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広辞苑の検索結果 (3)

かん‐しつ【乾漆】🔗🔉

かん‐しつ乾漆】 ①漆うるし液の、久しく貯蔵して塊状となったもの。漢方で瘀血おけつの駆除、通経・駆虫・鎮咳剤に用いる。 ②(→)そくに同じ。 ⇒かんしつ‐ぞう【乾漆像】 ⇒かんしつ‐ふん【乾漆粉】

かんしつ‐ぞう【乾漆像】‥ザウ🔗🔉

かんしつ‐ぞう乾漆像‥ザウ 乾漆で造った彫像。中国から伝えられ、奈良時代に最も盛行した。木心乾漆像(聖林寺十一面観音像など)と脱活乾漆(脱乾漆とも)像(興福寺阿修羅像など)とがあり、前者は心木を作り、その上に木屎こくそと漆液とをこね合わせたものを盛り上げ、麻布を薄く用いる。後者は塑土で原型を作り、その上に麻布を漆液で貼り固め、乾燥ののち内部の塑土を取り除く。 ⇒かん‐しつ【乾漆】

かんしつ‐ふん【乾漆粉】🔗🔉

かんしつ‐ふん乾漆粉】 朱・黄・緑・黒などの彩漆をガラス面に塗って乾燥させ、剥ぎとって粉末にしたもの。蒔絵や変り塗に用いる。 ⇒かん‐しつ【乾漆】

大辞林の検索結果 (3)

かん-しつ【乾漆】🔗🔉

かん-しつ [0] 【乾漆】 (1)長い間貯えておいて塊状になった漆(ウルシ)。漢方で通経薬・回虫駆除などに用いる。 (2)奈良時代に始まる漆工芸の技法。土または木の原形に木屑(コクソ)などを混ぜた漆を塗り,その上に麻布をはり,さらに上に漆を塗ることを繰り返してかたどる方法。上代には「夾紵(キヨウチヨ)」「(ソク)」と呼ばれた。脱乾漆と木心乾漆とがある。

かんしつ-ぞう【乾漆像】🔗🔉

かんしつ-ぞう ―ザウ [4] 【乾漆像】 乾漆で造られた彫像。

かんしつ-ふん【乾漆粉】🔗🔉

かんしつ-ふん [4] 【乾漆粉】 彩漆をガラス面に塗り,乾いたあとはがして粉にしたもの。漆塗りや蒔絵(マキエ)の材料とする。

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