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広辞苑の検索結果 (18)
はなち【放ち】🔗⭐🔉
はなち【放ち】
①放つこと。
②制限・制約がなく、誰が利用しても自由である山野。
⇒はなち‐いで【放ち出で】
⇒はなち‐うま【放ち馬】
⇒はなち‐がい【放ち飼い】
⇒はなち‐がき【放ち書】
⇒はなち‐がみ【放ち紙】
⇒はなち‐がみ【放ち髪】
⇒はなち‐がめ【放ち亀】
⇒はなち‐こじ【放ち巾子】
⇒はなち‐ごま【放ち駒】
⇒はなち‐じょう【放ち状】
⇒はなち‐で【放ち出】
⇒はなち‐どり【放ち鳥】
⇒はなち‐のうし【放ち直衣】
⇒はなち‐の‐かみ【放ちの髪】
⇒はなち‐もとどり【放ち髻】
はなち‐あ・ぐ【放ち上ぐ】🔗⭐🔉
はなち‐あ・ぐ【放ち上ぐ】
〔他下二〕
声を高くはりあげる。栄華物語日蔭のかづら「歌をぞ―・げてうたはせ給ふ」
はなち‐いで【放ち出で】🔗⭐🔉
はなち‐いで【放ち出で】
寝殿造で、母屋から張り出して建てられた部屋。また一説に、廂ひさしの間を几帳や障子で仕切って設けた部屋ともいう。はなちで。源氏物語若菜上「寝殿の―を例のしつらひて」
⇒はなち【放ち】
はなち‐うま【放ち馬】🔗⭐🔉
はなち‐うま【放ち馬】
放し飼いの馬。また、つなぎとめてない馬。放ち駒。はなしうま。蜻蛉日記中「川づらに―どものあさりありくも」
⇒はなち【放ち】
はなち‐がき【放ち書】🔗⭐🔉
はなち‐がき【放ち書】
①文字を続けて書かないで、1字ずつ放して書くこと。特に、へたな字のさまにいう。源氏物語若紫「かの御―なむなほ見給へまほしき」
②手本を離れて思いのままに書くこと。
③言葉と言葉との間をあけて書く書き方。わかちがき。
⇒はなち【放ち】
はなち‐がみ【放ち紙】🔗⭐🔉
はなち‐がみ【放ち紙】
日給簡にっきゅうのふだの下に上番じょうばんの日数を書いて貼る紙。
⇒はなち【放ち】
はなち‐がみ【放ち髪】🔗⭐🔉
はなち‐がめ【放ち亀】🔗⭐🔉
はなち‐がめ【放ち亀】
①池などに放し飼いにする亀。
②亀を放生ほうじょうの料として放ちやること。また、その亀。陰暦8月15日の京都石清水八幡宮の放生会が有名。〈[季]秋〉
⇒はなち【放ち】
はなち‐こじ【放ち巾子】🔗⭐🔉
はなち‐こじ【放ち巾子】
(→)「ぬきこじ(抜巾子)」に同じ。
⇒はなち【放ち】
はなち‐ごま【放ち駒】🔗⭐🔉
はなち‐ごま【放ち駒】
放し飼いの馬。はなちうま。万葉集11「―蕩あらびにけらし」
⇒はなち【放ち】
はなち‐じょう【放ち状】‥ジヤウ🔗⭐🔉
はなち‐じょう【放ち状】‥ジヤウ
中世、人や物に対する自己の権利を放棄する時に発行する文書。
⇒はなち【放ち】
はなち‐で【放ち出】🔗⭐🔉
はなち‐どり【放ち鳥】🔗⭐🔉
はなち‐のうし【放ち直衣】‥ナホシ🔗⭐🔉
はなち‐のうし【放ち直衣】‥ナホシ
天皇の引ひき直衣の時、帯を結ばず下に紅の袴を着用したこと。
⇒はなち【放ち】
はなち‐もとどり【放ち髻】🔗⭐🔉
はなち‐もとどり【放ち髻】
冠や烏帽子えぼしをかぶらず、髻をあらわにしていること。
⇒はなち【放ち】
はなち‐や・る【放ち遣る】🔗⭐🔉
はなち‐や・る【放ち遣る】
〔他五〕
放して行かせる。追放する。
大辞林の検索結果 (7)
はなち【放ち】🔗⭐🔉
はなち [3] 【放ち】
〔動詞「はなつ(放)」の連用形から〕
放つこと。また,放たれたもの。「蒼生とは,民のもとどり―にしている,髪のあをいを云ぞ/中華若木詩抄」
はなち-いで【放ち出】🔗⭐🔉
はなち-いで 【放ち出】
寝殿造りで,寝殿・対の屋などから張り出して造った建物。また,庇(ヒサシ)の間を几帳や障子・衝立(ツイタテ)などで仕切って設けた部屋。はなちで。「寝殿の―の,又一間なる所の,落窪なる所の二間なるになむ住ませ給ひける/落窪 1」
はなち-がき【放ち書き】🔗⭐🔉
はなち-がき [0] 【放ち書き】
(1)語と語,または文節と文節との間をあけて書く書き方。わかちがき。
(2)一字一字離して書く書き方。また,幼稚な書き方をいう。「その次に男手―に書きて/宇津保(国譲上)」
→単体
はなち-こじ【放ち巾子】🔗⭐🔉
はなち-こじ 【放ち巾子】
「抜き巾子」に同じ。
はなち-じょう【放ち状】🔗⭐🔉
はなち-じょう ―ジヤウ 【放ち状】
中世,所領などを譲渡するとき,相手に書いて渡した証文。
はなち-で【放ち出】🔗⭐🔉
はなち-で 【放ち出】
⇒はなちいで(放出)
はなち-どり【放ち鳥】🔗⭐🔉
はなち-どり 【放ち鳥】
(1)(風切り羽を切るなど飛べないようにして)放し飼いにしてある鳥。「島の宮勾(マガリ)の池の―/万葉 170」
(2)追善のために鳥を籠から放してやること。また,その鳥。「とくかすめとくとくかすめ―/おらが春」
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