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「先」は文脈により、現在の尖端にある「未来」、過去・現在・未来と流れる時間のもう一方の端にある「過去」を表し、更に時間的順序を表す場合は、「先に帰りました」など、基準に🔗⭐🔉
「先」は文脈により、現在の尖端にある「未来」、過去・現在・未来と流れる時間のもう一方の端にある「過去」を表し、更に時間的順序を表す場合は、「先に帰りました」など、基準になる時点の早い方・以前、「お先に失礼します」など、その時点よりも早くを表す。
【例】
5 年も先の話だけど、前の妻に死に別れて、その後ずっと一人暮らし。🔗⭐🔉
5 年も先の話だけど、前の妻に死に別れて、その後ずっと一人暮らし。
置 換 =
「先の話」は「前の話」、「前の妻」は「先妻」、「その後」は「そのご・そののち」と置き換わる。「過去」を表す「先・前」は、単独か接尾辞的に用いられる場合、「前」の方が多用🔗⭐🔉
「先の話」は「前の話」、「前の妻」は「先妻」、「その後」は「そのご・そののち」と置き換わる。「過去」を表す「先・前」は、単独か接尾辞的に用いられる場合、「前」の方が多用される。「いま」「さっき」を参照。
「その後」は、妻と死別してから現在までを指し、これから再婚する可能性がある。「そのご」は、妻と死別して以来で、将来も含む。「そののち」は、妻と死別して一定の時間が経って🔗⭐🔉
「その後」は、妻と死別してから現在までを指し、これから再婚する可能性がある。「そのご」は、妻と死別して以来で、将来も含む。「そののち」は、妻と死別して一定の時間が経ってからという意味を表し、この例では不自然になる可能性がある。子供が一緒に暮らしていたが独立して、といった内容が省かれている可能性もある。「いご」「このあいだ」を参照。
解 説 =
「のち」は、「明日は曇りのち晴れ・昨日は友達の所へ行ったのち、一緒に映画に行くつもりだった」など、未来・過去のある点を起点にすると、まず何かが起こって・何かをして、ある🔗⭐🔉
「のち」は、「明日は曇りのち晴れ・昨日は友達の所へ行ったのち、一緒に映画に行くつもりだった」など、未来・過去のある点を起点にすると、まず何かが起こって・何かをして、ある時間が経過してから、ある事態が続く・引き続き何かをするという意味を表す。現在を起点にすると、「のちほど」という副詞が、ある時間をおいた行為の実現を表すのと同じ意味になる。「三日のち、試験をする」は、今日から三日経過した話し手の行為なので、「試験がある」は使えない。「あと・ご」は事態・行為ともに表すことができる。「ご」は「食後・放課後・入院後」など、接尾辞的に使われる。「いずれ」を参照。
【例】
する前にちゃんと準備しとけって言ったろ。やった後じゃ手遅れだよ。🔗⭐🔉
する前にちゃんと準備しとけって言ったろ。やった後じゃ手遅れだよ。
置 換 =
置き換え不能。「〜する前」は決まった言い方で、「先」には置き換わらない。慣用句「転ばぬ先の杖」の「先」は「前」の意味だが、「前」には置き換わらない。否定形の場合は「〜な🔗⭐🔉
置き換え不能。「〜する前」は決まった言い方で、「先」には置き換わらない。慣用句「転ばぬ先の杖」の「先」は「前」の意味だが、「前」には置き換わらない。否定形の場合は「〜ない先に・うち(に)」を使う。
解 説 =
類義使分 ページ 614。