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広辞苑の検索結果 (98)

か‐じょう【官掌】クワジヤウ🔗🔉

か‐じょう官掌クワジヤウ (カンショウとも)律令制で、太政官の弁官の下官。訴人のことを申し伝え、使部(召使)を監督し、太政官庁の整備をつかさどった。

かん【官】クワン🔗🔉

かんクワン ①おおやけの建物、宮廷・役所。また、国家の機関、政府。 ②太政官の略。枕草子132「―の司」 ③役人。また、その役目。「―を辞する」 ⇒官をす

かん‐い【官位】クワンヰ🔗🔉

かん‐い官位クワンヰ ①官職と位階。官等と位階。つかさくらい。 ②官職の等級。官等。 ⇒かんい‐そうとう【官位相当】

かん‐い【官医】クワン‥🔗🔉

かん‐い官医クワン‥ 江戸時代、幕府に仕えた医者。

かん‐い【官威】クワンヰ🔗🔉

かん‐い官威クワンヰ 官府の威力。官職の権威。

かんい‐そうとう【官位相当】クワンヰサウタウ🔗🔉

かんい‐そうとう官位相当クワンヰサウタウ 律令制で、各位階に相当する各官職を規定したこと。正・従二位の者が左・右大臣に、正三位の者が大納言に任ずる類。 ⇒かん‐い【官位】

かん‐いん【官印】クワン‥🔗🔉

かん‐いん官印クワン‥ ①官庁または官吏が職務上に使用する印。公印。↔私印。 ②太政官の印。→外印げいん

かん‐いん【官員】クワンヰン🔗🔉

かん‐いん官員クワンヰン (明治時代の語)官吏。役人。尾崎紅葉、三人妻「五十円とる―様の奥様とならむよりは、五千万円の紳商のお部屋様と」。「―録」

かん‐えい【官営】クワン‥🔗🔉

かん‐えい官営クワン‥ 政府が経営すること。国営。「―事業」

かん‐か【官家】クワン‥🔗🔉

かん‐か官家クワン‥ ⇒かんけ

かん‐かい【官海】クワン‥🔗🔉

かん‐かい官海クワン‥ (→)官界に同じ。「―を遊弋ゆうよくする」

かん‐かい【官界】クワン‥🔗🔉

かん‐かい官界クワン‥ 官吏の社会。官海。

かん‐かい【官階】クワン‥🔗🔉

かん‐かい官階クワン‥ 官職の階級。官等。

かん‐かかい【官加階】クワン‥🔗🔉

かん‐かかい官加階クワン‥ 官位が昇進すること。

かん‐がく【官学】クワン‥🔗🔉

かん‐がく官学クワン‥ ①官立の学校。↔私学。 ②官府で正式の学問と定めた学問。

かん‐き【官紀】クワン‥🔗🔉

かん‐き官紀クワン‥ 官吏の服務上守るべき紀律。

かん‐き【官記】クワン‥🔗🔉

かん‐き官記クワン‥ 任官した者に授与される辞令書。

かん‐ぎ【官妓】クワン‥🔗🔉

かん‐ぎ官妓クワン‥ 官に属する芸妓。特に高麗王朝以後の朝鮮で、医薬・裁縫・歌舞・妓楽をもって宮廷・地方官庁に仕えた女性をいう。妓生キーセン

かん‐きゅう【官給】クワンキフ🔗🔉

かん‐きゅう官給クワンキフ 官府から金銭・物品を給与すること。「―品」

かん‐きょ【官許】クワン‥🔗🔉

かん‐きょ官許クワン‥ 政府の許可。政府が特定の人に特定の事を許すこと。

かん‐ぎょう【官業】クワンゲフ🔗🔉

かん‐ぎょう官業クワンゲフ 政府が管理・経営する事業。日本では、国有林野やかつての国鉄など。広義には特殊法人や地方公共団体の経営する公営事業をも含む。官営事業。↔民業。 ⇒かんぎょう‐はらいさげ【官業払下げ】

かんぎょう‐はらいさげ【官業払下げ】クワンゲフハラヒ‥🔗🔉

かんぎょう‐はらいさげ官業払下げクワンゲフハラヒ‥ 明治10〜20年代を中心に、明治政府が行なった官営工場・鉱山などの民間への払下げ政策。経営難を背景に低価格で行われたため、財閥形成の契機となった。 ⇒かん‐ぎょう【官業】

かん‐きん【官金】クワン‥🔗🔉

かん‐きん官金クワン‥ ①政府の所有する金銭。官銀。「―消費」 ②盲人が検校けんぎょう・勾当こうとうなどの位を得るために官に納めた金銭。

かん‐きん【官禁】クワン‥🔗🔉

かん‐きん官禁クワン‥ 政府の禁制。法度はっと

かん‐ぎん【官銀】クワン‥🔗🔉

かん‐ぎん官銀クワン‥ (→)官金1に同じ。

かん‐ぐん【官軍】クワン‥🔗🔉

かん‐ぐん官軍クワン‥ 朝廷方の軍兵。政府方の軍隊。官兵。「勝てば―」↔賊軍

かん‐け【官家】クワン‥🔗🔉

かん‐け官家クワン‥ ①天子。また、朝廷。正法眼蔵礼拝得髄「―より尼寺の住持に補すべき詔をたまふには」 ②貴人の家。また、公家。国歌八論「中古以後の―の人は、天下の政務の武家に移りて、わが間暇なるままに」

かん‐けん【官権】クワン‥🔗🔉

かん‐けん官権クワン‥ 官庁や官吏の権力または権限。政府の権力。

かん‐けん【官憲】クワン‥🔗🔉

かん‐けん官憲クワン‥ ①官のおきて。 ②(もと外交文書用語から)当局。管轄官庁。その筋。 ③官吏。特に、警官。警察当局。「―の目を逃れる」

かん‐こ【官戸】クワン‥🔗🔉

かん‐こ官戸クワン‥ ①隋・唐で、雑戸とともに官有の賤民(奴隷の一種)。 ②宋代以降、科挙に合格して官僚となった家。戸籍面で区別され、徭役ようえき減免などの特典を与えられた。 ③日本の律令制で、賤民の一種。官有の奴婢ぬひのうちで官奴婢よりは上位で、家族生活を許されるもの。口分田は良民と同額を班給。官奴司かんぬしに属して使役されるが、76歳で放免されて良民となる。→五賤→官奴婢

かん‐こ【官庫】クワン‥🔗🔉

かん‐こ官庫クワン‥ 政府の倉庫。

かんこう‐しょ【官公署】クワン‥🔗🔉

かんこう‐しょ官公署クワン‥ 官署と公署。官庁と地方公共団体の役所。 ⇒かん‐こう【官公】

かんこう‐ちょう【官公庁】クワン‥チヤウ🔗🔉

かんこう‐ちょう官公庁クワン‥チヤウ 官庁と地方公共団体の役所。 ⇒かん‐こう【官公】

かんこう‐り【官公吏】クワン‥🔗🔉

かんこう‐り官公吏クワン‥ 官吏と公吏。現在の国家公務員および地方公務員。 ⇒かん‐こう【官公】

かんこう‐ろう【官公労】クワン‥ラウ🔗🔉

かんこう‐ろう官公労クワン‥ラウ 日本官公庁労働組合協議会の略称。国家公務員・地方公務員・国鉄・専売公社・電電公社職員の労働組合の協議機関。1949年創立、58年解散。以後は、民間の労働組合に対して、官公庁の労働組合の総称としていう。 ⇒かん‐こう【官公】

かん‐こく【官刻】クワン‥🔗🔉

かん‐こく官刻クワン‥ 官庁による出版。官版。

かんこくへい‐しゃ【官国幣社】クワン‥🔗🔉

かんこくへい‐しゃ官国幣社クワン‥ 旧社格による官幣社と国幣社の総称。

かん‐さい【官祭】クワン‥🔗🔉

かん‐さい官祭クワン‥ ①神祇官が行う祭祀。 ②明治以後、国家神道が行われた時の官国幣社の祭。

かん‐さい【官裁】クワン‥🔗🔉

かん‐さい官裁クワン‥ 政府の決裁。

かん‐ざく【官爵】クワン‥🔗🔉

かん‐ざく官爵クワン‥ ⇒かんしゃく

かん‐さつ【官札】クワン‥🔗🔉

かん‐さつ官札クワン‥ 太政だいじょう官札の略。

かん‐し【官仕】クワン‥🔗🔉

かん‐し官仕クワン‥ 官途につくこと。仕官。宮仕え。

かん‐し【官司】クワン‥🔗🔉

かん‐し官司クワン‥ ①役人。 ②役所。

かん‐し【官私】クワン‥🔗🔉

かん‐し官私クワン‥ おおやけとわたくし。政府と民間。

かん‐し【官使】クワン‥🔗🔉

かん‐し官使クワン‥ 太政官の使者。保元物語「滝口三人、―一人南都へおもむき」

かん‐じ【官士】クワン‥🔗🔉

かん‐じ官士クワン‥ 宮廷の兵士。平家物語6「―ら十人門外に立つて」

かん‐じ【官寺】クワン‥🔗🔉

かん‐じ官寺クワン‥ ①律令制下、伽藍がらん造営費を官府が支出し、経営維持に食封じきふが与えられた寺。大寺・国分寺など。 ②幕府が特に保護した寺の俗称。

かん‐じ【官次】クワン‥🔗🔉

かん‐じ官次クワン‥ 官職の席次。官等。

かん‐じ【官事】クワン‥🔗🔉

かん‐じ官事クワン‥ 公の勤め。官府の事務。

かん‐しゃ【官社】クワン‥🔗🔉

かん‐しゃ官社クワン‥ ①神祇官の神名帳に記載され、祈年祭としごいのまつりの幣帛を受けた神社。官帳社。式内社。 ②官幣社と国幣社との総称。↔民社。 ⇒かんしゃ‐ちょう【官社帳】

かん‐しゃ【官舎】クワン‥🔗🔉

かん‐しゃ官舎クワン‥ 公務員の住居にあてるため、政府・公共団体などが設けた住宅。

かん‐しゃく【官爵】クワン‥🔗🔉

かん‐しゃく官爵クワン‥ (古くはカンジャク・カンザクとも)官と爵。役目と位。源氏物語少女「心のままなる―にのぼりぬれば」

かんしゃ‐ちょう【官社帳】クワン‥チヤウ🔗🔉

かんしゃ‐ちょう官社帳クワン‥チヤウ 神祇官で官社を登載した帳簿。 ⇒かん‐しゃ【官社】

かん‐しゅ【官守】クワン‥🔗🔉

かん‐しゅ官守クワン‥ 官吏としてその職を守ること。やくめ。つとめ。職責。

かん‐じゅ【官需】クワン‥🔗🔉

かん‐じゅ官需クワン‥ 政府の需要。↔民需

かん‐しゅう【官臭】クワンシウ🔗🔉

かん‐しゅう官臭クワンシウ お役所くさいこと。官僚臭。

かん‐しゅう【官修】クワンシウ🔗🔉

かん‐しゅう官修クワンシウ 政府で編修または修繕すること。

かん‐しょ【官署】クワン‥🔗🔉

かん‐しょ官署クワン‥ 官庁とその補助機関との総称。省・庁・局・署・所などの類。

かん‐じょ【官女】クワンヂヨ🔗🔉

かん‐じょ官女クワンヂヨ (カンニョとも)宮中に奉仕する女。宮仕えの女房。女官。「三人―」

かん‐しょう【官省】クワンシヤウ🔗🔉

かん‐しょう官省クワンシヤウ ①国家の機関。中央官庁。官庁。 ②太政官と民部省。 ⇒かんしょうふ‐しょう【官省符荘】

かん‐しょう【官掌】クワンシヤウ🔗🔉

かん‐しょう官掌クワンシヤウ ⇒かじょう

かん‐じょう【官情】クワンジヤウ🔗🔉

かん‐じょう官情クワンジヤウ ①仕官を望む心。 ②役人かたぎ。役人根性。 ③官僚社会の様子。

かんじょうげんけいき【官場現形記】クワンヂヤウ‥🔗🔉

かんじょうげんけいき官場現形記クワンヂヤウ‥ 清末の長編小説。李宝嘉(筆名、南亭亭長)の作。5編60回。義和団事変後の官界の腐敗乱脈ぶりを描く。

かんしょうふ‐しょう【官省符荘】クワンシヤウ‥シヤウ🔗🔉

かんしょうふ‐しょう官省符荘クワンシヤウ‥シヤウ 平安時代以後、太政官符および民部省符によって設立が許可された荘園。他の荘園よりも強い特権を有した。↔国免荘。→立券荘号 ⇒かん‐しょう【官省】

かん‐しょく【官食】クワン‥🔗🔉

かん‐しょく官食クワン‥ 官府から支給する食事。

かん‐しょく【官職】クワン‥🔗🔉

かん‐しょく官職クワン‥ ①官と職。官は職務の一般的種類、職は担任すべき職務の具体的範囲を示す称呼。 ②国の機関において、公務員が一定の職務と責任をもって占める地位、または各公務員に割り当てられる職務。

かん‐じん【官人】クワン‥🔗🔉

かん‐じん官人クワン‥ ⇒かんにん

かん‐せい【官制】クワン‥🔗🔉

かん‐せい官制クワン‥ 国の行政機関の設置・廃止・名称・組織および権限などについての規定。旧制では勅令によったが、現在は法律で定める。

かんせいだんごう‐ぼうし‐ほう【官製談合防止法】クワン‥ガフバウ‥ハフ🔗🔉

かんせいだんごう‐ぼうし‐ほう官製談合防止法クワン‥ガフバウ‥ハフ 公共入札において発注官公庁の職員が談合等に関与した場合に、公正取引委員会から発注官公庁に対して改善措置を要求したり、関与した職員に損害賠償を請求したりできることを規定する法律。正式名称「入札談合等関与行為の排除及び防止に関する法律」。2002年制定。 ⇒かん‐せい【官製】

かんせい‐はがき【官製葉書】クワン‥🔗🔉

かんせい‐はがき官製葉書クワン‥ 政府発行の郵便葉書。↔私製葉書 ⇒かん‐せい【官製】

かん‐せつ【官設】クワン‥🔗🔉

かん‐せつ官設クワン‥ 官府で施設すること。公設。

かん‐せん【官船】クワン‥🔗🔉

かん‐せん官船クワン‥ 官有の船舶。

かん‐せん【官撰】クワン‥🔗🔉

かん‐せん官撰クワン‥ 官府で編集・選定すること。

かん‐せん【官選】クワン‥🔗🔉

かん‐せん官選クワン‥ 政府が選ぶこと。↔民選↔公選。 ⇒かんせん‐べんごにん【官選弁護人】

かん‐せんじ【官宣旨】クワン‥🔗🔉

かん‐せんじ官宣旨クワン‥ 平安時代以降、太政官から諸司または社寺などに宛てた下文くだしぶみ形式の公文書。左右の弁官を経て下したので弁官下文べんかんのくだしぶみともいう。公式様文書くしきようもんじょ以外に新たに生まれた形式。

かんせん‐べんごにん【官選弁護人】クワン‥🔗🔉

かんせん‐べんごにん官選弁護人クワン‥ 国選弁護人の旧称。 ⇒かん‐せん【官選】

かん‐そ【官租】クワン‥🔗🔉

かん‐そ官租クワン‥ 官府に納める租税。

かん‐そう【官奏】クワン‥🔗🔉

かん‐そう官奏クワン‥ 古代、太政官の奏聞そうもん。特に田の荒熟の状況を太政官から奏上した儀式。

かん‐そう【官曹】クワンサウ🔗🔉

かん‐そう官曹クワンサウ 官庁。役所。主に建物を指す。今昔物語集7「死せし時に、冥官に捕はれて一の―に至る」

かん‐そう【官僧】クワン‥🔗🔉

かん‐そう官僧クワン‥ ①官から度牒どちょうを得て公に出家した僧。 ②僧正・僧都などの官に任ぜられた僧。 ③袍・裳・素絹などの官服または金襴の袈裟けさを着用する僧。 ④朝廷に仕える僧。

かん‐ち【官治】クワン‥🔗🔉

かん‐ち官治クワン‥ 国家が直接、自らの機関によって行政を行うこと。↔自治。 ⇒かんち‐ぎょうせい【官治行政】 ⇒かんち‐そしき【官治組織】

かんち‐ぎょうせい【官治行政】クワン‥ギヤウ‥🔗🔉

かんち‐ぎょうせい官治行政クワン‥ギヤウ‥ 直接、国家自らの行政機関によって行われる行政。↔自治行政↔委任行政。 ⇒かん‐ち【官治】

かんち‐そしき【官治組織】クワン‥🔗🔉

かんち‐そしき官治組織クワン‥ 中央・地方官庁を中心とする中央・地方行政組織。 ⇒かん‐ち【官治】

かん‐とう【官稲】クワンタウ🔗🔉

かん‐とう官稲クワンタウ 奈良・平安時代の官有の稲。田租を蓄積したもので、一般に出挙すいこする。

かん‐にょ【官女】クワン‥🔗🔉

かん‐にょ官女クワン‥ (カンジョとも)宮仕えの女房。女官。

かん‐にん【官人】クワン‥🔗🔉

かん‐にん官人クワン‥ ①官吏。役人。今昔物語集6「―、幡を捧げて来れり」 ②令制の諸省で、初位以上六位までの官にある人の総称。枕草子77「主殿寮の―」 ③特に、衛府や諸司の判官じょう・主典さかんをいう。源氏物語「左のつかさにいとよしある―多かるころなり」

かん‐の‐げき【官の外記】クワン‥🔗🔉

かん‐の‐げき官の外記クワン‥ 太政官の外記。

かん‐の‐ちょう【官の庁】クワン‥チヤウ🔗🔉

かん‐の‐ちょう官の庁クワン‥チヤウ 太政官庁。平家物語6「八月七日、―にて大仁王会行はる」

かん‐の‐つかさ【官の司】クワン‥🔗🔉

かん‐の‐つかさ官の司クワン‥ 太政官。また、太政官の三局(少納言・左弁官・右弁官)の称。今昔物語集27「今は昔、―に朝庁あさまつりごとといふ事行ひけり」

○官をすかんをす🔗🔉

○官をすかんをす 官位につく。狂言、丼礑どぶかっちり「官をせねば平家を語る事が成らぬ程に」 ⇒かん【官】

つかさ【官・司・寮】🔗🔉

つかさ官・司・寮】 (高いところから命令を下すものの意) ①役所。官庁。万葉集8「―にも許し給へり」 ②官職。役目。竹取物語「―も賜はんと仰せ給ひき」 ③役人。官吏。つかさびと。源氏物語須磨「近きところどころの御庄の―召して」 ④沖縄の宮古・八重山諸島で、女性神職者。宮古ではくじによって、八重山では家系によって選ばれる。 ⇒つかさ‐うま【官馬】 ⇒つかさ‐くらい【官位】 ⇒つかさ‐こうぶり【官爵】 ⇒つかさ‐な【官名】 ⇒つかさ‐びと【官人】 ⇒つかさ‐めし【司召】 ⇒つかさめし‐の‐じもく【司召の除目】

つかさ‐くらい【官位】‥クラヰ🔗🔉

つかさ‐くらい官位‥クラヰ 官職と位階。宇津保物語俊蔭「―も辞して」 ⇒つかさ【官・司・寮】

つかさ‐こうぶり【官爵】‥カウブリ🔗🔉

つかさ‐こうぶり官爵‥カウブリ ①官職と爵位。官位。竹取物語「御―つかうまつりて」 ②年官と年爵。源氏物語藤裏葉「―なぞ皆そひ給ふ」 ⇒つかさ【官・司・寮】

つかさ‐びと【官人】🔗🔉

つかさ‐びと官人】 官職にある人。役人。孝徳紀「以下の―咸ことごとくに過とが有り」 ⇒つかさ【官・司・寮】

み‐やけ【屯倉】🔗🔉

み‐やけ屯倉】 (ミは接頭語。ヤケはヤカ(宅・家)の転、屋舎・倉庫の意) ①大和政権の直轄領から収穫した稲米を蓄積する倉。転じて、その直轄領。官家・屯家・屯宅・三宅などとも書く。とんそう。宣化紀「河内国の茨田郡まむたのこおりの―の穀もみを運ばしむ」 ②(「官家」と書く)大和政権が朝鮮南部の各地に建てて管轄させたという官府。うちつみやけ。雄略紀(前田本)院政期点「百済の国は日本の国の官家ミヤケと為て所由ありくること遠久ひさし」 ③朝廷。応神紀「―の船の、枯野と名づくるは」

[漢]官🔗🔉

 字形  筆順 〔宀部5画/8画/教育/2017・3431〕 〔音〕カン〈クヮン〉(呉)(漢) 〔訓〕つかさ [意味] ①つかさ。 ㋐(国家の)役所。朝廷。政府。「官報・官軍・官女・官公庁・官民・太政官」 ㋑役人。役人の地位。役目。「官を辞する」「高官・免官・猟官・神官・警察官」 ②つかさどる。生物体の、特定のはたらきをする部分。「五官・器官・官能」 [解字] 会意。「宀」(=やね)+「」(=人がおおぜい集まる)の変形。人がおおぜい集まる館やかたの意。 [下ツキ 医官・尉官・感官・看官・宦官・器官・貴官・技官・九官鳥・教官・警官・兼官・顕官・現官・高官・五官・極官・権官・在官・佐官・左官・散官・仕官・史官・士官・祠官・次官・儒官・小官・将官・荘官・上官・冗官・女官・神官・前官・僧官・贈官・属官・大官・退官・代官・貪官・長官・任官・稗官・売官・判官・半官半民・卑官・被官・百官・武官・副官・文官・法官・本官・無官・免官・没官・猟官

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か-じょう【官掌】🔗🔉

か-じょう クワジヤウ 【官掌】 〔「かんしょう」の転〕 律令制下,太政官の弁官の下にあって,雑役に従った下級職員。

かん【官】🔗🔉

かん クワン [1] 【官】 (1)国家。政府。「―の手に成りしものなり/文明論之概略(諭吉)」 (2)国家の機関。役所。官庁。また,そこに勤める人。官吏。「―を辞する」 (3)「太政官(ダイジヨウカン)」の略。「―の司に定考(コウジヨウ)といふことすなる/枕草子 132」 (4)地位。官位。くらい。

かん-い【官位】🔗🔉

かん-い クワン [1] 【官位】 官職と位階。国家の役人の,仕事の役割と地位。つかさくらい。

かんい-そうとう【官位相当】🔗🔉

かんい-そうとう クワンサウタウ [4][1] 【官位相当】 律令制で,官職と位階が互いに相当すること。令で,位階を基本としてそれに相当する官職が規定されており,これによって官人の任命がなされた。例えば太政大臣は正・従一位,大納言は正三位など。 →行(ギヨウ) →守(シユ)

かん-い【官医】🔗🔉

かん-い クワン― [1] 【官医】 江戸時代,幕府おかかえの医師。

かん-いん【官印】🔗🔉

かん-いん クワン― [0] 【官印】 (1)官庁・官吏が職務上使用する印。 (2)律令制で太政官の印。

かん-いん【官員】🔗🔉

かん-いん クワンン [0] 【官員】 明治時代,官吏・役人をいう。

かん-えい【官営】🔗🔉

かん-えい クワン― [0] 【官営】 政府の営業。 ⇔民営 「―事業」

かんえい-じぎょうはらいさげ【官営事業払い下げ】🔗🔉

かんえい-じぎょうはらいさげ クワン―ジゲフハラヒサゲ 【官営事業払い下げ】 明治政府が官営工場や鉱山を安い価格で民間に払い下げたこと。

かん-かい【官海】🔗🔉

かん-かい クワン― [0] 【官海】 官吏の社会を海にたとえた語。

かん-かい【官界】🔗🔉

かん-かい クワン― [0] 【官界】 官吏の世界。官海。

かん-かい【官階】🔗🔉

かん-かい クワン― [0] 【官階】 官職の階級。「唐風の衣服を官服と定め―を定め/日本開化小史(卯吉)」

かん-がく【官学】🔗🔉

かん-がく クワン― [0] 【官学】 (1)官立の学校。主に大学についていう。 ⇔私学 (2)時の政府が正統と認め,統治のよりどころとした学問。江戸時代の朱子学など。

かん-き【官紀】🔗🔉

かん-き クワン― [1] 【官紀】 官吏の守るべき規律。「―紊乱(ビンラン)」

かん-き【官記】🔗🔉

かん-き クワン― [1] 【官記】 官吏の任命書。辞令。

かん-ぎ【官妓】🔗🔉

かん-ぎ クワン― [1] 【官妓】 官に仕えた妓女。特に朝鮮で,医薬・裁縫・奏楽などで官に仕えた妓女。

かん-きゅう【官給】🔗🔉

かん-きゅう クワンキフ [0] 【官給】 (名)スル 政府から支給すること。また,そのもの。「―品」

かんきゅう-あん【官休庵】🔗🔉

かんきゅう-あん クワンキウ― 【官休庵】 (1)京都市上京区にある武者小路千家の茶室。一翁宗守の作。一畳台目半板。たびたび焼失し,現在のものは1926年(大正15)に再興された五度目のもの。江戸中期佗草庵の典型を示す。 (2)武者小路千家のこと。

かん-きょ【官許】🔗🔉

かん-きょ クワン― [1] 【官許】 (名)スル 政府が許すこと。また,その許可。「―を得る」「開発事業が―される」

かん-ぎょう【官業】🔗🔉

かん-ぎょう クワンゲフ [0] 【官業】 政府が管理・経営する事業。現在では,郵政事業・国有林野事業・印刷局・国立病院の経営など。官営事業。 ⇔民業

かんぎょう-しゅうにゅう【官業収入】🔗🔉

かんぎょう-しゅうにゅう クワンゲフシウニフ [5] 【官業収入】 国の一般会計歳入の分類項目の一。専売以外の国の事業活動によって得られる収入。国立病院の収入など。

かん-きん【官金】🔗🔉

かん-きん クワン― [0] 【官金】 (1)政府の所有する金。公金。 (2)江戸時代,盲人が検校・勾当などの官位を得るために幕府に納めた金銭。また,盲人が高利で貸し付けた金。

かん-きん【官禁】🔗🔉

かん-きん クワン― [0] 【官禁】 政府が禁止すること。政府の禁制。

かん-ぐん【官軍】🔗🔉

かん-ぐん クワン― [0] 【官軍】 朝廷側・政府側の軍隊。「勝てば―」

かん-け【官家】🔗🔉

かん-け クワン― [1] 【官家】 〔「かんか」とも〕 (1)天子。転じて,朝廷・国家をさす。 (2)官位の高い家。高家。[日葡]

かん-げき【官外記】🔗🔉

かん-げき クワン― 【官外記】 太政官に所属する弁官と外記。ともに公文書の取り扱いを職務とした。

かん-けん【官権】🔗🔉

かん-けん クワン― [0] 【官権】 政府・官吏の権力・権限。

かん-けん【官憲】🔗🔉

かん-けん クワン― [0] 【官憲】 (1)役所・行政官庁,またはその任務に携わる役人・官吏。特に,警察関係についていうことが多い。「―の手がまわる」 (2)政府・官公庁の規則。

かん-こ【官戸】🔗🔉

かん-こ クワン― [1] 【官戸】 (1)中国,隋・唐代の官所属の賤民の一。 (2)中国,宋代以降官僚を出している家。徭役(ヨウエキ)の減免などの特典を受けた。 (3)律令制下の五色の賤民の一。官奴婢(ヌヒ)の上にあり,良民と同様に口分田を与えられたが,収穫稲はすべて官納し,衣食は別に給付された。

かん-こ【官庫】🔗🔉

かん-こ クワン― [1] 【官庫】 (1)国庫。 (2)官有のくら。「善悪に就けて注(シル)し留め―に収むる習也/太平記 35」

かん-こう【官公】🔗🔉

かん-こう クワン― [0] 【官公】 国家と地方公共団体。

かんこう-しょ【官公署】🔗🔉

かんこう-しょ クワン― [3][5] 【官公署】 国と地方公共団体の諸機関の総称。

かんこう-ちょう【官公庁】🔗🔉

かんこう-ちょう クワン―チヤウ [3] 【官公庁】 行政庁のこと。一般には,国と地方公共団体の役所をいう。

かんこう-り【官公吏】🔗🔉

かんこう-り クワン― [3] 【官公吏】 官吏と公吏。公務員。役人。

かんこう-ろう【官公労】🔗🔉

かんこう-ろう クワン―ラウ 【官公労】 〔「日本官公庁労働組合協議会」の略〕 もと官公庁の労働組合の連絡協議体であったが,1958年(昭和33)に解散。今は,民間の労働組合に対して,官公庁の労働組合を総称していう。

かん-こく【官刻】🔗🔉

かん-こく クワン― [0] 【官刻】 政府の出版物。官版(カンパン)。

かん-こくへいしゃ【官国幣社】🔗🔉

かん-こくへいしゃ クワン― [5] 【官国幣社】 明治に制定された社格のうち,官幣社と国幣社の併称。

かん-さつ【官札】🔗🔉

かん-さつ クワン― [0] 【官札】 「太政官札(ダジヨウカンサツ)」の略。

かん-し【官仕】🔗🔉

かん-し クワン― [1] 【官仕】 官吏となること。仕官。

かん-し【官司】🔗🔉

かん-し クワン― [1] 【官司】 (1)役所。 (2)役人。

かん-し【官市】🔗🔉

かん-し クワン― [1] 【官市】 律令制時代における官設の市場。藤原京・平城京・平安京に東・西の二市が置かれ,養老令によると,市司の管理下に毎日正午に開き,日没前に鼓を三度打って閉じることになっていた。 →市(イチ)(1)

かん-し【官私】🔗🔉

かん-し クワン― [1] 【官私】 公事と私事。政府と民間。「―を問はず,先づ自己の独立を謀り/学問ノススメ(諭吉)」

かん-し【官使】🔗🔉

かん-し クワン― 【官使】 太政官の使者。「―参りたりや/讃岐典侍日記」

かん-じ【官寺】🔗🔉

かん-じ クワン― [1] 【官寺】 (1)律令制下,伽藍の造営や維持の費用を国家から受けた寺。国分寺など。 (2)鎌倉時代,幕府が特に保護した臨済宗の五山十刹など。

かん-じ【官次】🔗🔉

かん-じ クワン― [1] 【官次】 官の上下による席次。

かん-じ【官事】🔗🔉

かん-じ クワン― [1] 【官事】 官に属する事柄・仕事。公事。

かん-しゃ【官社】🔗🔉

かん-しゃ クワン― [1] 【官社】 (1)「延喜式神名帳」に記載され,祈年祭(トシゴイノマツリ)の奉幣にあずかる神社。式内社。 (2)1871年(明治4)制定の社格による官幣社と国幣社の総称。官国幣社。 →民社 →諸社

かん-しゃ【官舎】🔗🔉

かん-しゃ クワン― [1] 【官舎】 (1)国や自治団体が,公務員の宿舎として設けた住宅。 (2)役所。また,その建物。「一の―の門に至りぬ/今昔 17」

かん-しゃく【官爵】🔗🔉

かん-しゃく クワン― [1][0] 【官爵】 〔「かんじゃく」とも〕 官職と位階。官位。「―人に超え恩禄身に余れる間/太平記 13」

かん-じゅ【官需】🔗🔉

かん-じゅ クワン― [1] 【官需】 政府の需要。また,その物。 ⇔民需

かん-じゅ【官儒】🔗🔉

かん-じゅ クワン― [1] 【官儒】 幕府や朝廷に仕える儒者。

かん-しゅう【官修】🔗🔉

かん-しゅう クワンシウ [0] 【官修】 (1)政府で編修すること。官撰。 (2)政府で修繕すること。「―墳墓」

かん-しょ【官署】🔗🔉

かん-しょ クワン― [1] 【官署】 官庁とその補助機関。

かん-じょ【官女】🔗🔉

かん-じょ クワンヂヨ [1] 【官女】 宮中や将軍家などに仕える女。女官(ニヨカン)。かんにょ。

かん-しょう【官省】🔗🔉

かん-しょう クワンシヤウ [1][0] 【官省】 (1)国家の機関。中央官庁。 (2)太政官と民部省。

かんしょう-ふ-しょう【官省符荘】🔗🔉

かんしょう-ふ-しょう クワンシヤウ―シヤウ 【官省符荘】 律令制下,太政官符と民部省符によって,不輸租の特権を認められた荘園。

かん-しょう【官掌】🔗🔉

かん-しょう クワンシヤウ 【官掌】 ⇒かじょう(官掌)

かんじょうげんけいき【官場現形記】🔗🔉

かんじょうげんけいき クワンヂヤウ― 【官場現形記】 中国,清代の小説。李宝嘉(リホウカ)著。一九〇一〜六年成立。義和団事件直後の社会を背景とし,官界の腐敗堕落を暴露。

かん-しょく【官職】🔗🔉

かん-しょく クワン― [0][1] 【官職】 (1)各国家公務員に割り当てられている一定の職務と責任をもって占める地位。 (2)官吏の担当する役目の一般的な分類である官と,その下の具体的な類別である職。 (3)官制上の地位。

かん-じん【官人】🔗🔉

かん-じん クワン― [0] 【官人】 ⇒かんにん(官人)

かん-せい【官制】🔗🔉

かん-せい クワン― [0] 【官制】 行政官庁の設置・廃止・組織・権限などについての規定。旧憲法では勅令により,現憲法では,その基本の定めは法律による。

かん-せい【官製】🔗🔉

かん-せい クワン― [0] 【官製】 政府がつくること。またつくったもの。 ⇔私製 「―の協議会」

かんせい-はがき【官製葉書】🔗🔉

かんせい-はがき クワン― [5] 【官製葉書】 郵政省発行の郵便はがき。 →私製葉書

かん-せつ【官設】🔗🔉

かん-せつ クワン― [0] 【官設】 国・政府が設置し維持すること。官立。「―の製鉄所」

かん-せん【官銭】🔗🔉

かん-せん クワン― [0] 【官銭】 政府の発行する銭貨。 ⇔私鋳(シチユウ)銭

かん-せん【官撰】🔗🔉

かん-せん クワン― [0] 【官撰】 (名)スル 政府で編集・選定すること。また,その書物。 ⇔私撰 「―の史書」

かん-せん【官選】🔗🔉

かん-せん クワン― [0] 【官選】 (名)スル 政府が選ぶこと,また選んだもの。 ⇔民選 「―の標語」

かんせん-べんごにん【官選弁護人】🔗🔉

かんせん-べんごにん クワン― [0] 【官選弁護人】 国選弁護人の旧称。

かん-せんじ【官宣旨】🔗🔉

かん-せんじ クワン― [3] 【官宣旨】 平安時代以降,太政官(ダイジヨウカン)が弁官を通じて諸司・諸社寺などに下した公文書。弁官下文(ベンカンノクダシブミ)ともいい,太政官符と太政官牒とを代用するもの。

かん-そう【官奏】🔗🔉

かん-そう クワン― [0] 【官奏】 平安時代,太政官(ダイジヨウカン)から天皇に奏聞すること。また,奏聞する文書の形式。

かん-そう【官僧】🔗🔉

かん-そう クワン― [0] 【官僧】 (1)私度(シド)の僧に対して,官から度牒(ドチヨウ)を得て公に出家した僧。 (2)僧正・僧都など,僧官に任ぜられた僧。 (3)勅許を得て,袍(ホウ)・裳(モ)などの官服または錦襴(キンラン)の袈裟(ケサ)を着る僧。 →律僧

かんそん-みんぴ【官尊民卑】🔗🔉

かんそん-みんぴ クワンソン― [5] 【官尊民卑】 政府や官吏を尊び,民間の人や物をそれに従うものとし軽く扱うこと。

かん-たく【官宅】🔗🔉

かん-たく クワン― [0] 【官宅】 「官舎」に同じ。 ⇔私宅

かん-ち【官治】🔗🔉

かん-ち クワン― [1] 【官治】 国が自己の機関により直接,行政を行うこと。 ⇔自治

かんち-ぎょうせい【官治行政】🔗🔉

かんち-ぎょうせい クワン―ギヤウ― [4] 【官治行政】 国が自己の機関により直接行う行政。

かんち-そしき【官治組織】🔗🔉

かんち-そしき クワン― [4] 【官治組織】 国が直接統治するための行政組織。中央官庁によるものと地方官庁によるものとがある。

かん-とう【官稲】🔗🔉

かん-とう クワンタウ [0] 【官稲】 律令制下,地方財政にあてるため田租として諸国に納められた官有の稲。初め正税(シヨウゼイ)・籾穀・郡稲,のち正税・公廨(クガイ)・雑稲の三種とされた。

かん-にょ【官女・宦女】🔗🔉

かん-にょ クワン― [1] 【官女・宦女】 ⇒かんじょ(官女)

かん-にん【官人】🔗🔉

かん-にん クワン― 【官人】 (1)官吏。役人。かんじん。 (2)律令制で,諸司の主典(サカン)以上六位以下の役人の総称。 (3)平安時代,六衛府など諸司の判官(ジヨウ)以下の,比較的下級の官吏。特に,近衛府の将監以下の称。かんじん。

かん-の-ちょう【官の庁】🔗🔉

かん-の-ちょう クワン―チヤウ 【官の庁】 太政官(ダイジヨウカン)庁。

かん-の-つかさ【官の司】🔗🔉

かん-の-つかさ クワン― 【官の司】 太政官(ダイジヨウカン)。また,太政官庁。

つかさ【官・司・首・長】🔗🔉

つかさ [0][2] 【官・司・首・長】 (1)政務をつかさどる所。役所。官庁。「かの―におはして見たまふに/竹取」 (2)政務をつかさどる者。役人。官吏。「百(モモ)の―を従へ給へりしそのほど/増鏡(新島守)」 (3)つとめ。役目。官職。「除目に―得ぬ人の家/枕草子 139」 (4)おもだったもの。主要なもの。「万調(ヨロズツキ)奉る―と作りたるその生業(ナリワイ)を/万葉 4122」 (5)主要人物。かしら。首長。「即ち王辰爾を以て船の―とす/日本書紀(欽明訓)」

つかさ-くらい【官位】🔗🔉

つかさ-くらい ―クラ 【官位】 官職と位階。かんい。「年の程よりは―過ぎつつ/源氏(竹河)」

つかさ-こうぶり【官冠】🔗🔉

つかさ-こうぶり ―カウブリ 【官冠】 (1)官と爵位。「―心にかなひ/源氏(乙女)」 (2)年官と年爵。「得給ふべき―,御封の物の/源氏(薄雲)」

つかさ-びと【官人】🔗🔉

つかさ-びと 【官人】 官職にある人。役人。官吏。かんにん。「―より初めてもろもろの民にいたるまで/東関紀行」

つかさ-まさり【官増さり】🔗🔉

つかさ-まさり 【官増さり】 官位の昇進すること。「―としきなみぞ立つ/枕草子 92」

つかさ-めし【司召・官召】🔗🔉

つかさ-めし 【司召・官召】 「司召の除目(ジモク)」の略。「―の頃,この宮の人は,給はるべき官(ツカサ)も得ず/源氏(賢木)」

み-やけ【屯倉・官家】🔗🔉

み-やけ [0] 【屯倉・官家】 〔「み」は接頭語。「やけ」は「やか(宅・家)」の転。稲穀を納める官の倉の意〕 (1)大化前代,大和政権直轄の田畑。自ら畿内に開発したもの,地方豪族が所領の一部を献上したもの,地方に設定して中央から管理者を派遣して管理したものなどがあった。 (2)(「官家」と書く)日本書紀によれば,大和政権が朝鮮南部の諸国に置いた直轄地。うちつみやけ。「国毎に初めて―を置きて,海表の蕃屏(マガキ)として/日本書紀(継体訓)」 (3)朝廷。「―の船枯野と名(ナヅ)くるは伊豆国の貢ぐ所の船なり/日本書紀(応神訓)」

かんい【官位】(和英)🔗🔉

かんい【官位】 an official rank.

かんえい【官営】(和英)🔗🔉

かんえい【官営】 government management[control].〜の government-controlled.〜にする placeunder government control.‖官営事業 a government enterprise.

かんかい【官界】(和英)🔗🔉

かんかい【官界】 the official world;officialdom.→英和

かんぎょう【官業】(和英)🔗🔉

かんぎょう【官業】 a government enterprise.

かんぐん【官軍】(和英)🔗🔉

かんぐん【官軍】 the government army[forces].勝てば官軍 Might is right.

かんけん【官憲】(和英)🔗🔉

かんけん【官憲】 the (government) authorities;the police (警察).→英和

かんこうちょう【官公庁】(和英)🔗🔉

かんこうちょう【官公庁】 government and municipal offices.

かんしゃ【官舎】(和英)🔗🔉

かんしゃ【官舎】 an official residence.

かんじょ【官女】(和英)🔗🔉

かんじょ【官女】 a court lady.

かんしょく【官職】(和英)🔗🔉

かんしょく【官職】 a government post;government service.

かんせい【官製はがき】(和英)🔗🔉

かんせい【官製はがき】 a government postcard[<米>postal card].

かんせん【官選の】(和英)🔗🔉

かんせん【官選の】 appointed by the government.→英和 官選弁護人 ⇒国選(弁護人).

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