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広辞苑の検索結果 (5)

わざ‐と【態と】🔗🔉

わざ‐と態と】 〔副〕 ①ことさらに。わざわざ。枕草子8「―消息し、呼び出づべきことにはあらぬや」 ②格別に。きわだって。蜻蛉日記「心地いとあしう覚えて、―いと苦しければ」 ③正式であるさま。本格的に。大鏡後一条「―の太政大臣はなりがたく」 ④故意に。意図的に。平家物語4「其の日を最後とや思はれけん、―甲かぶとは着給はず」。「―負ける」 ⑤心ばかり。少しばかり。滑稽本、続膝栗毛「和尚様、―葬礼をさしあげます」 ⇒わざと‐がまし・い【態とがましい】 ⇒わざと・ぶ【態とぶ】 ⇒わざと‐め・く【態とめく】 ⇒わざと‐らし・い【態とらしい】

わざと‐がまし・い【態とがましい】🔗🔉

わざと‐がまし・い態とがましい】 〔形〕[文]わざとがま・し(シク) ことさらに意図してしたようである。わざとらしい。源氏物語末摘花「かく―・しうのたまひわたれば」 ⇒わざ‐と【態と】

わざと・ぶ【態とぶ】🔗🔉

わざと・ぶ態とぶ】 〔自上二〕 わざとらしく見える。無名抄「品なくやさしがるにつけても―・びたり」 ⇒わざ‐と【態と】

わざと‐め・く【態とめく】🔗🔉

わざと‐め・く態とめく】 〔自五〕 (→)「わざとぶ」に同じ。源氏物語初音「―・き由ある火桶に侍従をくゆらかして」 ⇒わざ‐と【態と】

わざと‐らし・い【態とらしい】🔗🔉

わざと‐らし・い態とらしい】 〔形〕[文]わざとら・し(シク) いかにも不自然で意図してしたようである。 ⇒わざ‐と【態と】

大辞林の検索結果 (5)

わざ-と【態と】🔗🔉

わざ-と [1] 【態と】 (副) (1)自然に,または偶然にそうなるのではなく,意識してそうしようと思ってするさま。わざわざ。故意に。「―こわす」 (2)際立って。特に。「ここちいと悪しうおぼえて―いと苦しければ/蜻蛉(中)」 (3)正式であるさま。本格的であるさま。「―の御学問はさるものにて/源氏(桐壺)」 (4)少しばかり。形ばかり。わざっと。「新製の羊羹と香煎,―お年玉のしるし/滑稽本・七偏人」

わざと-がまし・い【態とがましい】🔗🔉

わざと-がまし・い [6] 【態とがましい】 (形)[文]シク わざとがま・し 「わざとらしい」に同じ。「―・い態度」 [派生] ――さ(名)

わざと-め・く【態とめく】🔗🔉

わざと-め・く 【態とめく】 (動カ四) わざとらしく感じられるさまだ。「女房の奥深きを起こし出づるほど久しくなりて,―・いたるも心苦しうて/源氏(橋姫)」

わざと-らし・い【態とらしい】🔗🔉

わざと-らし・い [5] 【態とらしい】 (形)[文]シク わざとら・し いかにもわざわざしているようで不自然である。意味ありげだ。「―・い咳払い」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

わざと【態と】(和英)🔗🔉

わざと【態と】 on purpose;intentionally;→英和 deliberately.→英和 〜したのではない ⇒悪気.〜らしい unnatural;→英和 affected (気取った);→英和 forced (無理にした);→英和 exaggerated (大げさな).

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