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広辞苑の検索結果 (5)

つれ‐づれ【徒然】🔗🔉

つれ‐づれ徒然】 ①つくづくと物思いにふけること。源氏物語手習「―も心細きままに思ひ嘆きけるを」 ②なすこともなくものさびしいさま。することもなく退屈なさま。源氏物語初音「年月に添へて―の数のみまされど」。徒然草「―なるままに、日暮し、硯にむかひて」。「―を慰める」 ③つくづく。つらつら。浄瑠璃、冥途飛脚「顔を―眺むれば」 ⇒つれづれ‐が・る ⇒つれづれ‐げ ⇒つれづれ‐と

つれづれぐさ【徒然草】🔗🔉

つれづれぐさ徒然草】 鎌倉時代の随筆。2巻。作者は兼好法師。出家前の1310年(延慶3)頃から31年(元弘1)にかけて断続的に書いたものか。「つれづれなるままに」と筆を起こす序段のほか、種々の思索的随想や見聞など243段より成る。名文の誉れ高く、枕草子と共に日本の随筆文学の双璧。 →文献資料[徒然草] ⇒つれづれぐさ‐しょう【徒然草抄】 ⇒つれづれぐさ‐もんだんしょう【徒然草文段抄】

つれづれぐさ‐しょう【徒然草抄】‥セウ🔗🔉

つれづれぐさ‐しょう徒然草抄‥セウ 徒然草の注釈書。13巻。加藤磐斎著。1661年(寛文1)刊。初めに兼好の伝記、その時代、本書の題号、本文の大要を述べ、次に各段の釈義をなす。一体に仏教的色彩が濃厚。盤斎抄。 ⇒つれづれぐさ【徒然草】

つれづれぐさ‐もんだんしょう【徒然草文段抄】‥セウ🔗🔉

つれづれぐさ‐もんだんしょう徒然草文段抄‥セウ 徒然草の注釈書。7巻。北村季吟著。1667年(寛文7)刊。各段をさらに数節に小分けして説明し、注は「寿命院抄」「野槌」以下の旧説を取捨して穏健な自説を加える。 ⇒つれづれぐさ【徒然草】

と‐ぜん【徒然】🔗🔉

と‐ぜん徒然】 ①なすこともなく退屈なこと。つれづれなこと。無聊ぶりょうなこと。手持ちぶさた。日葡辞書「トゼンナテイ」 ②空腹。日葡辞書「トゼンナ」

大辞林の検索結果 (5)

つれ-づれ【徒然】🔗🔉

つれ-づれ 【徒然】 〔「連(ツ)れ連(ヅ)れ」で,長く続くさま,思い続けるさまをいう〕 ■一■ [0] (名) 何もすることがなくて退屈であること。所在ないこと。手持ちぶさた。「老後の―を慰める」「―わぶる人はいかなる心ならん/徒然 75」 ■二■ (形動ナリ) (1)するべきことがなくて所在ないさま。退屈。無聊(ブリヨウ)。「―なるままに,日暮し硯に向かひて/徒然(序)」 (2)何事も起こらずさびしいさま。静寂。「いと―に,人目も見えぬ所なれば/源氏(東屋)」 ■三■ (副) (多く「と」を伴って) (1)その状態でずっと。「まどひ来たりけれど,死にければ,―と籠り居りけり/伊勢 45」 (2)つくづく。つらつら。「顔を―眺むれば,梅川いとど胸づはらしく/浄瑠璃・冥途の飛脚(下)」

つれづれぐさ【徒然草】🔗🔉

つれづれぐさ 【徒然草】 随筆。二巻。吉田兼好著。1330〜31年頃成立(異説あり)。随想・見聞などを,著者の感興のおもむくままに記したもの。無常観に基づく,著者の人生観・美意識などがうかがえ,「枕草子」と並ぶ随筆文学の傑作とされる。

つれづれぐさ-もんだんしょう【徒然草文段抄】🔗🔉

つれづれぐさ-もんだんしょう ―セウ 【徒然草文段抄】 注釈書。七巻。北村季吟著。1667年刊。「徒然草」を師松永貞徳の説に従い二四四段に分段し,さらに小節に分けて注釈を施す。

と-ぜん【徒然】🔗🔉

と-ぜん [0] 【徒然】 (名・形動)[文]ナリ なすこともなく退屈なこと。ものさびしくしていること。また,そのさま。てもちぶさた。つれづれ。「―なもので御座いますから/良人の自白(尚江)」「―に皆堪へかねて/太平記 7」

つれづれ【徒然なるままに】(和英)🔗🔉

つれづれ【徒然なるままに】 to kill time;to pass leisure hours.

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