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彼のする質問を手がかりに、あの事件のことを思い出そうと努力した。🔗⭐🔉
彼のする質問を手がかりに、あの事件のことを思い出そうと努力した。
置 換 =
置き換え不能。「手がかり」は「細い枝を手がかりに木のてっぺんまで登る」など、一見できそうもないことをしたいときに、わずかに見いだしたものに手をかけ、それをはずみにして次🔗⭐🔉
置き換え不能。「手がかり」は「細い枝を手がかりに木のてっぺんまで登る」など、一見できそうもないことをしたいときに、わずかに見いだしたものに手をかけ、それをはずみにして次の行動に移るという「意志表現」が、もともとの使い方。「糸口」はもともと巻いた糸の端で、ここから使えばいいが、もつれた糸は糸口を捜す必要がある。つまり複雑にもつれた糸の中から、やっと探し当てたもつれをほどく糸の端・そこから変化が起こる点を意味し、「きっかけ」と同様、意志表現には使えない。例の後半が「あの事件のことを思い出すことができた」なら、「きっかけ・糸口」に置き換えることができる。
「手がかり」は強い意志を感じさせ、ダイナミックな変化を引き起こすというニュアンスがあり、「会議の席で話を始めるきっかけ〔糸口〕がなくて困った」などを「手がかり」に置き換🔗⭐🔉
「手がかり」は強い意志を感じさせ、ダイナミックな変化を引き起こすというニュアンスがあり、「会議の席で話を始めるきっかけ〔糸口〕がなくて困った」などを「手がかり」に置き換えると、オーバーな表現になって不自然さを感じさせる。また「この難局を打開する〔公害問題を処理する・事件解決の〕手がかりを捜す」などは、「きっかけ」に置き換えると、きっかけになるものの方が重要な感じがして不自然になり、「糸口」に置き換えると、ちょっとしたヒントのようなものになり、局面が大きく動き出すといった感じが出なくなる。
補 足 =
「足がかり」は「窓枠を足がかりに電線を手がかりにして天井裏にもぐりこむ」など、何かをする上で足をかけるところ・土台という意味で、「手がかり」と同じ使い方をするが、例えば🔗⭐🔉
「足がかり」は「窓枠を足がかりに電線を手がかりにして天井裏にもぐりこむ」など、何かをする上で足をかけるところ・土台という意味で、「手がかり」と同じ使い方をするが、例えば「手がかり」は直接、最後の決め手につながっていくので「事件が解決した」という表現と一緒に使えるが、「足がかり」は手がかりを得るための基礎部分なので、最終結果とは結びつかず「捜査が開始した」といった表現と呼応する。「〜かかる」「かみつく」を参照。
類義使分 ページ 492。