しょう【湘】_シヤウ ①中国湖南省の別称。 ②湘江のこと。 ③相模国_{さがみのくに}の「相」を湘1に因んで書く。→湘南

しょう‐くん【湘君】_シヤウ‥ 中国の古伝説で、帝尭_ぎょうの二人の娘。姉を娥皇、妹を女英といい、共に舜に嫁し、舜が蒼梧で死ぬと、湘江に身を投じたという。また、娥皇を湘君、女英を湘夫人ともいう。一説に、湘君は湘山にまつる夫婦のうち男神をいう。湘江の神。

しょう‐ぐん【湘軍】_シヤウ‥ (主に湘人、すなわち湖南人で編制したからいう)太平天国の乱の際、曾国藩が湖南省の故郷で組織した義勇軍。湘勇ともいう。→郷勇_{きょうゆう}

しょう‐こう【湘江】_{シヤウカウ} (Xiang Jiang)中国湖南省東部を流れる川。広西チワン族自治区北東部に発源し、衡陽_こうよう・長沙を経て洞庭湖に注ぐ。全長817キロメートル。湘水。

しょう‐すい【湘水】_シヤウ‥ ^（→）湘江_{しょうこう}の別称。

しょうたん【湘潭】_シヤウ‥ (Xiangtan)中国湖南省東部、湘江中流に臨む工業都市。市西方の韶山_{しょうざん}は毛沢東の生地。人口70万8千(2000)。

しょう‐なん【湘南】_シヤウ‥ ①中国湖南省の洞庭湖に注ぐ湘江の南方一帯の景勝地の称。 ②(相模国南部の「相南」を1に因んで書く)相模湾沿岸地帯の称。葉山・逗子・鎌倉・茅ヶ崎・大磯などを含む。夏季は海水浴場多く、冬季は比較的温暖で京浜の避寒地。住宅地化がすすむ。 ⇒しょうなん‐でんしゃ【湘南電車】

しょうなん‐でんしゃ【湘南電車】_シヤウ‥ 東海道本線の東部を走る中距離電車の通称。 ⇒しょう‐なん【湘南】

しょう‐ゆう【湘勇】_シヤウ‥ ^（→）湘軍_{しょうぐん}の別称。

湘　字形 〔水（氵・氺）部9画／12画／3037・3E45〕 〔音〕ショウ〈シャウ〉(漢) [意味] 中国湖南省を流れる川の名。「湘江・湘君・湘_{しょうしょう}八景」 ▷日本で、相模_さがみ国の海岸地帯をいう。「湘南」

しょう-くん シヤウ― 【湘君】 古代中国の女神。尭帝の二人の娘娥皇・女英がともに舜の妃となったが，舜の没後その死を悲しんで，湘水に投身し，水神になったものという。

しょう-ぐん シヤウ― [0] 【湘軍】 ⇒湘勇(シヨウユウ)

しょう-こう シヤウカウ 【湘江】 中国，湖南省の東部を流れる河川。広西チワン族自治区の北部に源を発し，北流して洞庭湖に注ぐ。流域に衡陽・湘潭(シヨウタン)・長沙などの都市がある。長さ1150キロメートル。湘水。シアン-チアン。

しょう-すい シヤウ― 【湘水】 ⇒湘江(シヨウコウ)

しょうなん シヤウナン 【湘南】 神奈川県相模(サガミ)湾沿岸一帯の地域の称。鎌倉・逗子・葉山・大磯などを含む。温暖な気候と長い海岸線に恵まれ，京浜地区の住宅地・行楽地。

しょうなん-こうかだいがく シヤウナンコウクワ― 【湘南工科大学】 私立大学の一。1963年（昭和38）相模工業大学として設立，90年（平成2）現名に改称。本部は藤沢市。

しょう-ゆう シヤウ― 【湘勇】 太平天国平定のため，1853年曾国藩(ソウコクハン)が郷里の湖南省湘郷県で組織した義勇軍。湘軍。