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広辞苑の検索結果 (11)

お‐さき【御先】🔗🔉

お‐さき御先】 ①「さき」「さきだち」の尊敬語。「―に失礼」 ②行列の先頭。 ③人の手先に使われること。また、その者。洒落本、自惚鏡「あいつも―な野郎よ」。「―に使われる」 ⇒おさき‐ぎつね【御先狐】 ⇒おさき‐タバコ【御先煙草】 ⇒おさき‐まっくら【御先真っ暗】 ⇒おさき‐もの【御先者】

おさき‐ぎつね【御先狐】🔗🔉

おさき‐ぎつね御先狐】 俗に、飼い馴らすと飼主の命を奉じて種々の神変不思議なことをするという妖狐。尾裂狐。 ⇒お‐さき【御先】

おさき‐タバコ【御先煙草】🔗🔉

おさき‐タバコ御先煙草】 主人側から客へ接待に出すタバコ。歌舞伎、小袖曾我薊色縫「―にわしが烟草をいくら呑んだか知れませぬ」 ⇒お‐さき【御先】

お‐さきぼう【御先棒】‥バウ🔗🔉

お‐さきぼう御先棒‥バウ ⇒さきぼう ⇒御先棒をかつぐ

○御先棒をかつぐおさきぼうをかつぐ🔗🔉

○御先棒をかつぐおさきぼうをかつぐ 軽々しく人の手先になる。 ⇒お‐さきぼう【御先棒】 おざき‐ほつき尾崎秀樹ヲ‥ 文芸評論家。台北生れ。ゾルゲ事件の真相解明に携わる。大衆文学の研究・評論など幅広い執筆活動を展開。著「ゾルゲ事件」「大衆文学論」など。(1928〜1999) ⇒おざき【尾崎】 おざき‐ほつみ尾崎秀実ヲ‥ 中国研究家。東京生れ。東大卒。朝日新聞記者。東亜協同体論を主唱。1941年ゾルゲ事件に連座して逮捕、のち処刑。著「現代支那論」「現代支那批判」、獄中書簡集「愛情はふる星のごとく」など。(1901〜1944) ⇒おざき【尾崎】 おざき‐まさよし尾崎雅嘉ヲ‥ 江戸後期の国学者。大坂の人。号は蘿月庵・華陽など。著「群書一覧」「百人一首一夕話」など。(1755〜1827) ⇒おざき【尾崎】 おさき‐まっくら御先真っ暗】 前途の見通しが全くつかないこと。 ⇒お‐さき【御先】 おさ‐ぎみ長君ヲサ‥ 中心人物。頭領。 おざき‐みどり尾崎翠ヲ‥ 小説家。鳥取県生れ。日本女子大中退。意識の流れや生理の不安定感をユーモラスに表出。作「第七官界彷徨ほうこう」など。(1896〜1971) ⇒おざき【尾崎】 おさき‐もの御先者】 調子にのって先に立って事をする者。浮世風呂4「猿田の彦が―に、鼬岩いたちいわがはしつこいと来て居るから」 ⇒お‐さき【御先】 おざき‐ゆきお尾崎行雄ヲ‥ヲ 政党政治家。号、咢堂がくどう。相州津久井(神奈川県)生れ。慶応義塾に学び、立憲改進党創立に参加。第1議会以来25回連続して衆議院に議席を占め、その間、第1次護憲運動に活躍。「憲政の神様」と称される。東京市長、大隈内閣の法相。太平洋戦争期、翼賛選挙を批判し告発される。(1858〜1954) 尾崎行雄 撮影:田村 茂 →議会演説[尾崎行雄議会演説] ⇒おざき【尾崎】 おさき‐よつじろ尾先四白ヲ‥ 尾と四足の先が白い犬。異霊を有する犬として、飼うことを忌む地方がある。 ⇒お‐さき【尾先】 おざ‐ぎり御座切り】 その場かぎり。今回だけ。 お‐さく御幘】 天皇所用の冠に巻く帯。大嘗祭・新嘗祭・神今食じんごんじきなどの神事に用いる。白の平絹へいけんをたたみ、黒の生絹すずしを張った無文の冠の纓えいを巾子こじぐるみ括ってうしろに結び下げたもの。結び方に山科(もろわな結び)・高倉(かたわな結び)の2流がある。 おさく‐だて御作立て(→)「物作り」2に同じ。 お‐さげ御下げ】 ①女の帯の結び方の一つ。両端を垂れさげる。 ②(「おさげ髪」の略)(→)「下げ髪」2に同じ。 お‐さけび雄叫びヲ‥ (→)「おたけび」に同じ。 お‐ざさ小笹ヲ‥ささ。千載和歌集「分けきつる―が露の繁ければ」 ⇒おざさ‐はら【小笹原】 おさ‐ざけ長酒ヲサ‥ 一座の長になった時に座員にふるまう酒。申楽談儀「―拾貫文」 おざさ‐はら小笹原ヲ‥ 笹の生い茂っている原。詞花和歌集「―駒の景色も春めきにけり」 ⇒お‐ざさ【小笹】 お‐さし御差】 ①大名の家などで、子に乳をさし上げる女。さしうば。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―、抱乳母だきうば、お乳の人」 ②宮廷で、下級の女官。 ③さしさわり。 ④「お刺身」の略。歌舞伎、小袖曾我薊色縫「ひらめの―」 お‐さじ御匙】 ①(匙で薬を盛るので)江戸時代、将軍・大名などの侍医の敬称。御典医。 ②長い顔をあざけっていう語。 お‐ざし尾差・尾指ヲ‥ ①尾の状態。宇治拾遺物語7「馬のふるまひ、おもだち、―、足つきなど」 ②建おざすこと。 お‐ざしき御座敷】 ①「座敷」の丁寧な言い方。 ②芸人・芸者にとって、その呼ばれる宴席。 ⇒おざしき‐うた【御座敷唄】 ⇒御座敷がかかる おざしき‐うた御座敷唄】 芸者衆が宴席で三味線にあわせて座興にうたう民謡などの唄。 ⇒お‐ざしき【御座敷】

おさき‐まっくら【御先真っ暗】🔗🔉

おさき‐まっくら御先真っ暗】 前途の見通しが全くつかないこと。 ⇒お‐さき【御先】

おさき‐もの【御先者】🔗🔉

おさき‐もの御先者】 調子にのって先に立って事をする者。浮世風呂4「猿田の彦が―に、鼬岩いたちいわがはしつこいと来て居るから」 ⇒お‐さき【御先】

おん‐さき【御先】🔗🔉

おん‐さき御先】 貴人の先に立つ従者。おさき。前駆。

み‐さき【御先・御前】🔗🔉

み‐さき御先・御前】 ①さきばらい。前駆。先駆。継体紀「前駈みさき警蹕ひて」 ②神の使と信ぜられた動物。 ㋐稲荷の狐の異称。 ㋑烏の異称。東北地方で、正月11日に田に出て「おみさき、おみさき」と呼ぶ習俗がある。 ⇒みさき‐おい【御先追・警蹕】 ⇒みさき‐がみ【御先神】 ⇒みさき‐がらす【御前烏】

みさき‐おい【御先追・警蹕】‥オヒ🔗🔉

みさき‐おい御先追・警蹕‥オヒ 行幸・神幸などの御先駆。天武紀「―既に動きぬ」 ⇒み‐さき【御先・御前】

みさき‐がみ【御先神】🔗🔉

みさき‐がみ御先神】 神の先駆として非常の際にあらわれるという動物。烏や狐の例が多い。また、人に祟たたるともいう。 ⇒み‐さき【御先・御前】

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お-さき【御先】🔗🔉

お-さき [0] 【御先】 (1)相手を敬って「先」を丁寧にいう語。「どうぞ―にお召し上がり下さい」「私は―へ御飯戴きます/金色夜叉(紅葉)」 〔明治時代までは「お先へ」の形が用いられた〕 (2)(「お先に・お先に失礼します」の形で)相手よりも先に物事を行う時にいう挨拶のことば。「―,と言って帰る」 (3)将来。先。 (4)人を手先に使うこと。また,人に利用される者。「―に許り遣はれて/洒落本・南閨雑話」

おさき-ぎつね【御先狐】🔗🔉

おさき-ぎつね [4] 【御先狐】 ⇒尾裂(オサ)き狐(ギツネ)

おさき-タバコ【御先―】🔗🔉

おさき-タバコ [4] 【御先―】 主人が客にもてなしに出すタバコ。「しやあしやあと,―にわしが煙草をいくら呑んだか知れませぬ/歌舞伎・小袖曾我」

おさき-ばしり【御先走り】🔗🔉

おさき-ばしり [4] 【御先走り】 他人より先に軽はずみに行動すること。また,その人。おさきっぱしり。

おさき-まっくら【御先真っ暗】🔗🔉

おさき-まっくら [6] 【御先真っ暗】 (形動) 将来の見通しが全くつかないこと。将来に希望が見出せないこと。「不況で経済界は―だ」

おさき-もの【御先者】🔗🔉

おさき-もの 【御先者】 人の手先に使われる者。また,人の先に立って騒ぐ軽率な人。「燃木に火をさす―/滑稽本・浮世風呂 4」

お-さきぼう【御先棒】🔗🔉

お-さきぼう ―サキバウ [0] 【御先棒】 ⇒先棒(サキボウ)

おさきぼう=をかつ・ぐ🔗🔉

――をかつ・ぐ 軽々しく人の手先となって動く。

おさきぼう-かつぎ【御先棒担ぎ】🔗🔉

おさきぼう-かつぎ ―サキバウ― [6] 【御先棒担ぎ】 ⇒先棒担(サキボウカツ)ぎ

み-さき【御先・御前】🔗🔉

み-さき 【御先・御前】 (1)貴人の外出の際などの先導をすること。先払い。前駆(ゼンク)。「―の松明(マツ)ほのかにて,いと忍びていで給ふ/源氏(夕顔)」 (2)神が,使者としてつかわす動物。御先物。

みさき-おい【御先追ひ・警蹕】🔗🔉

みさき-おい ―オヒ 【御先追ひ・警蹕】 天皇・神体などの行列の前駆。「―既に動きぬ/日本書紀(天武下訓)」

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