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つれ‐づれ【徒=然】🔗🔉

つれ‐づれ【徒然】 《「連(つ)れ連(づ)れ」の意》[名・形動]することがなくて退屈なこと。また、そのさま。手持ちぶさた。「読書をして病床の―をまぎらわす」「―な舟の中は人々の雑談で持切った」〈藤村・破戒〉つくづくと物思いにふけること。「―も慰めがたう、心細さまさりてなむ」〈源・賢木〉しんみりとして寂しいこと。また、そのさま。「いと―に人目も見えぬ所なれば」〈源・東屋〉[副]長々と。そのままずっと。「―と降り暮らして、しめやかなる宵の雨に」〈源・帚木〉しんみりと寂しいさま。「―とこもり居りけり」〈伊勢・四五〉よくよく。つくづく。「言ふ顔―うちながめ」〈浄・手習鑑〉

つれづれぐさ【徒然草】🔗🔉

つれづれぐさ【徒然草】 鎌倉時代の随筆。二巻。吉田兼好著。元徳二〜元弘元年(一三三〇〜三一)ごろ成立か。随想や見聞などを書きつづった全二四四段(一説では二四三段)からなる。無常観に基づく人生観・世相観・風雅思想などがみられ、枕草子とともに随筆文学の双璧(そうへき)とされる。

つれづれぐさしょう【徒然草抄】つれづれぐさセウ🔗🔉

つれづれぐさしょう【徒然草抄】つれづれぐさセウ 江戸前期の注釈書。一三巻。加藤盤斎著。寛文元年(一六六一)刊。兼好の伝記を巻頭に置き、徒然草の仏教思想を中心に評釈を加えたもの。盤斎抄。

つれづれぐさもんだんしょう【徒然草文段抄】つれづれぐさモンダンセウ🔗🔉

つれづれぐさもんだんしょう【徒然草文段抄】つれづれぐさモンダンセウ 江戸前期の注釈書。七巻。北村季吟著。寛文七年(一六六七)刊。徒然草を二四四段に分け、注釈の旧説を取捨してのせ、自説を加えたもの。

と‐ぜん【徒然】🔗🔉

と‐ぜん【徒然】 [名・形動]何もすることがなく、手持ちぶさたなこと。また、そのさま。つれづれ。無聊(ぶりよう)。「―の日を退屈そうに暮らしている」〈漱石・虞美人草〉

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