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なり-と🔗⭐🔉
なり-と (副助)
〔断定の助動詞「なり」に接続助詞「と」の付いたものから。中世末以降の語〕
体言または体言に準ずるもの,体言に格助詞の付いたもの,副詞などに付く。
(1)他にもっと適当なものがあるかもしれないが,例えばという気持ちを込めて,ある事柄を例示する。でも。「だれ―行きたい者は連れて行ってやる」「少し―先へ進むよう,心がけないといけない」「路次でお茶―申さうものを/狂言・餅酒」
(2)(「…なりと…なりと」の形で)例として並べ挙げた中で,どれか一つを選ぶという意を表す。「ぼくに―彼に―聞いてくれればすぐ説明してあげよう」「括り―殺し―勝手にしや/浄瑠璃・大経師(上)」
〔この語は中世から近世へかけて多く用いられたが,現代語では,「なんなりと」などの慣用的な言い方以外は,副助詞「なり」のほうが多く用いられる〕
なり-ところ【業所】🔗⭐🔉
なり-ところ 【業所】
(1)田地と宅地。田宅。「逆流(サカシマナル)を塞ぎて―を全くせよ/日本書紀(仁徳訓)」
(2)別荘。別宅。また,田荘。たどころ。「飛鳥皇女の―に幸(イデマ)す/日本書紀(持統訓)」
なり-とも🔗⭐🔉
なり-とも (副助)
〔断定の助動詞「なり」に接続助詞「とも」の付いたものから。中世末から近世にかけて多く用いられる〕
体言または体言に準ずるもの,体言に格助詞の付いたもの,副詞などに付く。
(1)他にもっと適当なものがあるかもしれないが,例えばという気持ちを込めて,ある事柄を例示する。でも。「せめて酒―飲みたい/狂言・樽聟」「さあ,そつと―此銀へ手を指いて見よ/歌舞伎・壬生大念仏」
(2)(「…なりとも…なりとも」の形で)例として並べ挙げた中で,どれか一つを選ぶという意を表す。「腕押し―,脛押し―いたさう/狂言・連尺」
〔現代語では,「なんなりとも」などの慣用的な言い方以外にはあまり用いられない。「なん―差し上げましょう」〕
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