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広辞苑の検索結果 (11)

じ‐じつ【事実】🔗🔉

じ‐じつ事実】 ①[史記荘子伝]事の真実。真実の事柄。本当にあった事柄。「―関係」「―を曲げる」「―上の支配人」 ②〔哲〕(factum ラテン・fact イギリス)本来、神によってなされたことを意味し、時間・空間内に見出される実在的な出来事または存在。実在的なものであるから幻想・虚構・可能性と対立し、すでに在るものとして当為的なものと対立し、個体的・経験的なものであるから論理的必然性はなく、その反対を考えても矛盾しない。 ③(副詞的に)ほんとうに。じっさい。「―僕は何もしゃべっていない」 ⇒じじつ‐こうい【事実行為】 ⇒じじつ‐こん【事実婚】 ⇒じじつこん‐しゅぎ【事実婚主義】 ⇒じじつ‐しん【事実審】 ⇒じじつ‐しんり【事実審理】 ⇒じじつ‐にんてい【事実認定】 ⇒じじつ‐の‐しんり【事実の真理】 ⇒じじつ‐むこん【事実無根】 ⇒じじつ‐もんだい【事実問題】 ⇒事実は小説よりも奇なり

じじつ‐こうい【事実行為】‥カウヰ🔗🔉

じじつ‐こうい事実行為‥カウヰ 〔法〕法律的効果を生ずるために一定の精神作用が表現されていることを必要としない行為。遺失物の拾得、住所の設定、加工の類。 ⇒じ‐じつ【事実】

じじつ‐こん【事実婚】🔗🔉

じじつ‐こん事実婚】 法律上の要件(届出)を欠くが、事実上夫婦としての実体を有する関係。内縁の類。 ⇒じ‐じつ【事実】

じじつこん‐しゅぎ【事実婚主義】🔗🔉

じじつこん‐しゅぎ事実婚主義】 事実上夫婦としての生活関係があれば、有効な婚姻と認める主義。↔法律婚主義。 ⇒じ‐じつ【事実】

じじつ‐しん【事実審】🔗🔉

じじつ‐しん事実審】 訴訟事件の法律問題だけでなく、事実問題をも審理し認定する裁判所。一般に第一審および控訴審。 ⇒じ‐じつ【事実】

じじつ‐しんり【事実審理】🔗🔉

じじつ‐しんり事実審理】 判決における法令適用の基礎としての事実を調査し明らかにすること。刑事訴訟では第一審のほかに控訴審・上告審でもこれを行うことがあるが、民事訴訟では控訴審まで。 ⇒じ‐じつ【事実】

じじつ‐にんてい【事実認定】🔗🔉

じじつ‐にんてい事実認定】 裁判に必要な事実を認定すること。日本では自由心証主義による。 ⇒じ‐じつ【事実】

じじつ‐の‐しんり【事実の真理】🔗🔉

じじつ‐の‐しんり事実の真理「永遠の真理2」参照。 ⇒じ‐じつ【事実】 ○事実は小説よりも奇なりじじつはしょうせつよりもきなり (バイロンの語)世の中の実際の出来事は、虚構の小説よりもかえって奇妙不可思議である。 ⇒じ‐じつ【事実】

○事実は小説よりも奇なりじじつはしょうせつよりもきなり🔗🔉

○事実は小説よりも奇なりじじつはしょうせつよりもきなり (バイロンの語)世の中の実際の出来事は、虚構の小説よりもかえって奇妙不可思議である。 ⇒じ‐じつ【事実】 ししっ‐ぱな獅子っ鼻⇒ししばな(獅子鼻) じじつ‐むこん事実無根】 事実にもとづいていないこと。根も葉もないこと。 ⇒じ‐じつ【事実】 じじつ‐もんだい事実問題】 〔哲〕〔法〕(quid facti ラテン)事柄を、価値や権利の観点からではなく、それが事実としてどういう事情・状態・因果関係にあるかを確定しようとする見地から見た問題。カント哲学の用語。↔権利問題↔法律問題 ⇒じ‐じつ【事実】

じじつ‐むこん【事実無根】🔗🔉

じじつ‐むこん事実無根】 事実にもとづいていないこと。根も葉もないこと。 ⇒じ‐じつ【事実】

じじつ‐もんだい【事実問題】🔗🔉

じじつ‐もんだい事実問題】 〔哲〕〔法〕(quid facti ラテン)事柄を、価値や権利の観点からではなく、それが事実としてどういう事情・状態・因果関係にあるかを確定しようとする見地から見た問題。カント哲学の用語。↔権利問題↔法律問題 ⇒じ‐じつ【事実】 ○死して後已むししてのちやむ [論語泰伯「死して後已む、亦また遠からずや」]死ぬまで行い続ける。命ある限り努力してやめない。 ⇒し・す【死す】

大辞林の検索結果 (12)

じ-じつ【事実】🔗🔉

じ-じつ [1] 【事実】 ■一■ (名) (1)現実に起こり,または存在する事柄。本当のこと。 (2)〔哲〕 時間空間内に現に存在するものとして我々に経験される出来事や存在。現実的・実在的なものとして想像・幻覚・可能性などに対し,また経験的に与えられている現象として理想・当為・価値に対する。 ■二■ (副) 本当に。実際に。「―,私にはそれだけの余裕がない」

じじつ=は小説よりも奇(キ)なり🔗🔉

――は小説よりも奇(キ)なり 〔バイロンの言葉〕 世の中の実際の出来事には,作られた小説よりも不思議で変わったことがある。

じじつ-こうい【事実行為】🔗🔉

じじつ-こうい ―カウ [4] 【事実行為】 意思表示がなされていなくても,それだけで法律効果を発生させる行為。加工・住所の設定など。

じじつ-こん【事実婚】🔗🔉

じじつ-こん [3][2] 【事実婚】 法律上の手続きを経ずに,一定の事実上の関係により成立する婚姻形態。思想的理由などにより意図的に選択される場合がある。 →形式婚 →法律婚

じじつ-じょう-の-ようし【事実上の養子】🔗🔉

じじつ-じょう-の-ようし ―ジヤウ―ヤウシ 【事実上の養子】 法律上の養子ではないが,生活の実態において養親子関係にある子。

じじつ-しん【事実審】🔗🔉

じじつ-しん [3][2] 【事実審】 法律問題とともに事実問題を審理する裁判所。おおむね第一審および控訴審がこれに当たる。 →法律審

じじつ-しんり【事実審理】🔗🔉

じじつ-しんり [4] 【事実審理】 第一審における公訴事実の存否を認定するための証拠調べ。

じじつ-の-しんり【事実の真理】🔗🔉

じじつ-の-しんり 【事実の真理】 〔(フランス) vrit de fait〕 ライプニッツの用語。「空は青い」のように,それを否定しても論理的矛盾に陥らないような真理。偶然的真理。 ⇔永遠の真理

じじつ-むこん【事実無根】🔗🔉

じじつ-むこん [1] 【事実無根】 事実に基づいていないこと。事実であるという根拠がないこと。「うわさは―だ」

じじつ-もんだい【事実問題】🔗🔉

じじつ-もんだい [4] 【事実問題】 (1)訴訟事件の審理において,事実関係の認定に関すること。 ⇔法律問題 (2)〔哲〕 〔(ラテン) quid facti〕 カントの用語。認識を論究する際,当の事柄が,価値・権利の領域ではなく,事実の領域に属し,その因果や発生過程などに関して扱うべき主題であること。 ⇔権利問題

じじつ【事実】(和英)🔗🔉

じじつ【事実】 a fact;→英和 the truth.→英和 〜上 actually;→英和 really;as a matter of fact.〜となる come true.〜無根の groundless;→英和 unfounded.→英和 〜を曲げる pervert the truth.→英和

じじつじょう【事実上】(和英)🔗🔉

じじつじょう【事実上】 as a matter of fact;in fact;actually;→英和 really;virtually.→英和 〜の actual;→英和 practical.→英和

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