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広辞苑の検索結果 (5)
けい‐しつ【形質】🔗⭐🔉
けい‐しつ【形質】
生物の分類の指標となる、形態的な要素・特徴・標徴。特に、メンデル以来の遺伝学では、表現型として現れる形態的・生理的な各種の遺伝的性質。
⇒けいしつ‐さいぼう【形質細胞】
⇒けいしつ‐てんかん【形質転換】
⇒けいしつ‐どうにゅう【形質導入】
⇒けいしつ‐はつげん【形質発現】
けいしつ‐さいぼう【形質細胞】‥バウ🔗⭐🔉
けいしつ‐さいぼう【形質細胞】‥バウ
(plasma cell)免疫担当細胞の一つ。脾臓やリンパ節をはじめ全身の結合組織に分布。細胞質中にゴルジ装置・粗面小胞体が発達し、抗体(免疫グロブリン)を生産する。プラズマ細胞。
⇒けい‐しつ【形質】
けいしつ‐てんかん【形質転換】‥クワン🔗⭐🔉
けいしつ‐てんかん【形質転換】‥クワン
(transformation)〔生〕
①ある遺伝形質をもつ細菌や細胞(供与株)からの抽出物を、その形質をもたないもの(受容株)に与えると、受容株が供与株の形質を獲得する現象。F.グリフィスが肺炎球菌で発見。
②高等生物の細胞がウイルスの感染などによって腫瘍しゅよう細胞に似た性質を備えるようになること。または、これに類似した現象。トランスフォーメーション。
⇒けい‐しつ【形質】
けいしつ‐どうにゅう【形質導入】‥ダウニフ🔗⭐🔉
けいしつ‐どうにゅう【形質導入】‥ダウニフ
ある細菌細胞の遺伝子の一部がバクテリオファージなどの仲介で他の同種の細菌細胞に移行し、遺伝形質が伝達される現象、またそれを人為的に行う操作。
⇒けい‐しつ【形質】
けいしつ‐はつげん【形質発現】🔗⭐🔉
けいしつ‐はつげん【形質発現】
遺伝情報が、観察または測定できる形質(表現型)として現れること。最も低次のものは、遺伝情報がアミノ酸配列に翻訳され蛋白質が合成されるもの。この蛋白質は、酵素として特定の生体反応を触媒したり、構造蛋白質として生体の構造を形成したりするなど、さらに高次の形質を発現する。
⇒けい‐しつ【形質】
大辞林の検索結果 (6)
けい-しつ【形質】🔗⭐🔉
けい-しつ [0] 【形質】
(1)物の形と実質。
(2)生物分類の基準となるあらゆる形態的特徴。特に,表現型として現れる各種の遺伝的性質。
けいしつ-さいぼう【形質細胞】🔗⭐🔉
けいしつ-さいぼう ―バウ [5] 【形質細胞】
B 細胞が抗原の刺激と T 細胞の補助を受けて増殖分化した最終形のもので,免疫グロブリンを生産する細胞。慢性炎症巣に多数出現する。プラズマ細胞。
けいしつ-じんるいがく【形質人類学】🔗⭐🔉
けいしつ-じんるいがく [7] 【形質人類学】
⇒自然人類学(シゼンジンルイガク)
けいしつ-てんかん【形質転換】🔗⭐🔉
けいしつ-てんかん ―クワン [5] 【形質転換】
(1)一系統の細菌から抽出したデオキシリボ核酸を,他の系統の細菌に取り込ませると,供与菌の形質が受容菌において発現する現象。
(2)培養細胞がその性質をかえて,腫瘍細胞に類似の性質を備えること。
けいしつ-どうにゅう【形質導入】🔗⭐🔉
けいしつ-どうにゅう ―ダウニフ [5] 【形質導入】
ある系統の細菌の遺伝的形質の一部が,バクテリオファージを介して他の系統の細菌へ移行する現象。染色体上の遺伝子の位置づけに利用される。
けいしつ-はつげん【形質発現】🔗⭐🔉
けいしつ-はつげん [5] 【形質発現】
遺伝子によって決定される形質が表現型として現れてくること。DNA 上のヌクレオチド配列順序に従ってつくられたタンパク質が,生体反応を触媒したり構造体を形成して,特定の表現型を現す。表現型発現。遺伝情報発現。
広辞苑+大辞林に「形質」で始まるの検索結果。