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広辞苑の検索結果 (23)

とか・す【溶かす】🔗🔉

とか・す溶かす】 〔他五〕 とけるようにする。 ㋐ある液体に他の物質を入れて均一な液体とする。溶解させる。「砂糖を―・す」 ㋑(「熔かす」「鎔かす」とも書く)加熱するなどして固体を液状にする。融解する。「氷を―・す」「鉄鉱を―・す」

と・く【溶く・融く・熔く・鎔く】🔗🔉

と・く溶く・融く・熔く・鎔く】 (「解く」と同源) [一]〔他五〕 液体に他の物質をまぜて均一な液体をつくる。「アルコールを水に―・く」「卵を―・く」 [二]〔自下二〕 ⇒とける(下一) ◇「熔」「鎔」は、金属を液状にする場合に使う。

と・ける【溶ける・融ける・熔ける・鎔ける】🔗🔉

と・ける溶ける・融ける・熔ける・鎔ける】 〔自下一〕[文]と・く(下二) ①融解する。固体・固形物が液状になる。源氏物語末摘花「朝日さす軒の垂氷は―・けながら」。「雪が―・ける」 ②液体に他の物質がまざって均一な液体になる。「食塩は水に―・ける」 ◇「解ける」とも書く。「熔」「鎔」は、金属の場合に使う。

よう‐か【熔化・溶化】‥クワ🔗🔉

よう‐か熔化・溶化‥クワ 火にかけてとかし、状態を変化させること。または、火気のためにとけて形の変わること。

よう‐かい【熔解・鎔解・溶解】🔗🔉

よう‐かい熔解・鎔解・溶解】 固体が、熱によってとけて液状となること。熔融。融解。 ⇒ようかい‐ろ【溶解炉・熔解炉】

ようかい‐ろ【溶解炉・熔解炉】🔗🔉

ようかい‐ろ溶解炉・熔解炉】 金属を溶融する炉の総称。溶銑炉(キューポラ)・坩堝るつぼ炉・回転炉・反射炉・平炉・転炉・電気炉などがある。 ⇒よう‐かい【熔解・鎔解・溶解】

ようこう‐ろ【溶鉱炉・熔鉱炉】‥クワウ‥🔗🔉

ようこう‐ろ溶鉱炉・熔鉱炉‥クワウ‥ 製鉄および製鈹せいひに用いる、耐火煉瓦で築いた円筒状の高く大きい炉。鉱石・コークス・融剤を炉頂から投入し、炉底から熱風を吹き込み、コークス中で加熱すれば、溶融した金属は、鉄の場合は銑鉄、銅の場合は鈹かわとなって、比重差でスラグ(鉱滓こうさい)から分離され、炉の下底に溜まる。製鉄に用いるものを高炉という。

よう‐さい【溶滓・熔滓】🔗🔉

よう‐さい溶滓・熔滓】 (ヨウシとも)(→)スラグに同じ。

よう‐ざい【溶剤・熔剤】🔗🔉

よう‐ざい溶剤・熔剤】 (flux) ①工業の分野で、物質を溶かすのに用いる液体。アルコール・ガソリンなど。 ②(→)融剤に同じ。 ③鑞付ろうづけ・溶接などで酸化を防ぐために用いる媒剤。硼砂ほうしゃの類。

よう‐し【溶滓・熔滓】🔗🔉

よう‐し溶滓・熔滓】 (ヨウサイとも)(→)スラグに同じ。

ようせい‐りんぴ【熔成燐肥・溶成燐肥】🔗🔉

ようせい‐りんぴ熔成燐肥・溶成燐肥】 燐鉱石に適当な鉱石を加えて加熱し、溶融または焼成して製造する燐酸肥料。塩基性で、火山灰地や老朽化水田に有効。

よう‐せつ【溶接・熔接】🔗🔉

よう‐せつ溶接・熔接】 二つの金属の接合部を加熱溶融あるいは加圧して、結合する方法。鑞付ろうづけを含めることもある。外部から圧力を加えるものを圧接、加えないものを溶融溶接(融接)という。後者にはアーク溶接・ガス溶接・テルミット溶接などがある。ガラス・プラスチックなどにもいう。 ⇒ようせつ‐ぼう【溶接棒・熔接棒】

ようせつ‐ぼう【溶接棒・熔接棒】‥バウ🔗🔉

ようせつ‐ぼう溶接棒・熔接棒‥バウ アーク溶接・ガス溶接で、母材の接合部に溶融・添加される棒状の填充材。電気用とガス用とに分かれるが、普通は前者をいう。 ⇒よう‐せつ【溶接・熔接】

よう‐せん【溶銑・熔銑】🔗🔉

よう‐せん溶銑・熔銑】 銑鉄をとかすこと。とけた銑鉄。 ⇒ようせん‐ろ【溶銑炉・熔銑炉】

ようせん‐ろ【溶銑炉・熔銑炉】🔗🔉

ようせん‐ろ溶銑炉・熔銑炉】 鋳鉄を溶融する簡単な炉。材料は炉頂から投入し、装入後点火送風し、とけた地金は底部から出る。固定式・開底式・湯溜式に分かれる。こしき。キューポラ。 ⇒よう‐せん【溶銑・熔銑】

よう‐ばい【熔媒】🔗🔉

よう‐ばい熔媒】 釉うわぐすりを熔け易くするために加える熔剤。日本では木灰・石灰を用いる。

よう‐や【熔冶】🔗🔉

よう‐や熔冶】 金属をとかして鋳ること。

よう‐れん【熔錬・溶錬】🔗🔉

よう‐れん熔錬・溶錬】 溶解・精錬すること。

よう‐ろ【熔炉・溶炉】🔗🔉

よう‐ろ熔炉・溶炉】 金属を溶かす炉。

よう‐わ【熔和】🔗🔉

よう‐わ熔和】 金属をとかして混和すること。金属がとけてまざること。

[漢]熔🔗🔉

 字形 〔火(灬)部10画/14画/4548・4D50〕 〔音〕ヨウ(漢) 〔訓〕とける・とかす [意味] 火熱でとける・とかす。「熔岩・熔解・熔剤・熔接・熔融・熔鉱炉」 ▷[鎔]が正字。「溶」は、水にとかす意であるが、この字を「熔」「鎔」の現代表記として用いる。

大辞林の検索結果 (10)

よう-か【溶化・熔化】🔗🔉

よう-か ―クワ [0] 【溶化・熔化】 (名)スル 熱してとかすこと。熱でとけること。「玻質を―すべき火炉/新聞雑誌 45」

よう-かい【熔解・鎔解】🔗🔉

よう-かい [0] 【熔解・鎔解】 (名)スル 固体が加熱により液体状態になること。溶融。融解。

よう-がん【溶岩・熔岩】🔗🔉

よう-がん [1][0] 【溶岩・熔岩】 地下深部のマグマが地表に噴出し,流動している溶融体。また,それが冷却・固結してできた火山岩。ラバ。

ようせい-りんぴ【溶成燐肥・熔成燐肥】🔗🔉

ようせい-りんぴ [5] 【溶成燐肥・熔成燐肥】 リン鉱石を他の材料とともに加熱溶解して製造したリン酸肥料。土壌改良材として広く用いられる。

よう-せつ【溶接・熔接】🔗🔉

よう-せつ [0] 【溶接・熔接】 (名)スル 金属・ガラス・プラスチックなどの接合で,その部位を溶かして継ぎ合わせること。電気溶接(アーク溶接・抵抗溶接)・ガス溶接などがある。

よう-ちゃく【溶着・熔着】🔗🔉

よう-ちゃく [0] 【溶着・熔着】 (名)スル 溶接あるいは高温で加熱して接着させること。

よう-ゆう【溶融・熔融】🔗🔉

よう-ゆう [0] 【溶融・熔融】 (名)スル 「融解(ユウカイ)」に同じ。「銅が―する」

よう-れん【溶錬・熔錬】🔗🔉

よう-れん [0] 【溶錬・熔錬】 鉱石を溶鉱炉その他の炉で溶融・還元して粗金属を得る操作。

よう-ろ【溶炉・熔炉】🔗🔉

よう-ろ [1] 【溶炉・熔炉】 金属をとかす炉。

よう-わ【溶和・熔和】🔗🔉

よう-わ [0] 【溶和・熔和】 (名)スル 金属をとかしてまぜること。金属がとけてまざること。

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