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 「相当だ」は名詞・サ変動詞として「それ相当の収入・何億円にも相当する被害額〔骨董品〕・社長に相当する待遇〔地位〕・死刑に相当する罪・この英語の意味に相当する日本語はない🔗🔉

 「相当だ」は名詞・サ変動詞として「それ相当の収入・何億円にも相当する被害額〔骨董品〕・社長に相当する待遇〔地位〕・死刑に相当する罪・この英語の意味に相当する日本語はない」など、「〜相当の〜・〜は〜に相当する・〜に相当する〜」の形で、「〜にふさわしい(応じた・当たる)」といった相対的な評価を表すが、「〜・〜に」の部分が落ちて「相当の・相当」と名詞・副詞に変化したり、形容動詞として「相当な・相当に」など、連体詞・副詞的な働きをする場合は絶対的評価になり、「かなり」と互換性が生まれ、「かなり・ずいぶん」よりも程度の高いことを表す。「今日はかなり働いて疲れた・昨日の火事はかなりひどかった・この絵かなりうまく描けてる」など、内容が直接体験を表す場合は、「ずいぶん」に置き換わるが、「相当」に置き換えると不自然になり、「そうだ・らしい・ようだ・ちがいない・はずだ」など、伝聞・推量の形式をつけて、間接体験にすると落ち着く。「あう」「あてる」を参照。

 「結構だ」は名詞として、建物や文章の構成・組み立てといった意味を表す文章語だが、「結構な・結構」と形容動詞の連体形・副詞として働く場合は、「結構なお庭〔お茶・お天気・お🔗🔉

 「結構だ」は名詞として、建物や文章の構成・組み立てといった意味を表す文章語だが、「結構な・結構」と形容動詞の連体形・副詞として働く場合は、「結構なお庭〔お茶・お天気・お人柄・ご身分・お話・ご意見・いただき物〕・古いカメラでも結構写りますよ・若いわりには結構な働きをする・子供にしては結構字がうまい・この作家の小説とは思えないほど結構よく書けている・住めば都で結構楽しく暮らしている」など、相手の物事をほめるプラス評価の場合と、予想した程度よりもはるかに上回っている・ある程度の可能性は期待していたが予想外にプラスといった客観的な評価をする場合がある。

類義使分 ページ 681