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広辞苑の検索結果 (2)

ところ‐せ・し【所狭し】🔗🔉

ところ‐せ・し所狭し】 〔形ク〕 ①場所が狭い。いっぱいになっている。源氏物語関屋「女車多く―・うゆるぎ来るに日たけぬ」 ②身うごきができない。気づまりである。窮屈だ。宇津保物語初秋「ことなる―・き御前もなくて」 ③堂々としている。重々しい。枕草子97「さるおほのかなるものは―・くやあらん」 ④大げさである。ぎょうぎょうしい。堤中納言物語「ただ近き所なれば、車は―・し」 ⑤煩わしい。面倒である。源氏物語玉鬘「和歌の髄脳いと―・う」 ⑥厄介である。困る。源氏物語末摘花「雨降り出でて―・くもあるに」

ところ‐せま・し【所狭し】🔗🔉

ところ‐せま・し所狭し】 〔形ク〕 (→)「ところせし」に同じ。

大辞林の検索結果 (1)

ところ-せ・し【所狭し】🔗🔉

ところ-せ・し 【所狭し】 (形ク) (1)空間を物が占めていて,場所が狭い。いっぱいだ。残された余地が少ない。「屯食(トンジキ),禄の唐櫃どもなど,―・きまで/源氏(桐壺)」 (2)精神的に窮屈だ。気づまりだ。「(天皇トイウ)よろづ―・き御ありさまよりは,なかなか安らかに/増鏡(おどろの下)」 (3)堂々としている。重々しく立派である。「いで給ふ気色―・きを,人々端に出て見奉れば/源氏(紅葉賀)」 (4)おおげさだ。仰山だ。大層だ。「ただ近き所なれば,車は―・し/堤中納言(はいずみ)」 (5)扱いにくい。めんどうだ。難儀だ。うっとうしい。「雨降り出でて―・くもあるに/源氏(末摘花)」

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