸〕がすわる・社長の椅子〔後がま〕にすわる」などから、「正座する」という「立つ」に対応する意味が出てくる。「座る」は場を占めて、腰を落ち着けていること。
「腰掛ける」は「結婚までの腰掛け仕事」など、一時的に「椅子・ベンチ・階段」などに座って足を休めること。「腰をかける・椅子にかける」などとも言うが、ニュアンスは同じ。「か🔗⭐🔉
「腰掛ける」は「結婚までの腰掛け仕事」など、一時的に「椅子・ベンチ・階段」などに座って足を休めること。「腰をかける・椅子にかける」などとも言うが、ニュアンスは同じ。「かける」は「掛ける・架ける・係ける・懸ける・駆ける・翔る・賭ける」など、漢字も多いし意味も広いが、「A を B にかける」という場合、A と B は、形の上では「×・┨・┯・┠・┷」などの位置関係になることを表しており、「帽子・布団・眼鏡・橋・梯子・鍵・電話・誘い・望み・道・空・お金」など「+をかける」や、「気・お目・会議・わな・手」など+「にかける」など、いろいろな使い方が生まれている。「かけ」を参照。
類義使分 ページ 349。