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広辞苑の検索結果 (11)
みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】🔗⭐🔉
みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
(ミダル(四段)の連用形から)
①筋道の立たないこと。今昔物語集9「官府大きに―なり」
②勝手気ままなさま。ほしいまま。こんてむつすむん地「―なる報着を離れ」→みだりに。
⇒みだり‐あし【乱り足】
⇒みだり‐あし‐の‐け【乱り脚の気】
⇒みだり‐がお【乱り顔】
⇒みだり‐がき【乱り書き】
⇒みだり‐かくびょう【乱り脚病】
⇒みだり‐かぜ【乱り風】
⇒みだり‐がみ【乱り髪】
⇒みだり‐ごこち【乱り心地】
⇒みだり‐ごと【乱り言・漫言】
⇒みだり‐に【妄りに・濫りに・猥りに】
⇒みだり‐むね【乱り胸】
みだり‐あし【乱り足】🔗⭐🔉
みだり‐あし【乱り足】
①疲れた足。みだれあし。源氏物語椎本「御中道のほど、―こそ痛からめ」
②「乱り脚の気」の略。
⇒みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
みだり‐あし‐の‐け【乱り脚の気】🔗⭐🔉
みだり‐あし‐の‐け【乱り脚の気】
脚気かっけ。みだれあしのけ。宇津保物語蔵開下「参うで来むずるを―あがりて東西知らずなむ」
⇒みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
みだり‐がお【乱り顔】‥ガホ🔗⭐🔉
みだり‐がお【乱り顔】‥ガホ
とりみだした表情・様子。源氏物語蜻蛉「いと止めがたき気色の、いささか―なるを」
⇒みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
みだり‐がき【乱り書き】🔗⭐🔉
みだり‐がき【乱り書き】
(→)「みだれがき」に同じ。
⇒みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
みだり‐かくびょう【乱り脚病】‥ビヤウ🔗⭐🔉
みだり‐かくびょう【乱り脚病】‥ビヤウ
脚気かっけ。みだりあしのけ。
⇒みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
みだり‐かぜ【乱り風】🔗⭐🔉
みだり‐かぜ【乱り風】
かぜ。風邪。蜻蛉日記下「―起りてなん、きこえしやうには、えまゐらぬ」
⇒みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
みだり‐がみ【乱り髪】🔗⭐🔉
みだり‐がみ【乱り髪】
(→)「みだれがみ」に同じ。
⇒みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
みだり‐ごこち【乱り心地】🔗⭐🔉
みだり‐ごこち【乱り心地】
とり乱したここち。また、気分の悪いこと。病気の状態。みだれごこち。源氏物語澪標「―のいとかく限りなる折しも」
⇒みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
みだり‐ごと【乱り言・漫言】🔗⭐🔉
みだり‐ごと【乱り言・漫言】
(→)「みだれごと」に同じ。
⇒みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
みだり‐むね【乱り胸】🔗⭐🔉
みだり‐むね【乱り胸】
何となく苦しい胸の病。胸痛。とりかへばや「―いとふかくに起りて」
⇒みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】
大辞林の検索結果 (7)
みだり【乱り・妄り・濫り・猥り】🔗⭐🔉
みだり [1] 【乱り・妄り・濫り・猥り】 (形動)[文]ナリ
〔動詞「乱る」の連用形から〕
(1)(規制などを受けずに)勝手気ままなさま。ほしいまま。多く「みだりに」の形で用いられる。
(2)考えの浅いさま。思慮のないさま。無分別。多く「みだりに」の形で用いられる。
(3)「みだら」に同じ。「姫は我向ひに坐りて,我―なる物語に耳かたむけ/浴泉記(喜美子)」
(4)秩序のないさま。筋道の立たないさま。「国の成敗―なるに依て,国人挙て是を背きけるにや/太平記 38」
みだり-あし【乱り足・乱り脚】🔗⭐🔉
みだり-あし 【乱り足・乱り脚】
疲労や病気などのため歩行困難になった足。「御中道のほど―こそ痛からめ/源氏(椎本)」
みだり-がお【乱り顔】🔗⭐🔉
みだり-がお ―ガホ 【乱り顔】
取り乱した顔つき。「いささか―なるを/源氏(蜻蛉)」
みだり-かくびょう【乱り脚病】🔗⭐🔉
みだり-かくびょう ―ビヤウ 【乱り脚病】
脚気(カツケ)。「―といふ物ところせく起り患ひ侍りて/源氏(若菜下)」
みだり-かぜ【乱り風】🔗⭐🔉
みだり-かぜ 【乱り風】
風邪。かぜひき。「にはかに,いと―のなやましきを/源氏(真木柱)」
みだり-ごこち【乱り心地】🔗⭐🔉
みだり-ごこち 【乱り心地】
気分が悪いこと。病気の心地。病気。みだれごこち。「―あしう侍れば宮仕へもし侍らずなむ/宇津保(俊蔭)」
みだり-むね【乱り胸】🔗⭐🔉
みだり-むね 【乱り胸】
胸の病。胸の苦しくなる病気。「―いと深くに起こりて侍るほどに/とりかへばや(上)」
広辞苑+大辞林に「乱り」で始まるの検索結果。