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広辞苑の検索結果 (5)

しに‐うま【死に馬】🔗🔉

しに‐うま死に馬】 死んだ馬。また、馬をののしっていう語。雨月物語1「この―は眼まなこをもはたけぬか」 ⇒死に馬に鍼をさす ○死に馬に鍼をさすしにうまにはりをさす 何の効果もないことのたとえ。 ⇒しに‐うま【死に馬】

○死に馬に鍼をさすしにうまにはりをさす🔗🔉

○死に馬に鍼をさすしにうまにはりをさす 何の効果もないことのたとえ。 ⇒しに‐うま【死に馬】 しに‐え死絵‥ヱ 人気のあった俳優・作家・画家などが死んだ時、追善・記念のために似顔絵などを摺り込んで版行した版画。寛政(1789〜1801)頃から始まる。 しに‐おく・れる死に後れる】 〔自下一〕[文]しにおく・る(下二) ①死ぬべき時に死なずに生きている。 ②その人が死んで、自分だけ生き残る。先立たれる。 しに‐かえ・る死に返る‥カヘル 〔自四〕 ①幾度も死ぬ。万葉集4「千たびそわれは―・らまし」 ②死に瀕している。源氏物語夢浮橋「親の―・るをば」 ③(極度のつらさ、おかしさなどを比喩的に)死んでしまいそうなほどである。落窪物語2「―・り笑ふ」。蜻蛉日記「打出の浜に―・りて到りたれば」 しに‐がお死に顔‥ガホ 死んだあとの顔つき。死人の顔色。死面。↔生き顔 しに‐かか・る死に掛かる】 〔自五〕 もう少しで死にそうになる。 しに‐かくご死覚悟】 死ぬ覚悟。決死。浄瑠璃、心中天の網島「毎夜毎夜の―」 しに‐がくもん死に学問】 実際に活用できない学問。 しに‐かけ死に懸け】 死ぬばかりなさま。瀕死。垂死。 しに‐かさな・る死に重なる】 〔自四〕 つぎつぎに死んで死体がかさなりあう。保元物語「親死に子討たるれどもかへりみず、いやが上に―・つて戦ふとぞ聞く」 しに‐がて死粮】 死に臨んでとる食物。源平盛衰記45「これやこの下臈の言ふなる―とは、只今死する者の魚鳥あるべからずとて取りのけさす」 しに‐がね死に金】 ①死んだ時の用意に貯える金銭。浮世床「伯母さまの―が千五百両」 ②ためこむばかりで活用しない金銭。 ③無駄に使って役に立っていない金銭。 しに‐かばね死屍(→)「しかばね(屍)」に同じ。 しに‐がみ死神】 人を死に誘うという神。人に死ぬ気を起こさせる神。「―にとりつかれる」。(作品名別項) しにがみ死神】 落語。三遊亭円朝作。ヨーロッパの昔話に基づく。貧しい男が死神に助けられ、医者として金儲けをするが、やがて自分の寿命をなくす話。 シニカルcynical】 皮肉な態度をとるさま。冷笑的。シニック。→キニク学派 しに‐かわ死に皮‥カハ ①死んだ動物の皮。 ②垢付あかつき。誹風柳多留22「―と水をさされる売り小袖」 しに‐かわ・る死に変わる‥カハル 〔自五〕 ①死んで姿を変える。 ②死んで再び生まれかわる。 しに‐き・れる死に切れる】 〔自下一〕 (打消を伴って用いる)そのまま直ちに、または未練を残さず、死ぬことができる。森鴎外、高瀬舟「右の手に剃刀を持つて、横に笛を切つたが、それでは―・れなかつたので」→死んでも死に切れない(「死ぬ」成句) しに‐ぎわ死に際‥ギハ 死のうとするまぎわ。末期まつご。臨終。 し‐にく屍肉】 死体の肉。 し‐にく歯肉】 歯茎はぐきのこと。 ⇒しにく‐えん【歯肉炎】 し‐にく・い為難い】 〔形〕[文]しにく・し(ク) することがむずかしい。やりにくい。 しにく‐えん歯肉炎】 歯肉の炎症。歯石などの刺激により歯間の歯肉の発赤ほっせき・腫脹に始まり、付着歯肉に波及する。放置すると歯周炎をおこす。→歯周炎 ⇒し‐にく【歯肉】 しに‐くち死口「口寄くちよせ参照。 しに‐ぐるい死に狂い‥グルヒ しにものぐるい。太平記7「是こそ敵の運の尽くる処の―よ」 ジニ‐けいすうジニ係数】 所得や資産の分配の不平等度を測る指標の一つ。0〜1の値をとり、1に近いほど不平等度が高いことを示す。イタリアの統計学者ジニ(C. Gini1884〜1965)が考案。 しに‐げしょう死に化粧‥シヤウ 死者にほどこす化粧。 しに‐ごう死に業‥ゴフ 〔仏〕前世の業報ごうほうによって死ぬこと。死ぬべき業報。太平記32「されども此の人―や来ざりけん」 しに‐ごしらえ死に拵え‥ゴシラヘ (→)「しにじたく」に同じ。浄瑠璃、心中天の網島「われとわが身の―」 しに‐ごもり死に籠り】 蚕が繭を営む中に死んで完全蛹さなぎにならないもの。死籠繭。 しに‐ざま死に様】 ①死ぬ時のありさま。死に臨んでの、人としてのありかた。しによう。 ②まさに死のうとする時。死にぎわ。徒然草「師匠―に銭二百貫と坊ひとつを譲りたりけるを」

し‐ば【死馬】🔗🔉

し‐ば死馬】 死んだ馬。しにうま。 ⇒死馬の骨 ⇒死馬の骨を五百金に買う

○死馬の骨しばのほね🔗🔉

○死馬の骨しばのほね かつては抜群であったが、今は何の価値もないもののたとえ。 ⇒し‐ば【死馬】

○死馬の骨を五百金に買うしばのほねをごひゃっきんにかう🔗🔉

○死馬の骨を五百金に買うしばのほねをごひゃっきんにかう [戦国策燕策](日に千里を走る名馬を求めていた者が、名馬の死骸を500金で買ったところ、その年のうちに3頭の名馬を入手できたという故事から)役にたたない者をまず優遇すれば、すぐれた者が自然に集まって来ることのたとえ。死馬の骨を買う。 ⇒し‐ば【死馬】 しば‐の‐みぎり芝の砌】 霊芝れいしの生えるあたり。転じて、神仙の宮殿または天子の宮殿。続古今和歌集「―の露も色深く結ばれたるのみにあらず」 しばの‐りつざん柴野栗山】 江戸後期の儒学者。寛政の三博士の一人。名は邦彦。通称、彦助。高松の人。徳島藩儒から昌平黌しょうへいこう教官となり、松平定信に寛政異学の禁を建議。著「栗山文集」「冠服考証」など。(1736〜1807) ⇒しばの【柴野】 しば‐はし柴橋】 柴などの雑木でつくった橋。庭園の池などに架けるもの。 しばはま芝浜】 落語。芝の海岸で大金の入った財布を拾った男が、女房の機転でそれを夢と思い込み心を入れかえてまじめに働き、3年後真相を知る話。 しば‐はら芝原】 芝の生えた野原。 しば‐びき芝引】 ①太刀の鞘さやの覆輪ふくりんで、鞘尻の刃方はがたに伏せた金具。↔雨覆い。 ②火縄銃で、台座の先端。 しば‐びと柴人】 柴を刈り取る人。 しば‐ふ芝生】 芝の生えているところ。しばはら。しばち。 しば‐ぶえ柴笛】 シイ・カシ・南天またはマサキ・ツバキの若葉の縁を唇にあてて吹き鳴らすもの。夏目漱石、こゝろ「若い柔らかい葉を挘ぎ取つて芝笛を鳴らした」 しば‐ぶき柴葺き】 屋根を柴で葺くこと。また、その葺いた屋根。 しば‐ぶね柴舟(→)「しばのふね」に同じ。 しば‐べや柴部屋】 柴や炭・薪などを入れておく室。好色一代男7「―にしのびて物の陰より睨のぞけば」 しばまた柴又】 東京都葛飾区の一地区。1629年(寛永6)日忠が草創した題経寺があり、日蓮手刻といわれる帝釈天たいしゃくてんをまつり、庚申の日は賑わう。 柴又帝釈天 提供:東京都 しば‐み芝見】 (芝に伏し隠れて見る意)ひそかに敵情を探るもの。忍び物見。ふせかまり。 しば・みる屡見る】 〔他上一〕 しばしば見る。たびたび見る。万葉集10「あからひく色ぐはし子を―・みれば」 しば‐めか・す 〔他四〕 (→)「しばたたく」に同じ。日葡辞書「メヲシバメカス」

大辞林の検索結果 (3)

し-ば【死馬】🔗🔉

し-ば [0][1] 【死馬】 死んだ馬。

しば=の骨(ホネ)🔗🔉

――の骨(ホネ) 昔は大変すぐれていたが,現在は何の価値もないもののたとえ。

しば=の骨を買(カ)う🔗🔉

――の骨を買(カ)う 〔戦国策(燕策)〕 さして優秀でない者を優遇して,優秀な者が次第に集まって来るようにしむけることのたとえ。

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