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広辞苑の検索結果 (3)

キンマ【蒟醤】🔗🔉

キンマ蒟醤】 ①(「本草啓蒙」「和訓栞」に蛮語とあり、タイ語またはビルマ語の転訛)マレーシア原産のコショウ科の常緑蔓性低木。コショウに似る。葉は大きな心臓形で、先端はとがり、光沢がある。夏、黄色の細花を開き、液果を結ぶ。雌雄異株。葉・根・種子を健胃・去痰きょたん薬とする。その葉を採って檳榔子びんろうじ・石灰とともに噛んで嗜好品とする。 ②蒟醤手の略。 ⇒キンマ‐で【蒟醤手】 ⇒キンマ‐ぬり【蒟醤塗】

キンマ‐で【蒟醤手】🔗🔉

キンマ‐で蒟醤手】 キンマの葉を入れるのに用いる舶来の漆器。茶道具として珍重される。キンマ。 ⇒キンマ【蒟醤】

キンマ‐ぬり【蒟醤塗】🔗🔉

キンマ‐ぬり蒟醤塗】 竹で編んだ素地に漆下地を施し、数回漆を塗り、これに模様を線彫して種々の彩漆いろうるしを塗り込み、研ぎ出して仕上げた塗物。タイ・ミャンマーに産し、日本では讃岐の玉楮象谷たまかじぞうこくが発展させた。讃岐キンマ。→象谷塗 ⇒キンマ【蒟醤】

大辞林の検索結果 (3)

キンマ【蒟醤】🔗🔉

キンマ [1] 【蒟醤】 〔東南アジアの言語に由来すると考えられる〕 (1)コショウ科のつる性半低木。葉は芳香があり,心臓形で革質。花穂は尾状で下垂し,黄白色の花を密生する。雌雄異株。マレーシア原産で,インドから東南アジアに広く栽培される。同地方の住民は,この木の葉で石灰とビンロウの果実を包み,かんで口中の清涼剤とする。 (2)タイ・ミャンマーに産する漆器。竹で編んだ素地に漆を塗り,これに模様を線彫し,色漆を詰めて研ぎ出したもの。近世に日本に伝わり,小さなものは香合として茶人に珍重された。江戸末期,四国高松の玉楮象谷(タマカジゾウコク)がこれに模して制作した。 →象谷塗

キンマ-で【蒟醤手】🔗🔉

キンマ-で [0][3] 【蒟醤手】 キンマの葉を入れるのに使う舶来の漆器。また,それを模したもの。色漆で美しい模様が描いてある。キンマ。

キンマ-ぬり【蒟醤塗】🔗🔉

キンマ-ぬり [0] 【蒟醤塗】 (1)「キンマ(蒟醤){(2)}」に同じ。 (2)「象谷(ゾウコク)塗」に同じ。

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